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第二部
魔導書の魔物討伐ー上級編ー②
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「では次は、ナーガ、アラクネ、ミノタウロス、です」
「うわ、ダンジョンボス級だ」
「ん?」
魔王が空を見上げているけれど、まさに敵が現れようとしているのによそ見はやめて!
そうこうしているうちにナーガとアラクネとミノタウロスが姿を現した。
「なんだなんだ、面白いことをしているじゃないか! 俺様も混ぜろ!」
空から男の声が響いた。
鷲の翼と上半身、ライオンの下半身、あれはグリフォンだ。初めてみた。かっこいい。
それに男が跨っている。
彼をわたしは知っている。
「魔王配下四天王ガエル、いざ参る! 皆来い!」
彼の周囲に魔法陣が3つ浮かび上がり中から三体の魔獣、巨狼フェンリル、8本脚の馬スレイプニル、炎の鳥フェニックスが姿を現した。
「俺に続け!!」
四天王ガエルがグリフォンに騎乗したまま中庭に急降下すると三体の魔獣が続いた。
「リンカ、離れるぞ」
「きゃあっ!?」
魔王は素早くわたしの膝裏に手を回し横抱き、いわゆるお姫様抱っこをしてきた。急に体が密着して体温が上がる。絶対顔が赤くなっている。
魔王はわたしを抱えたまま大きく跳び上がり魔王城の屋根の上まで移動すると、すぐに屋根に下ろしてくれた。赤くなった顔を見られたくなくて顔をそむける。
そむけた先の屋根を見れば間をおかずツヴァイも近くにやってきた。
中庭では大蛇、蜘蛛女、牛の魔物VS鷲ライオン、8本脚の馬、火の鳥による、怪獣大戦争が繰り広げられている。
…なんだこれ。
わたし、剣と魔法のファンタジー世界に来たはずなんだけど。いつの間にか特撮の世界に転移してたのか。
「もうあいつらに任せよう。残り全部中庭に放り込めツヴァイ」
「手間が省けますね。ではーーー」
呆然と中庭を見ていたわたしに魔王の声がかかった。
「あれが知っての通り四天王の一人、ガエル。魔獣使いで戦闘狂だ」
中庭は砂埃が舞い、どたんばたんと音が響き
城が震動で少し揺れていた。
「うわ、ダンジョンボス級だ」
「ん?」
魔王が空を見上げているけれど、まさに敵が現れようとしているのによそ見はやめて!
そうこうしているうちにナーガとアラクネとミノタウロスが姿を現した。
「なんだなんだ、面白いことをしているじゃないか! 俺様も混ぜろ!」
空から男の声が響いた。
鷲の翼と上半身、ライオンの下半身、あれはグリフォンだ。初めてみた。かっこいい。
それに男が跨っている。
彼をわたしは知っている。
「魔王配下四天王ガエル、いざ参る! 皆来い!」
彼の周囲に魔法陣が3つ浮かび上がり中から三体の魔獣、巨狼フェンリル、8本脚の馬スレイプニル、炎の鳥フェニックスが姿を現した。
「俺に続け!!」
四天王ガエルがグリフォンに騎乗したまま中庭に急降下すると三体の魔獣が続いた。
「リンカ、離れるぞ」
「きゃあっ!?」
魔王は素早くわたしの膝裏に手を回し横抱き、いわゆるお姫様抱っこをしてきた。急に体が密着して体温が上がる。絶対顔が赤くなっている。
魔王はわたしを抱えたまま大きく跳び上がり魔王城の屋根の上まで移動すると、すぐに屋根に下ろしてくれた。赤くなった顔を見られたくなくて顔をそむける。
そむけた先の屋根を見れば間をおかずツヴァイも近くにやってきた。
中庭では大蛇、蜘蛛女、牛の魔物VS鷲ライオン、8本脚の馬、火の鳥による、怪獣大戦争が繰り広げられている。
…なんだこれ。
わたし、剣と魔法のファンタジー世界に来たはずなんだけど。いつの間にか特撮の世界に転移してたのか。
「もうあいつらに任せよう。残り全部中庭に放り込めツヴァイ」
「手間が省けますね。ではーーー」
呆然と中庭を見ていたわたしに魔王の声がかかった。
「あれが知っての通り四天王の一人、ガエル。魔獣使いで戦闘狂だ」
中庭は砂埃が舞い、どたんばたんと音が響き
城が震動で少し揺れていた。
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