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信長と美女
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目を覚ますとそこは信長にとってはまるで異世界であった。
馬より早く走る4輪の箱、城より数倍は高いであろう建造物、見た事もない装飾をした人間達。
その人間達は何やら四角い板のようなものを信長に向けて「カシャカシャ」と音を立てている。
「何なんだここは?ワシはここで何をしている?いや?何をされているのだ?」
あまりの出来事に混乱した頭で何も考えられずにいると1人の男が声かけてきた。
「警察です。貴方、ここで何をしてるんですか?その格好を見ると何かの撮影ですかね?許可は取っていますか?」
信長は混乱した頭にまた訳のわからない事を聞かれたが、刹那冷静になり情報を集めなければと頭を切り替えた。
「我は尾張藩主、織田信長である。合戦の最中ゆえ甲冑を着るの当然。そなたこそ何者ぞ!ここは一体どこなのか。」
信長が言い終えると警官は「ふぅ」とため息つき言葉を発した。
「織田さんね、、ここは日本で合戦なんてここ何百年も起きていないし、貴方が腰に付けている刀、もしや本物じゃないですよね?模造刀だとしても銃刀法違反に当たります。署までご同行お願いします。」
そう言い終わると織田の手を引っ張り何処かに連れていかれそうになった。
「や、やめよ!我を織田信長と知った上での狼藉か!」
信長は警官の腕を払い、腰にかけている刀に手をやり、抜刀の型をとった。
「抵抗するな!」
警官は抜刀の型を取る信長に対し、応戦しようと拳銃を信長に向けている。
「きゃーーーー」
その緊迫感から周囲にいたギャラリーは悲鳴を上げながら散り散りになっていった。
そんな中、長い髪を後ろで束ね、淡い色の着物を着た1人の女が間に割って入ってきた。
「御二方ともおやめ下さい。」
割って入った男の顔を見た警官が言葉を発した。
「あ、、明智さん、、、」
「明智、、だと」
警官の発した言葉に信長は自身の耳を疑った。
「長門さん、この方は私の知人で、私の師でもある。私に免じここは穏便に済ませてはいただけませんか?警視長には私から話を通します。」
明智は警官の名を呼び諭すようにそう言うと、長門警官はまた、ため息を一つ付き言葉を発した。
「明智さんがそこまで言うなら、、」
その言葉を聞いた明智は一言
「感謝します」
信長は何が何だか全くわからない状態であったが、流石は天下布武を寸前まで成し遂げた者。この状況下で、目の前に大敵、明智を名乗る者がいて、観たこともない世界に来てもなお、冷静に状況を把握すべく2人のやりとりを固唾を飲んで観ていた。
そして、この判断はこれから全ての真実を知る事になる。
馬より早く走る4輪の箱、城より数倍は高いであろう建造物、見た事もない装飾をした人間達。
その人間達は何やら四角い板のようなものを信長に向けて「カシャカシャ」と音を立てている。
「何なんだここは?ワシはここで何をしている?いや?何をされているのだ?」
あまりの出来事に混乱した頭で何も考えられずにいると1人の男が声かけてきた。
「警察です。貴方、ここで何をしてるんですか?その格好を見ると何かの撮影ですかね?許可は取っていますか?」
信長は混乱した頭にまた訳のわからない事を聞かれたが、刹那冷静になり情報を集めなければと頭を切り替えた。
「我は尾張藩主、織田信長である。合戦の最中ゆえ甲冑を着るの当然。そなたこそ何者ぞ!ここは一体どこなのか。」
信長が言い終えると警官は「ふぅ」とため息つき言葉を発した。
「織田さんね、、ここは日本で合戦なんてここ何百年も起きていないし、貴方が腰に付けている刀、もしや本物じゃないですよね?模造刀だとしても銃刀法違反に当たります。署までご同行お願いします。」
そう言い終わると織田の手を引っ張り何処かに連れていかれそうになった。
「や、やめよ!我を織田信長と知った上での狼藉か!」
信長は警官の腕を払い、腰にかけている刀に手をやり、抜刀の型をとった。
「抵抗するな!」
警官は抜刀の型を取る信長に対し、応戦しようと拳銃を信長に向けている。
「きゃーーーー」
その緊迫感から周囲にいたギャラリーは悲鳴を上げながら散り散りになっていった。
そんな中、長い髪を後ろで束ね、淡い色の着物を着た1人の女が間に割って入ってきた。
「御二方ともおやめ下さい。」
割って入った男の顔を見た警官が言葉を発した。
「あ、、明智さん、、、」
「明智、、だと」
警官の発した言葉に信長は自身の耳を疑った。
「長門さん、この方は私の知人で、私の師でもある。私に免じここは穏便に済ませてはいただけませんか?警視長には私から話を通します。」
明智は警官の名を呼び諭すようにそう言うと、長門警官はまた、ため息を一つ付き言葉を発した。
「明智さんがそこまで言うなら、、」
その言葉を聞いた明智は一言
「感謝します」
信長は何が何だか全くわからない状態であったが、流石は天下布武を寸前まで成し遂げた者。この状況下で、目の前に大敵、明智を名乗る者がいて、観たこともない世界に来てもなお、冷静に状況を把握すべく2人のやりとりを固唾を飲んで観ていた。
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