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26 【ステータス】をチョイとね
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さてさて。
ペットボトルを回収して、キナコさんの【ステータス】をチョイチョイと改ざんしますか。
名前 キナコ
種族 獣人族
年齢 1歳
職業 ??
Lv 3
スキル 【言語翻訳】【野生の勘】【おねだり】【健康維持】【アイテムボックス】
魔法 【生活魔法】【回復魔法(大)】
称号 【転生者(猫)】
加護 【獣神の加護】
状態 獣化
まず、ここの世界に普通の猫はいるのかな?
『※その認識でOKです』
よし。
んじゃ、種族は猫でOKかな?
『※その認識でOKです』
んじゃ、職業も消して大丈夫かな?
……ダメかな?
『※その認識でOKです』
「ダメかぁ……異世界の猫は働く定めらしいぞ」
「にゃう?!」
驚くよなぁ…
あっ、もしかして『~さん家の猫』とかのカテゴリーか?
『※その認識でOKです』
んじゃ、ソブルの猫でもいけるのか?
『※その認識でOKです』
よしよし。
レベルまではOKかな?
『※その認識でOKです』
うん。
認識先生も細かなOKをくれるので、今回はとても助かります。
んじゃスキルだ。
パッと見て、ヤバいスキル……【言語翻訳】と【アイテムボックス】は隠した方がいいな。
『※その認識でOKです』
魔法は丸ごと隠す感じか?
『※その認識でOKです』
称号と加護も丸ごとの方がいいかな?
『※その認識でOKです』
状態は、健康なら表記されないんだったか……
『※その認識でOKです』
う~ん……丸ごと隠したら何かあった時に困るな……
よし。
嘘情報を書き込んでおくか。
虚弱とかなら、成長が遅いのも誤魔化せそうだもんな。
『※その認識でOKです』
名前 キナコ
種族 猫※
年齢 1歳
職業 ソブルの猫
Lv 3
スキル (【言語翻訳】)【野生の勘】【おねだり】【健康維持】(【アイテムボックス】)
( 魔法 【生活魔法】【回復魔法(大)】)
(称号 【転生者(猫)】)
( 加護 【獣神の加護】)
状態 (獣化)虚弱※
……このさ、嘘情報の所に付いてる※印なんだけども。
【鑑定】とかに引っ掛からない?バレない?
他の人には分からないって事?
『※その認識でOKです』
安心したわ……
「終わったぞ、キナコ……っ?!」
目茶苦茶険しい顔でこっちを見てる??
あっ、そう言えば……ほぼ無言でやってたな……
しかもアレだ……不審な言葉残して黙ってしまったもんな……
「す……すまん、キナコ。働かなくとも大丈夫らしいからな?それに安全策を考えたから、キナコも確認してくれ」
「にゃ~~~~」
低い……声が低いにゃあが来たぞ?
超不機嫌で物申す時のにゃあじゃないか?
「返事が怖いぞ?可愛い声が聴きたいんだが?」
「くるる、くるる、くるる」
「いや、はい。すいませんでした。申し訳ないです」
「くるる。フスンッ」
なんか、目茶苦茶怒られたっぽい……ほんと、ごめん。
あっ、あれか……声に出して言ってなかったな。
しかも、キナコ的には、とんでも無い情報を放出した後で無言になったって事か……
「いや、本当にごめんなキナコ?なんか、俺の脳内でOKを出す認識さんがいてな?そっちに集中してしまったんだ……これからキナコが危ない目に遭わない様に、ついな?力が入ってしまってな?」
「フスンッ……にゃ」
仕方ねぇなぁ~な感じで許してくれたらしい。
機嫌が治ったので、すぐ【ステータス】の説明だ。
謎仕様により、キナコにも画面を見せる事ができたのだが……
「あっ……キナコ、画面は邪魔だったか……?」
猫のキナコに文字画面を共用する俺。
絵面がおかしい。
前世で◯Padを共用した時も思ったけど。
猫にとったら『ナニ、ソレ、オイシイ ノ?』的な?
その割りには、俺が寝落ちしてると、LI◯Eを開いて悪友に電話かけてたし……
『もしも~し……?……キナコ?えっ?おいっ!ちょっ?! キナコが電話かけてきてるぞっ!? マジで!? おいっ!キナコ、アイツはどうしたんだ!? キナコ!? キナコ?!』
動画付き通話をして、慌てる悪友を見てたらしい。
慌てた悪友が、30分後に訪ねて来たりもしたよ。
……脱力してたなぁ。
猫のカテゴリーに入らないキナコ。
そのキナコからの電話。
何かあったと慌てたらしい。
結果イタズラだったとわかったんだがな。
普通、イタズラの方が確率高いよなぁ~って笑い話になったんだよな。
けど、俺達は確信犯だと思ってたが。
「んにゃ?」
「ん?どうした?」
「にゃっ……(ポフッポフッ)」
「あぁ……それな」
キナコが手で示したのは、スキル【健康維持】と状態の虚弱。
「スキルあるのに虚弱ってのが変な感じだろうけどな。スキルがあるお陰で虚弱を抑え込んでるってやつでいけると思うんだ」
「にゃう?」
「考えてもみろよ。獣人と普通の猫の成長度合いを」
「にゃ……にゃん」
「キナコが大きくなった辺りで虚弱を外す予定だからな」
「にゃん」
「他にもなんかあるか?」
「にゃん」
「そっか」
後はいいらしい。
賢いなぁ~うちのキナコは。
字まで読める様になるなんてなぁ。
……元から読めてないよな?
猫のカテゴリーに当てはまらない猫。
それがキナコなのだ。
ペットボトルを回収して、キナコさんの【ステータス】をチョイチョイと改ざんしますか。
名前 キナコ
種族 獣人族
年齢 1歳
職業 ??
Lv 3
スキル 【言語翻訳】【野生の勘】【おねだり】【健康維持】【アイテムボックス】
魔法 【生活魔法】【回復魔法(大)】
称号 【転生者(猫)】
加護 【獣神の加護】
状態 獣化
まず、ここの世界に普通の猫はいるのかな?
『※その認識でOKです』
よし。
んじゃ、種族は猫でOKかな?
『※その認識でOKです』
んじゃ、職業も消して大丈夫かな?
……ダメかな?
『※その認識でOKです』
「ダメかぁ……異世界の猫は働く定めらしいぞ」
「にゃう?!」
驚くよなぁ…
あっ、もしかして『~さん家の猫』とかのカテゴリーか?
『※その認識でOKです』
んじゃ、ソブルの猫でもいけるのか?
『※その認識でOKです』
よしよし。
レベルまではOKかな?
『※その認識でOKです』
うん。
認識先生も細かなOKをくれるので、今回はとても助かります。
んじゃスキルだ。
パッと見て、ヤバいスキル……【言語翻訳】と【アイテムボックス】は隠した方がいいな。
『※その認識でOKです』
魔法は丸ごと隠す感じか?
『※その認識でOKです』
称号と加護も丸ごとの方がいいかな?
『※その認識でOKです』
状態は、健康なら表記されないんだったか……
『※その認識でOKです』
う~ん……丸ごと隠したら何かあった時に困るな……
よし。
嘘情報を書き込んでおくか。
虚弱とかなら、成長が遅いのも誤魔化せそうだもんな。
『※その認識でOKです』
名前 キナコ
種族 猫※
年齢 1歳
職業 ソブルの猫
Lv 3
スキル (【言語翻訳】)【野生の勘】【おねだり】【健康維持】(【アイテムボックス】)
( 魔法 【生活魔法】【回復魔法(大)】)
(称号 【転生者(猫)】)
( 加護 【獣神の加護】)
状態 (獣化)虚弱※
……このさ、嘘情報の所に付いてる※印なんだけども。
【鑑定】とかに引っ掛からない?バレない?
他の人には分からないって事?
『※その認識でOKです』
安心したわ……
「終わったぞ、キナコ……っ?!」
目茶苦茶険しい顔でこっちを見てる??
あっ、そう言えば……ほぼ無言でやってたな……
しかもアレだ……不審な言葉残して黙ってしまったもんな……
「す……すまん、キナコ。働かなくとも大丈夫らしいからな?それに安全策を考えたから、キナコも確認してくれ」
「にゃ~~~~」
低い……声が低いにゃあが来たぞ?
超不機嫌で物申す時のにゃあじゃないか?
「返事が怖いぞ?可愛い声が聴きたいんだが?」
「くるる、くるる、くるる」
「いや、はい。すいませんでした。申し訳ないです」
「くるる。フスンッ」
なんか、目茶苦茶怒られたっぽい……ほんと、ごめん。
あっ、あれか……声に出して言ってなかったな。
しかも、キナコ的には、とんでも無い情報を放出した後で無言になったって事か……
「いや、本当にごめんなキナコ?なんか、俺の脳内でOKを出す認識さんがいてな?そっちに集中してしまったんだ……これからキナコが危ない目に遭わない様に、ついな?力が入ってしまってな?」
「フスンッ……にゃ」
仕方ねぇなぁ~な感じで許してくれたらしい。
機嫌が治ったので、すぐ【ステータス】の説明だ。
謎仕様により、キナコにも画面を見せる事ができたのだが……
「あっ……キナコ、画面は邪魔だったか……?」
猫のキナコに文字画面を共用する俺。
絵面がおかしい。
前世で◯Padを共用した時も思ったけど。
猫にとったら『ナニ、ソレ、オイシイ ノ?』的な?
その割りには、俺が寝落ちしてると、LI◯Eを開いて悪友に電話かけてたし……
『もしも~し……?……キナコ?えっ?おいっ!ちょっ?! キナコが電話かけてきてるぞっ!? マジで!? おいっ!キナコ、アイツはどうしたんだ!? キナコ!? キナコ?!』
動画付き通話をして、慌てる悪友を見てたらしい。
慌てた悪友が、30分後に訪ねて来たりもしたよ。
……脱力してたなぁ。
猫のカテゴリーに入らないキナコ。
そのキナコからの電話。
何かあったと慌てたらしい。
結果イタズラだったとわかったんだがな。
普通、イタズラの方が確率高いよなぁ~って笑い話になったんだよな。
けど、俺達は確信犯だと思ってたが。
「んにゃ?」
「ん?どうした?」
「にゃっ……(ポフッポフッ)」
「あぁ……それな」
キナコが手で示したのは、スキル【健康維持】と状態の虚弱。
「スキルあるのに虚弱ってのが変な感じだろうけどな。スキルがあるお陰で虚弱を抑え込んでるってやつでいけると思うんだ」
「にゃう?」
「考えてもみろよ。獣人と普通の猫の成長度合いを」
「にゃ……にゃん」
「キナコが大きくなった辺りで虚弱を外す予定だからな」
「にゃん」
「他にもなんかあるか?」
「にゃん」
「そっか」
後はいいらしい。
賢いなぁ~うちのキナコは。
字まで読める様になるなんてなぁ。
……元から読めてないよな?
猫のカテゴリーに当てはまらない猫。
それがキナコなのだ。
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