エロゲの男性主人公の立ち位置に転生しましたが、前世も今世も女です。

キマメ

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IF③葵兄弟のお気に入り

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 蒼吾君が溜息を漏らして言う。

「……ねえ世莉ちゃん、蒼馬にパイズリしてあげてくれる? それなら後ろから突かれてても噛みつくようなことにはならないだろ?」
「ん……」

 サキュバス化が治ってもイカされまくって頭が蕩けているので、私は蒼吾君の言葉にあっさりと頷いてしまった。
 エロゲ主人公補正かもしれない。断じて淫乱で快楽に弱いわけではない。

「さすがに紅太郎の影は鬱陶しいから、パイズリくらいは許してあげるよ」
「……えへへ。世莉先輩、お願いします」

 私の前に膝を降ろした蒼馬君のものを自分の胸で挟む。
 サキュバス化が治った私の体にちょうどいい緩やかさでアソコを擦られながら、乳房を動かして蒼馬君のものを擦る。

「んっ。すっごく気持ちイイです、世莉先輩。ああ……」

 彼はあっという間にイッてしまった。
 だからさっきは胸でしないでって言われたんだな。

「じゃあ交渉は成立ってことだね。世莉ちゃんのことは、僕達だけの秘密だ」
「わかった。……でもパイズリだけじゃなくて、世莉先輩のおっぱいも触らせて。前戯だけで我慢するから、おま〇こも舐めたい!」
「仕方がないなあ。……んんっ」
「ふみゃああぁぁぁんっ!」

 なんか、私がイッている間に葵兄弟の間で妙なことが決まってしまったようだ。
 サキュバスではなくなったから、さすがに美味しいとは思わなかったけど、熱くドロドロとしたものが体内に放たれるのは心地良かった。

☆ ☆ ☆ ☆ ☆

「んー……」

 溜息をついていても仕方がないので、私は意を決して外に出た。

「ああ、良く似合ってるよ、世莉ちゃん」
「とっても可愛いです、世莉先輩」

 女子更衣室の前で待ち構えていた蒼吾君と蒼馬君が笑顔で迎えてくれる。
 ここはウォータースライダーのある大きなプールだ。流れるプールもある。
 私達三人は今日ここに遊びに来ていた。蒼吾君が用意してくれた私の水着は、胸が強調されるデザインでちょっと恥ずかしい。

「ものぐさゲーマーの世莉ちゃんが、ウォータースライダーのあるプールに来たがるとは思わなかった」
「一緒に滑りましょうね!」

 前世の友達に借りたギャルゲーに出て来たのを見てから、一度遊んでみたいと思っていたのだ。この町のプールにあったから、ラッキーと思ってふたりを誘った。
 サキュバス化しての3Pの後、当然のような顔をして監禁しようとするふたりを私は叱責した。監禁ダメ、絶対!
 思いのほかあっさりと私の言葉を受け入れた代わりに、三人でお付き合いすることを要求されて今日が初デートだ。それはいい。それはいいんだけど──

「……ふたりとも、ひとつ聞いていい?」
「なぁに、世莉ちゃん」
「なんですか、世莉先輩」
「なんでだれもいないの?」
「僕が貸し切ったから」
「もう兄さんたら! 僕もお金を出しましたからね、世莉先輩!」
「そっか……」
「世莉ちゃんは僕達以外の男に水着姿を見せる気だったの?」
「ダメですよ、世莉先輩! 世莉先輩は僕達兄弟のものなんですからね!」
「……蒼馬、調子に乗るな。世莉ちゃんは僕だけのものだ」
「そんなこと言ってると、僕の血をあげませんよ」

 監視員もいないんだけど、いいんだろうか。
 まあこのふたりのことだから、なにかあっても自力でなんとか出来るんだろうけど。
 ソフトクリームやホットドッグなどのスナック類は自販機になっていて、販売員がいなくても楽しめそうだった。ドリンクの自販機もある。

「もうケンカしないで! 早くウォータースライダーに行こう?」

 私は真ん中に挟まって、ふたりの腕に自分の腕を絡めた。

「……誘ってるの、世莉ちゃん?」
「え?」
「自分からおっぱいを押し当てて来たんだから誘ってるよ、兄さん」
「ちょちょちょっと! 私はウォータースライダーをしに来たんだからね!」
「大丈夫。貸し切りでだれもいないから、世莉ちゃんの可愛い喘ぎ声は僕達にしか聞こえないよ」
「はあ……実はその可愛くてイヤらしい水着姿を見たときから僕、おち〇ぽ大きくなっちゃってたんです」

 ──夏の眩しい日差しの中、貸し切りのプールで3Pしちゃいました。
 もー! 何度もイキまくって、最後は自分から腰を振っておねだりしちゃったのはエロゲ主人公補正のせいです! 私が淫乱なわけじゃないから!
 というか、ウォータースライダーしたかったよー! でもまたプールに来ても貸し切りで、3Pすることになっちゃうんだろうなあ。なんかこれ、監禁されてるのと変わらなくない?
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