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十六
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高校に入って、2年になり、夏休みが終わって少し経った頃、私は同じクラスの西野さんがいじめられていることを知った。
西野さんは早川さんのグループにいた子だった。
修学旅行の時は仲良さそうに見えたのに、修学旅行が終わり、そのまま夏休みに入った時に、何かあったのだろうか。
それは唐突だった。
いつも早川さんと西野さんは一緒にいたのに、明らかに西野さんは避けられていた。
クラスのみんなが察しただろう。
私はまだその時はただのけんかで、少し経てばまた元通りになるだろうと思っていた。
だからみんなと同じように様子を見るだけだった。
でもすぐにそれはいじめなのだと分かった。
それはメッセージアプリで一つのグループに招待された時だった。
早川さんから個人チャットで「クラスの女子のグループ無かったから作ったよー入ってね」とメッセージが来て、そこに入った。
そして、招待した全員が入ったことを確認した早川さんがそのグループでこれサラには内緒だから教えないでねーと発言していた。
その発言に女子たちが次々とわかったーと了解していく。
更には、西野さんの悪口も一緒に出されていて、私は画面に映し出されていく言葉の数々をただ見ていることしかできなかった。
とても怖かった。恐ろしかった。
私以外のみんなが同意したり、悪口を言っていたことを。
西野さんと仲が良い人も、そうじゃない人もみんな揃ったように。
ここにいない一人を集中的に攻撃していた。
ダメだよ、おかしいよって言う人がそこには一人もいなかった。
「同じ年の子が集まってる場所なのに、どうしてこんなに生き辛いんだろう」
早川さんと西野さんの二人がけんかしたのだと思っていた。
だから、周りは西野さんと仲良くしていても何も問題はないはずなのに、やめた方がいいと友達は私を止めた。
どうしてと聞くと、ああいうのはほっとくのが一番だと。
西野さんは辛そうだった。
早川さんが西野さんをいじめる度に、私の心も糸で一周ずつきつく巻かれていくようだった。心が痛い。
みんなは知らん顔だった。
西野さん以外はみんな変わらず笑っている。いじめなど存在してないみたいに。
これが大人の言う仲良くするなのだろうか。これが普通なのだろうか。
そうなのだとしたら私は、普通じゃなくていい。
いじめる側になるくらいならば、いじめられる側の方がいいと思った。
そして、その時は訪れる。
西野さんは早川さんのグループにいた子だった。
修学旅行の時は仲良さそうに見えたのに、修学旅行が終わり、そのまま夏休みに入った時に、何かあったのだろうか。
それは唐突だった。
いつも早川さんと西野さんは一緒にいたのに、明らかに西野さんは避けられていた。
クラスのみんなが察しただろう。
私はまだその時はただのけんかで、少し経てばまた元通りになるだろうと思っていた。
だからみんなと同じように様子を見るだけだった。
でもすぐにそれはいじめなのだと分かった。
それはメッセージアプリで一つのグループに招待された時だった。
早川さんから個人チャットで「クラスの女子のグループ無かったから作ったよー入ってね」とメッセージが来て、そこに入った。
そして、招待した全員が入ったことを確認した早川さんがそのグループでこれサラには内緒だから教えないでねーと発言していた。
その発言に女子たちが次々とわかったーと了解していく。
更には、西野さんの悪口も一緒に出されていて、私は画面に映し出されていく言葉の数々をただ見ていることしかできなかった。
とても怖かった。恐ろしかった。
私以外のみんなが同意したり、悪口を言っていたことを。
西野さんと仲が良い人も、そうじゃない人もみんな揃ったように。
ここにいない一人を集中的に攻撃していた。
ダメだよ、おかしいよって言う人がそこには一人もいなかった。
「同じ年の子が集まってる場所なのに、どうしてこんなに生き辛いんだろう」
早川さんと西野さんの二人がけんかしたのだと思っていた。
だから、周りは西野さんと仲良くしていても何も問題はないはずなのに、やめた方がいいと友達は私を止めた。
どうしてと聞くと、ああいうのはほっとくのが一番だと。
西野さんは辛そうだった。
早川さんが西野さんをいじめる度に、私の心も糸で一周ずつきつく巻かれていくようだった。心が痛い。
みんなは知らん顔だった。
西野さん以外はみんな変わらず笑っている。いじめなど存在してないみたいに。
これが大人の言う仲良くするなのだろうか。これが普通なのだろうか。
そうなのだとしたら私は、普通じゃなくていい。
いじめる側になるくらいならば、いじめられる側の方がいいと思った。
そして、その時は訪れる。
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