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22-Ad・海王さんとサキュバス/後編
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「──なるほど。どう見ても普通のお嬢さんなのに、天光さんの気配が人ならぬものと同じだった理由がわかりました。転生することでふたつの世界を跨いだ貴女には、運命を是正する力があるのでしょう」
「運命を是正?」
私が話し終わると海王さんは、自分が陰陽師だということを教えてくれた。
彼の言葉に質問を返すと、頷いて答えてくれる。
「そうです。この世界は貴女の言うエロゲの世界ではありません。ですがよく似ていたため、エロゲに影響を受けているのでしょう。この世界が人間ならば、そのエロゲは呪いの藁人形です」
海王さんみたいなイケメンがエロゲエロゲ言ってるのって、なんかシュール。
陰陽師の彼の腕の中で強い霊力に包まれているからか、それほどせーえきのことは頭に浮かばない。自意識を保っているつもりだったけど、サキュバス化で意識の一部を乗っ取られてたのかな。
……うん、そうだね。せーえきのことばっか考えてた時点で、自分がおかしくなってたことに気づけよ、私!
「そのエロゲでは、容量不足か納期の都合で削られたイベントが大量にあったのではないでしょうか」
「ああ、そんな話は聞いたことがあります」
私は首肯した。
農場バイトで出会うカップルの女性はそこでHするだけじゃなく、本当はこちらに戻ってからもルートが続く予定だったらしい。でも容量の都合で後のイベントが削られたので、主人公と彼女がHしたらカップルがよりを戻すという摩訶不思議な展開になっていた。
それから、とある船の上で出会う幽霊は生霊だったのに町で再会したりは出来ず、その場でHするだけで終わってしまう。削れる部分は削った上で、完成していたHシーンだけはサービスで残したのだろう。幽霊と、だけでなく幽霊に憑りつかれた攻略対象とHする場合もあったしね。
「そのせいでしょう。今この町では、人やものの存在が消える不思議な現象がいくつも起こっているのです」
こっわ!
「えっと……私に、なにか手伝えることはありますか?」
「ありがとうございます。そう言っていただけて嬉しいです。そうですね、ではまず……貴女に俺の精液を注がせてくださいね」
「ふにゃ?」
え? なんでそこに話が戻ったの? というか、本当に私せーえきで戻れるの?
海王さんはジャージを降ろして、モザイクのかかっていない立派なものをさらけ出した。
それは怒張して、透明な我慢汁を垂らしている。ええっ? こんなに勃起した状態で落ち着いてしゃべってたの? というか、なんか……長い。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
「んっ、あっ、んんっ」
七つ年上の大人だからか、海王さんは慣れた手つきで私の羽と尻尾を扱き、胸とアソコを愛撫して濡れたところに後ろから挿入してきた。
凄く長いからドキドキしたけど、初めから奥まで入れられることはなかった。先っぽの膨らんだ部分で入り口を擦られる。……気持ちイイ。
池のほとりの木陰で、木の幹にもたれて後ろから挿入されている今の状況はいかがなものかと思うのだけど、サキュバス化のせいか気持ち良くって喘ぐことしか出来ない。
「ふあっ」
入り口を擦られる快感でほぐれた部分に、すうっと海王さんが入ってくる。
痛みはない。奥まで来て、ゆっくりと戻る。それを繰り返される。
先っぽの膨らんだ部分や反ったところで内壁を擦られて気持ちが良いのだけれど、ほんの少しだけもの足りない感覚が続く。
「か、海王さん。あの……もっ……ひあっ!」
図々しくおねだりしようとしたところで、彼の動きが激しくなった。
「あっあんっ、あぁんっ!」
たっぷりとほぐされた場所が悦楽にむせぶ。
いやらしい水音が辺りに響く。
海王さんのものは奥の奥まで突いてきて、全身を貫くようだ。
「……気持ちイイですか、天光さん」
「はいぃ、凄くすっごく気持ちイイですぅ。か、海王さんは気持ちイイですか?」
「俺も気持ちイイですよ。ふふふ、お名前で世莉さんとお呼びしてもいいですか?」
「はい、はいぃ……んんっ、ふみゃ」
イキそうになったところで海王さんの動きが止まった。
完全に止まったわけではない。激しくなる前のように緩やかになったのだ。
「か、海王さん?」
「世莉さんがあまりに可愛いので、もう少し楽しみたくなりました」
海王さんはそう言って、私の意識がドロドロになるまで緩急をつけて翻弄した後でイカせてくれた。
同時に彼もイッて、私の中に熱いものが迸る。……せーえき、美味しい。
陰陽師である彼のせーえきには霊力が込められていたので、私の中のサキュバスの呪いは完全に浄化され、羽と尻尾は消え失せたのだった。
「運命を是正?」
私が話し終わると海王さんは、自分が陰陽師だということを教えてくれた。
彼の言葉に質問を返すと、頷いて答えてくれる。
「そうです。この世界は貴女の言うエロゲの世界ではありません。ですがよく似ていたため、エロゲに影響を受けているのでしょう。この世界が人間ならば、そのエロゲは呪いの藁人形です」
海王さんみたいなイケメンがエロゲエロゲ言ってるのって、なんかシュール。
陰陽師の彼の腕の中で強い霊力に包まれているからか、それほどせーえきのことは頭に浮かばない。自意識を保っているつもりだったけど、サキュバス化で意識の一部を乗っ取られてたのかな。
……うん、そうだね。せーえきのことばっか考えてた時点で、自分がおかしくなってたことに気づけよ、私!
「そのエロゲでは、容量不足か納期の都合で削られたイベントが大量にあったのではないでしょうか」
「ああ、そんな話は聞いたことがあります」
私は首肯した。
農場バイトで出会うカップルの女性はそこでHするだけじゃなく、本当はこちらに戻ってからもルートが続く予定だったらしい。でも容量の都合で後のイベントが削られたので、主人公と彼女がHしたらカップルがよりを戻すという摩訶不思議な展開になっていた。
それから、とある船の上で出会う幽霊は生霊だったのに町で再会したりは出来ず、その場でHするだけで終わってしまう。削れる部分は削った上で、完成していたHシーンだけはサービスで残したのだろう。幽霊と、だけでなく幽霊に憑りつかれた攻略対象とHする場合もあったしね。
「そのせいでしょう。今この町では、人やものの存在が消える不思議な現象がいくつも起こっているのです」
こっわ!
「えっと……私に、なにか手伝えることはありますか?」
「ありがとうございます。そう言っていただけて嬉しいです。そうですね、ではまず……貴女に俺の精液を注がせてくださいね」
「ふにゃ?」
え? なんでそこに話が戻ったの? というか、本当に私せーえきで戻れるの?
海王さんはジャージを降ろして、モザイクのかかっていない立派なものをさらけ出した。
それは怒張して、透明な我慢汁を垂らしている。ええっ? こんなに勃起した状態で落ち着いてしゃべってたの? というか、なんか……長い。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
「んっ、あっ、んんっ」
七つ年上の大人だからか、海王さんは慣れた手つきで私の羽と尻尾を扱き、胸とアソコを愛撫して濡れたところに後ろから挿入してきた。
凄く長いからドキドキしたけど、初めから奥まで入れられることはなかった。先っぽの膨らんだ部分で入り口を擦られる。……気持ちイイ。
池のほとりの木陰で、木の幹にもたれて後ろから挿入されている今の状況はいかがなものかと思うのだけど、サキュバス化のせいか気持ち良くって喘ぐことしか出来ない。
「ふあっ」
入り口を擦られる快感でほぐれた部分に、すうっと海王さんが入ってくる。
痛みはない。奥まで来て、ゆっくりと戻る。それを繰り返される。
先っぽの膨らんだ部分や反ったところで内壁を擦られて気持ちが良いのだけれど、ほんの少しだけもの足りない感覚が続く。
「か、海王さん。あの……もっ……ひあっ!」
図々しくおねだりしようとしたところで、彼の動きが激しくなった。
「あっあんっ、あぁんっ!」
たっぷりとほぐされた場所が悦楽にむせぶ。
いやらしい水音が辺りに響く。
海王さんのものは奥の奥まで突いてきて、全身を貫くようだ。
「……気持ちイイですか、天光さん」
「はいぃ、凄くすっごく気持ちイイですぅ。か、海王さんは気持ちイイですか?」
「俺も気持ちイイですよ。ふふふ、お名前で世莉さんとお呼びしてもいいですか?」
「はい、はいぃ……んんっ、ふみゃ」
イキそうになったところで海王さんの動きが止まった。
完全に止まったわけではない。激しくなる前のように緩やかになったのだ。
「か、海王さん?」
「世莉さんがあまりに可愛いので、もう少し楽しみたくなりました」
海王さんはそう言って、私の意識がドロドロになるまで緩急をつけて翻弄した後でイカせてくれた。
同時に彼もイッて、私の中に熱いものが迸る。……せーえき、美味しい。
陰陽師である彼のせーえきには霊力が込められていたので、私の中のサキュバスの呪いは完全に浄化され、羽と尻尾は消え失せたのだった。
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