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彼女と僕
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僕はブサイクではないけどイケメンなわけでもない。
自分で言うのもなんだが、しいて言うならフツメンだろう。
仕事は普通の中小企業に勤務している。
給料は高くはないが安くもなく、そこそこな額頂いている。
その上に同僚も良い人が多く、普通に仕事も楽しいし最高の職場だ。
そんな僕の彼女は周りから見ても、僕から見てもめちゃくちゃ可愛い。
その上スタイルも良いし性格だって良いときた。
僕の主観も入っているが、言うなれば完璧美少女だろう。
正直なところ何故僕と付き合ってくれたのかはわからない。
彼女の事を知り合いや友達に紹介すると、だいたいお前騙されてるよと言われる。
普通にそれは言い過ぎだと思う。
けれど悲しいことに、それくらい僕と彼女は周りから見ても不釣り合いなのだ。
普段はお互いの家でゲームをしたり、通話をしたりしている。
最近はこのご時世なので、オンラインで会うことが多い。
最近の技術は進化をしていて、ビデオ通話で声だけでもなく顔も見る事できるので、さほど寂しさは感じてなかった。
だけどやっぱり、寂しいと言う気持ちもある。
でも彼女にも予定もあるだろうし迷惑にもなるだろうから、自分から会いたいと言うのは少し躊躇していた。
彼女と会う時は、外で会うか僕の家でしか会わない。
僕的には彼女の家も行ってみたい。
きっといつか行けるだろうと気長に待っている。
最近は彼女も僕も多忙でしばらく会うことができていないので、とても会いたい。
けれど、会いたいと連絡するのは少し気が引ける。
忙しいのに連絡してくるなよとか思われたらどうしようと思ってしまう。
そんなことをいちいち考えて、うだうだしている僕はきっとめんどくさい性格なんだろう。
そんなめんどくさい性格の僕と付き合ってくれている、完璧で可愛い彼女には感謝しかない。
だからこそ僕はもっと彼女に色々やってあげたいし、直してほしいところがあるなら直したいのだ。
ここは勇気を出して連絡をしてみよう。
きっと返事はくれるはずだ。
「ねぇ、もし良かったらなんだけど今日会えないかな?」
もし返信が来なかったらどうしよう。
送ってyotubeを見ながら暇をつぶしていた。
「ティロン」
通知音と共にメッセージが来た。
「うん、もちろん良いよ。」
良かった、久しぶりに彼女に会える。
そう思うとニヤニヤが止まらない。
「それは良かった!じゃあ待ち合わせはどこにしようか?」
やっぱり待ち合わせはいつもの公園かなぁ。
それとも駅前の銅像だろうか。
待ち合わせの場所を決めるだけなのにニヤニヤしている。
きっとこの顔を見られたら気持ち悪いと思われるだろう。
「実は今日夜まで予定があるから夜からでも良い?」
なんて返信をしようか頭を悩ませていると。
「だから今日は、私の家にしない?
一回も来た事なかったよね?」
返信をする前に続けざまに送られてくる。
正直嬉しすぎる。
彼女の家に行けるなんて。
どんな家なのか想像しただけでワクワクが止まらない。
「もちろん良いに決まってるよ!」
ここでダメなんて言うやつがいるわけない。
「それは良かった。じゃあ後で、時間と住所送っとくね。」
楽しみ過ぎてベットにダイブして枕をぎゅっと抱きしめた。
嬉しい。
嬉し、過ぎる。
そうと決まれば早速準備をしよう。
彼女の隣にいても恥ずかしくないようにせめて身なりくらい、きちんとしようと決めている。
時計を見て時間を確認すると、まだ4時だった。
慌てずゆっくり準備をすれば恐らく十分間に合う時間だろう。
すこぶる気持ちを落ち着かせ、とりあえずシャワーを浴びることにした。
自分で言うのもなんだが、しいて言うならフツメンだろう。
仕事は普通の中小企業に勤務している。
給料は高くはないが安くもなく、そこそこな額頂いている。
その上に同僚も良い人が多く、普通に仕事も楽しいし最高の職場だ。
そんな僕の彼女は周りから見ても、僕から見てもめちゃくちゃ可愛い。
その上スタイルも良いし性格だって良いときた。
僕の主観も入っているが、言うなれば完璧美少女だろう。
正直なところ何故僕と付き合ってくれたのかはわからない。
彼女の事を知り合いや友達に紹介すると、だいたいお前騙されてるよと言われる。
普通にそれは言い過ぎだと思う。
けれど悲しいことに、それくらい僕と彼女は周りから見ても不釣り合いなのだ。
普段はお互いの家でゲームをしたり、通話をしたりしている。
最近はこのご時世なので、オンラインで会うことが多い。
最近の技術は進化をしていて、ビデオ通話で声だけでもなく顔も見る事できるので、さほど寂しさは感じてなかった。
だけどやっぱり、寂しいと言う気持ちもある。
でも彼女にも予定もあるだろうし迷惑にもなるだろうから、自分から会いたいと言うのは少し躊躇していた。
彼女と会う時は、外で会うか僕の家でしか会わない。
僕的には彼女の家も行ってみたい。
きっといつか行けるだろうと気長に待っている。
最近は彼女も僕も多忙でしばらく会うことができていないので、とても会いたい。
けれど、会いたいと連絡するのは少し気が引ける。
忙しいのに連絡してくるなよとか思われたらどうしようと思ってしまう。
そんなことをいちいち考えて、うだうだしている僕はきっとめんどくさい性格なんだろう。
そんなめんどくさい性格の僕と付き合ってくれている、完璧で可愛い彼女には感謝しかない。
だからこそ僕はもっと彼女に色々やってあげたいし、直してほしいところがあるなら直したいのだ。
ここは勇気を出して連絡をしてみよう。
きっと返事はくれるはずだ。
「ねぇ、もし良かったらなんだけど今日会えないかな?」
もし返信が来なかったらどうしよう。
送ってyotubeを見ながら暇をつぶしていた。
「ティロン」
通知音と共にメッセージが来た。
「うん、もちろん良いよ。」
良かった、久しぶりに彼女に会える。
そう思うとニヤニヤが止まらない。
「それは良かった!じゃあ待ち合わせはどこにしようか?」
やっぱり待ち合わせはいつもの公園かなぁ。
それとも駅前の銅像だろうか。
待ち合わせの場所を決めるだけなのにニヤニヤしている。
きっとこの顔を見られたら気持ち悪いと思われるだろう。
「実は今日夜まで予定があるから夜からでも良い?」
なんて返信をしようか頭を悩ませていると。
「だから今日は、私の家にしない?
一回も来た事なかったよね?」
返信をする前に続けざまに送られてくる。
正直嬉しすぎる。
彼女の家に行けるなんて。
どんな家なのか想像しただけでワクワクが止まらない。
「もちろん良いに決まってるよ!」
ここでダメなんて言うやつがいるわけない。
「それは良かった。じゃあ後で、時間と住所送っとくね。」
楽しみ過ぎてベットにダイブして枕をぎゅっと抱きしめた。
嬉しい。
嬉し、過ぎる。
そうと決まれば早速準備をしよう。
彼女の隣にいても恥ずかしくないようにせめて身なりくらい、きちんとしようと決めている。
時計を見て時間を確認すると、まだ4時だった。
慌てずゆっくり準備をすれば恐らく十分間に合う時間だろう。
すこぶる気持ちを落ち着かせ、とりあえずシャワーを浴びることにした。
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