6 / 37
5
しおりを挟む
昼飯を食べ終わってから、なにかしたいことがあるかと聞かれた俺は、ちょうど昨日リンスタで欲しい新作グッズが投稿されていたのを思い出した。
その雑貨屋がこの駅ビル内にあるのだ。
ダメ元で言ってみれば、中条は二つ返事で承諾してくれた。
「ありがとな、付き合ってくれて」
目当ての物をゲットした俺は気分がいい。隣を歩く中条からは、どういたしまして、と笑顔が返ってきた。
「中条って、やっぱ色々と慣れてるのなー」
中条は、女性客しかいないファンシーな雑貨屋に躊躇う様子もなければ、俺が物色している間も文句一つ言わずに待ってくれた。
それどころか、中条も一緒になって店内を楽しんでいる様子だったおかげで、俺も気兼ねすることなく見て回れた。それが、彼の素なのか気遣いなのか、俺には判断がつかない。
俺の言葉に彼は「なにが?」と振り向いた。
「デート」
「あぁ」
否定しないんだな。
まぁ、このレベル(どのレベル)になると否定したところで謙遜通り越して嫌味だもんな。
「なんで彼女作らないの?」
俺は、ずっと気になっていたことを聞いてみた。高校に入ってから耳にする、女子の会話に頻出する「中条佑太朗」は、いつでも「みんなの佑太朗くん」だった。誰とでも仲がいい彼の周りには、いつでも可愛い女子が群がると言うのに。
「彼女にしたいなーって思える子に出会えなかったから、かな?」
「うわ、理想高すぎ」
「ははっ、まぁそうなるか。でも、俺の理想は目の前にいるんだけど?」
「いや、俺男だから」
「知ってるって」
いや、なんか、ホント男でごめんって思った。
「あ、片瀬」
「え?」
突然、ぐい、と腕を引っ張られた。
よろけるように中条に肩がぶつかるも、それをやさしく受け止めてくれたのはやっぱり中条の手だった。
軽く抱きしめられて、ふわりと香るフレグランス。
柔軟剤か香水か、どっちだろうと一瞬考えるも、目の前に中条の口元が見えたことで、どこかへ飛んでいく。あまりの近さに心拍数があがった。
「ちゃんと前みて歩けよなぁ」
がやがやと通り過ぎていく男女数人の大学生っぽいグループの背中に向かって中条がぼやく。その声が、触れた体から振動として伝わってきて、どうにかなりそうだった。
「ご、ごめん、ぼーっとしてた」
「片瀬じゃなくて、あいつらだよ。あ、一回どっかで休憩するか」
中条は、さりげなく俺の手を取ると、なんか小腹に入れたいなーとのんきな事を言いながら歩き出す。
俺よりも一回り大きな、中条の手は、確かに男の手でごつごつとしている。そして、手の中で俺の手を持ち替えて指を絡めてきた。
そのあまりにも自然な動作に、俺はされるがまま。すっかり抵抗するタイミングを逃してしまうも、現実が俺を正気に戻す。
「ちょっ、な、中条! 手!」
「あ、嫌だった?」
バッと振り向いた中条は、その整った顔を悲壮に歪めている。そんなあからさまに落ち込まれるのは、こちらとしてもなかなかしんどいものがある。
「やだっていうか……、誰かに見られたらどーすんだよ!」
「俺は別にどうもしないけど? 片瀬が嫌じゃなければつなぎたい」
「つなぎたいって……、俺たち男同士じゃん」
「大丈夫だって、どっからどう見ても片瀬は女にしか見えないから」
そういうことを言っているんじゃないんだけど……。
ニカッと笑顔を向けられてしまえばなにも言えなくなるってもんだ。
はぁ、俺、今気づいた。
イケメンに弱いんだ。
*
帰宅したのは、夕方6時前。
日が長くなったとは言え、家に着く頃には空は薄暗く街灯に灯りがついていた。母親のおかえりーという声から逃げるように俺は自室へ向かい、後ろ手で閉めたドアに背中を預けるとずるずるとその場に座り込んだ。
顔が、熱い。心臓が、うるさい。
なんだこれ。
自分の体が言うことをきかない。
あいつは、今頃駅に着いた頃だろうか、とついさっき俺の家の前で別れたばかりの中条を思い出す。カフェで休憩して、スイーツを半分こして、たくさん喋ってたら、遅くなって、時間が遅いから送っていくと引かないあいつに折れる形で家まで送ってもらった。
俺、男なのに。
当たり前のようにリードされて、手をつながれて、守られて、笑顔を向けられて……。
まるで彼女にするみたいに大切に扱われて、なんか頭が錯覚したんだきっと。
恋愛慣れしてない超初心者が、熟練の師範クラスのやつに敵うわけがないんだきっと。
だから大丈夫だ。
なにが大丈夫でなにが大丈夫じゃないかわからないのに、俺は自分に大丈夫と言い聞かせる。
「尊、入るよー」
「いてッ」
返事を待つ気のない姉ちゃんが、ドアを開けたせいで俺の背中が押された。慌てて立ち上がった俺を見て「なにしてんの、そこで」と呆れた顔をした。
「べつに」
「やだぁ、べつにとか、反抗期じゃあるまいし。今日朝からお支度してあげたお姉さまに言うセリフぅ?」
「うっ」
それを言われてしまえば、もうなにも言えない俺は、素直にすみませんと謝る。姉ちゃんはずかずかと部屋に入ってきてベッドに座った。俺の部屋に来た理由は一つしかない。
「俺今帰ってきたばっかりなんだけど」
一息つく間もくれないのか、とスマホや財布をジーンズのポケットから抜き取りテーブルの上に放り投げた。それから、被ってるかつらやつけているアクセサリーを一つひとつ外していく。ウィッグネットで押さえつけられた頭は汗ばんでいて気持ち悪いから早く取ってしまいたかった。こんな思いをするなら地毛を伸ばすのもありか、と一瞬思った自分をぶん殴りたい。
「待ってたんだもーん。――で、どうだったの、デート」
ぶっちゃけ、すんげぇ楽しかった。
なんて、言えるわけねぇ!
「どうもしねぇよ。普通だ普通」
「普通ってなによ、普通に楽しかったってこと? それとも退屈だった?」
どうにも掘り下げたいらしい姉ちゃんに、俺は今日買った紙袋の中の物を取り出して渡す。
「ぎゃっ! なにコレ! おにかわじゃん」
「好きだろそれ」
頭に角を生やした癒し系キャラクター「おにかわ」のキャラクターがデザインされたネイルチップだ。雑貨屋で見かけて買っておいて正解だった。
「やーん、さすが私の妹!」
「誰が妹だ」
俺の頭をぎゅっと抱きしめてくる姉ちゃんを腕で押しのける。無駄にデカい胸のせいで窒息しそうだ。
「それで? 国宝級イケメンの中条くんは、どういうつもりなんだったの?」
「――あ……」
その雑貨屋がこの駅ビル内にあるのだ。
ダメ元で言ってみれば、中条は二つ返事で承諾してくれた。
「ありがとな、付き合ってくれて」
目当ての物をゲットした俺は気分がいい。隣を歩く中条からは、どういたしまして、と笑顔が返ってきた。
「中条って、やっぱ色々と慣れてるのなー」
中条は、女性客しかいないファンシーな雑貨屋に躊躇う様子もなければ、俺が物色している間も文句一つ言わずに待ってくれた。
それどころか、中条も一緒になって店内を楽しんでいる様子だったおかげで、俺も気兼ねすることなく見て回れた。それが、彼の素なのか気遣いなのか、俺には判断がつかない。
俺の言葉に彼は「なにが?」と振り向いた。
「デート」
「あぁ」
否定しないんだな。
まぁ、このレベル(どのレベル)になると否定したところで謙遜通り越して嫌味だもんな。
「なんで彼女作らないの?」
俺は、ずっと気になっていたことを聞いてみた。高校に入ってから耳にする、女子の会話に頻出する「中条佑太朗」は、いつでも「みんなの佑太朗くん」だった。誰とでも仲がいい彼の周りには、いつでも可愛い女子が群がると言うのに。
「彼女にしたいなーって思える子に出会えなかったから、かな?」
「うわ、理想高すぎ」
「ははっ、まぁそうなるか。でも、俺の理想は目の前にいるんだけど?」
「いや、俺男だから」
「知ってるって」
いや、なんか、ホント男でごめんって思った。
「あ、片瀬」
「え?」
突然、ぐい、と腕を引っ張られた。
よろけるように中条に肩がぶつかるも、それをやさしく受け止めてくれたのはやっぱり中条の手だった。
軽く抱きしめられて、ふわりと香るフレグランス。
柔軟剤か香水か、どっちだろうと一瞬考えるも、目の前に中条の口元が見えたことで、どこかへ飛んでいく。あまりの近さに心拍数があがった。
「ちゃんと前みて歩けよなぁ」
がやがやと通り過ぎていく男女数人の大学生っぽいグループの背中に向かって中条がぼやく。その声が、触れた体から振動として伝わってきて、どうにかなりそうだった。
「ご、ごめん、ぼーっとしてた」
「片瀬じゃなくて、あいつらだよ。あ、一回どっかで休憩するか」
中条は、さりげなく俺の手を取ると、なんか小腹に入れたいなーとのんきな事を言いながら歩き出す。
俺よりも一回り大きな、中条の手は、確かに男の手でごつごつとしている。そして、手の中で俺の手を持ち替えて指を絡めてきた。
そのあまりにも自然な動作に、俺はされるがまま。すっかり抵抗するタイミングを逃してしまうも、現実が俺を正気に戻す。
「ちょっ、な、中条! 手!」
「あ、嫌だった?」
バッと振り向いた中条は、その整った顔を悲壮に歪めている。そんなあからさまに落ち込まれるのは、こちらとしてもなかなかしんどいものがある。
「やだっていうか……、誰かに見られたらどーすんだよ!」
「俺は別にどうもしないけど? 片瀬が嫌じゃなければつなぎたい」
「つなぎたいって……、俺たち男同士じゃん」
「大丈夫だって、どっからどう見ても片瀬は女にしか見えないから」
そういうことを言っているんじゃないんだけど……。
ニカッと笑顔を向けられてしまえばなにも言えなくなるってもんだ。
はぁ、俺、今気づいた。
イケメンに弱いんだ。
*
帰宅したのは、夕方6時前。
日が長くなったとは言え、家に着く頃には空は薄暗く街灯に灯りがついていた。母親のおかえりーという声から逃げるように俺は自室へ向かい、後ろ手で閉めたドアに背中を預けるとずるずるとその場に座り込んだ。
顔が、熱い。心臓が、うるさい。
なんだこれ。
自分の体が言うことをきかない。
あいつは、今頃駅に着いた頃だろうか、とついさっき俺の家の前で別れたばかりの中条を思い出す。カフェで休憩して、スイーツを半分こして、たくさん喋ってたら、遅くなって、時間が遅いから送っていくと引かないあいつに折れる形で家まで送ってもらった。
俺、男なのに。
当たり前のようにリードされて、手をつながれて、守られて、笑顔を向けられて……。
まるで彼女にするみたいに大切に扱われて、なんか頭が錯覚したんだきっと。
恋愛慣れしてない超初心者が、熟練の師範クラスのやつに敵うわけがないんだきっと。
だから大丈夫だ。
なにが大丈夫でなにが大丈夫じゃないかわからないのに、俺は自分に大丈夫と言い聞かせる。
「尊、入るよー」
「いてッ」
返事を待つ気のない姉ちゃんが、ドアを開けたせいで俺の背中が押された。慌てて立ち上がった俺を見て「なにしてんの、そこで」と呆れた顔をした。
「べつに」
「やだぁ、べつにとか、反抗期じゃあるまいし。今日朝からお支度してあげたお姉さまに言うセリフぅ?」
「うっ」
それを言われてしまえば、もうなにも言えない俺は、素直にすみませんと謝る。姉ちゃんはずかずかと部屋に入ってきてベッドに座った。俺の部屋に来た理由は一つしかない。
「俺今帰ってきたばっかりなんだけど」
一息つく間もくれないのか、とスマホや財布をジーンズのポケットから抜き取りテーブルの上に放り投げた。それから、被ってるかつらやつけているアクセサリーを一つひとつ外していく。ウィッグネットで押さえつけられた頭は汗ばんでいて気持ち悪いから早く取ってしまいたかった。こんな思いをするなら地毛を伸ばすのもありか、と一瞬思った自分をぶん殴りたい。
「待ってたんだもーん。――で、どうだったの、デート」
ぶっちゃけ、すんげぇ楽しかった。
なんて、言えるわけねぇ!
「どうもしねぇよ。普通だ普通」
「普通ってなによ、普通に楽しかったってこと? それとも退屈だった?」
どうにも掘り下げたいらしい姉ちゃんに、俺は今日買った紙袋の中の物を取り出して渡す。
「ぎゃっ! なにコレ! おにかわじゃん」
「好きだろそれ」
頭に角を生やした癒し系キャラクター「おにかわ」のキャラクターがデザインされたネイルチップだ。雑貨屋で見かけて買っておいて正解だった。
「やーん、さすが私の妹!」
「誰が妹だ」
俺の頭をぎゅっと抱きしめてくる姉ちゃんを腕で押しのける。無駄にデカい胸のせいで窒息しそうだ。
「それで? 国宝級イケメンの中条くんは、どういうつもりなんだったの?」
「――あ……」
21
あなたにおすすめの小説
ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話
桜井正宗
青春
――結婚しています!
それは二人だけの秘密。
高校二年の遙と遥は結婚した。
近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。
キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。
ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。
*結婚要素あり
*ヤンデレ要素あり
天才天然天使様こと『三天美女』の汐崎真凜に勝手に婚姻届を出され、いつの間にか天使の旦那になったのだが...。【動画投稿】
田中又雄
恋愛
18の誕生日を迎えたその翌日のこと。
俺は分籍届を出すべく役所に来ていた...のだが。
「えっと...結論から申し上げますと...こちらの手続きは不要ですね」「...え?どういうことですか?」「昨日、婚姻届を出されているので親御様とは別の戸籍が作られていますので...」「...はい?」
そうやら俺は知らないうちに結婚していたようだった。
「あの...相手の人の名前は?」
「...汐崎真凛様...という方ですね」
その名前には心当たりがあった。
天才的な頭脳、マイペースで天然な性格、天使のような見た目から『三天美女』なんて呼ばれているうちの高校のアイドル的存在。
こうして俺は天使との-1日婚がスタートしたのだった。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
キャバ嬢(ハイスペック)との同棲が、僕の高校生活を色々と変えていく。
たかなしポン太
青春
僕のアパートの前で、巨乳美人のお姉さんが倒れていた。
助けたそのお姉さんは一流大卒だが内定取り消しとなり、就職浪人中のキャバ嬢だった。
でもまさかそのお姉さんと、同棲することになるとは…。
「今日のパンツってどんなんだっけ? ああ、これか。」
「ちょっと、確認しなくていいですから!」
「これ、可愛いでしょ? 色違いでピンクもあるんだけどね。綿なんだけど生地がサラサラで、この上の部分のリボンが」
「もういいです! いいですから、パンツの説明は!」
天然高学歴キャバ嬢と、心優しいDT高校生。
異色の2人が繰り広げる、水色パンツから始まる日常系ラブコメディー!
※小説家になろうとカクヨムにも同時掲載中です。
※本作品はフィクションであり、実在の人物や団体、製品とは一切関係ありません。
久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…
しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。
高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。
数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。
そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…
マネージャー~お前を甲子園に連れて行ったら……野球部のエース♥マネージャー
夏目碧央
BL
強豪校の野球部に入った相沢瀬那は、ベンチ入りを目指し、とにかくガッツを認めてもらおうと、グランド整備やボール磨きを頑張った。しかし、その結果は「マネージャーにならないか?」という監督からの言葉。瀬那は葛藤の末、マネージャーに転身する。
一方、才能溢れるピッチャーの戸田遼悠。瀬那は遼悠の才能を羨ましく思っていたが、マネージャーとして関わる内に、遼悠が文字通り血のにじむような努力をしている事を知る。
日本一のイケメン俳優に惚れられてしまったんですが
五右衛門
BL
月井晴彦は過去のトラウマから自信を失い、人と距離を置きながら高校生活を送っていた。ある日、帰り道で少女が複数の男子からナンパされている場面に遭遇する。普段は関わりを避ける晴彦だが、僅かばかりの勇気を出して、手が震えながらも必死に少女を助けた。
しかし、その少女は実は美男子俳優の白銀玲央だった。彼は日本一有名な高校生俳優で、高い演技力と美しすぎる美貌も相まって多くの賞を受賞している天才である。玲央は何かお礼がしたいと言うも、晴彦は動揺してしまい逃げるように立ち去る。しかし数日後、体育館に集まった全校生徒の前で現れたのは、あの時の青年だった──
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる