落花流水記

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〈七〉 ★

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「あっ、そこ、は……、っ」

 口づけてただ指をしゃぶっただけで関係のないはずの秘所はすでに濡れている。毎晩のようにスタンレーに媚薬を塗られ快楽を教え込まれたそこはぐずぐずに蕩けていて

――ああ、なんてはしたない。

 自分で自分が恥ずかしくてならない。しかし羞じらっている場合ではなかった。男の舌が尖ってさやから頭をもたげた豆つぶをれろれろと撫でる。体がおののき視界にぱちぱちと火花が飛ぶ。

「ひ、っあ、――っ」

 慌てて両手で口を塞ぎ喘ぎを抑える。

「んっ、んんんんんんっ!」

 プリシラは体をがくがくと震わせながらのぼりつめた。
 す、り。
 衣擦れが聞こえてきた。ゆっくりと立ち上がった男が、テーブルに上体を預け荒く息をつくプリシラに覆い被さる。両脚の間に
 にゅ、く。
 太く硬く禍々まがまがしいくらい大きな塊が差し込まれた。ほころびしとどに濡れた陰唇の間をゆっくりゆっくりと前後する。プリシラは片手で口を押さえた。

「待、って……、まだ、っぁ、ん」
「声を、聞かせて」
「んんんんっ、……っあ」

 力なく頭を振るプリシラの手を退け、男は震える唇に太い指をくわえさせた。

「ここにいるのはきみと俺だけだ。だからもっと――」

 頂きから降りられずそのままの秘所が蜜をこぼしながら男の肉棒をじゅぶじゅぶとはしたない音を立ててしゃぶる。大きくふくらんだ肉棒の頭が蜜にまみれた豆つぶをなぶるのが焦らされているようでもどかしい。

「くださ、い……あなたの、お種を……」

 羞恥で顔が熱い。ちらと振り返ると男も赤くなっていた。見つめ合う。

「はや、く、……早く、ぅ……っん」

 みち。ぎち。ち。
 大きなものが体をこじ開け入ってくる。喜びとともに迎え容れているはずなのに

「ん、っぁ、あああぁっ」

 苦しい。

「痛、い?」
「い、いえ、痛く、ありません。だからお願、い、奥まで……、っん」

 男の体の大きさはスタンレーと同じくらいのはずだが、やはり彼の指とは比べものにならない。熱く大きな塊はプリシラの体内を掘削するようにみちみちと小刻みに前後しながら進み、やがて

「…………っ」

 最奥さいおうにたどり着いた。振り向いたプリシラに男が口づける。夢中になって舌を絡ませ合ううちに秘所の奥が肉棒となじんできた。
 にゅ、く。にゅぷ。
 男がゆっくりと腰をつかいはじめる。

「ああ……」

 苦しい。でも、苦しいだけではない。
 毎晩媚薬で快楽を教え込まれ淫らに変化した自分の体を厭い憎んでいたけれど、恋する相手に貫かれるのは幸せだと知った。
 ぎゅ。
 後ろから覆い被さる男の大きな手がプリシラの手と重なり、指が絡む。とん、とんとノックされて粘膜が縋りつくように肉棒を締め、秘所の最奥が蕩けた。

「愛して、います、あなたを」

 ゆるされなくていい。一度だけ、たった一度だけ。
 律動が速く激しくなる。うめきとともにぜる男の欲望を喜びとともにプリシラは受けとめた。

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