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九州6泊7日編

旅行3日目 3分チャレンジ

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 1日目の経験から、みーこが50回イく頃には僕の体力も底を尽く事が分かっている。それでも更に回数を稼ごうとするなら、どうすればいいか。
 答えは簡単だ。夜だけでなく朝にもすればいい。つまりはまぁ……3日目は朝から性行為に関するお話で始まる。


 それは僕のとある発言がきっかけだった。

「みーこってさ、イク回数も凄いけどイクまでの速さも凄いよね。 もしかしたら3分もあればイケるんじゃない? カップラーメン作るより早いじゃん。」
「はぁ~~!?!?」

 夜這いならぬ朝這いでみーこの胸部を堪能していた僕はそれにより気持ちと口が軽くなってしまっていたのだろう。その時に思っていたことがそのまま言葉に出てしまったのだ。

 イキ易いのは感度が高いと言うことであるからむしろ褒めるべきことなのだけれど、それをカップラーメンと並べてしまうと途端に外聞が悪くなる。『褒めている』と言うよりは『チョロい』『簡単だ』と言っているように聞こえてしまうからだろう。
 そうでなくともみーこは自分のイキ易さを気にしているので、この発言には『デリカシーがない』と言われても否定できない。


「そんなわけないしっ! おこ!!」

 案の定、僕の発言を聞いたみーこは若干不満そうであり、これから性行為を楽しもうという段階でみーこの機嫌を損ねるのは完全な悪手だろう。
 こうなってしまうと行為中止の可能性まで浮かび上がってしまうが、1度口から出てしまった言ノ葉ことのはときさかのぼるでもしない限りは口へと戻ってこない。そんな事ができるわけもない僕に残されたのは先の発言を上塗りするだけの言ノ葉を積み重ねることぐらいだろう。

 素直に謝る?いいや、それだけではみーこの機嫌は治らない。
 笑って誤魔化す?それは僕が普段からよく使う手なので効き目は薄い。

 失言に対する特効薬はあまりにも少ない。けれども、時は遡れずとも、時を前に進めることなら誰にだってできる。



「そこまで言い切るなら、試してみようよ。」

 そう、機嫌を損ねてしまったのならいっそのことそのまま焚き付けてしまえばいいのだ。
 生意気な態度も最後まで押し通して生イキに変えてしまえばいい。『そんな下劣な考えで大丈夫なのか』と思うかもしれないが、性行為を挟めば大抵のことは発散出来てしまえるので、きっと大丈夫だ。(暴論)
 問題はこの焚き付けにみーこがノってくるかであるが、


「いいし、絶対3分じゃイカないしっ!」

 うーんチョロい、チョロすぎるぞみーこ……!
 まぁ、性行為自体は大好きなみーこなので、こうなる事は分かりきっていたのだけれどね。
 と言うわけで今回の性行為は一風変わった形式となった。
 所謂いわゆるタイムアタックRTAである。


◇◇◇


 時間が3分しかないとなると初日のように悠長なことはしていられない。『いただきます』のご挨拶を済ませた僕は言葉責めもそこそこにみーこの耳を舐めながら乳房や陰部へと手を添えた。
 時間がないからと言って前戯を全くしないのは愚策だ。ムード作りも兼ねて、まずはみーこの感度を上げていく。
 極めて耳が弱いみーこであるので、わざと音を立てて舐めたり、時には甘噛みすることも忘れてはいけない。

「んぅ……っ!」
「奥まで舐めてあげるからね。」

 舐められているところを目で見えないからこそ言葉で状況を伝えるわけだけれど、このとき本当のことを言う必要は無い。見えていないんだから真実よりも彼女が感じるだろう言葉選びを優先した方が感度は上昇するのだ。
 普段はこんな感じで攻め立てればサクッと1回目の絶頂を迎える……のだが。

「んんんん……っ!!」

 3分以内にイかされたくないみーこは全身に力を込めて快楽に耐えているようである。
 ……いやいや、なんで耐えようとするの?それじゃあ普段とは状況が違うじゃないか。

 性行為は僕と彼女の二人三脚であるはずなのに、みーこが足を動かさないのでは前に進めない。それはつまり後ろから押して欲しいバックで攻めてと言う事だろうか?
 きっと違うんだろうなぁ……カップラーメン扱いが不満だからってタイムアタックに抵抗するのは汚いぞ、みーこ!

 ただ、どれだけ快楽に耐えようとも生理現象までは抑えられない。この時点で挿入部の濡れ具合は十分過ぎるほどである。
 みーこは晴れの日でも直ぐに水も滴る良い女になれるのだ。


 それでも流石に時間の余裕は無い。本来なら挿入部周辺に更なる追い討ちをかけたいところなのだが、これ以上前戯に時間を掛けてしまえば大本命たる本番に掛ける時間が無くなってしまう。

「入れるよ、みーこ。」

 横たえているみーこからの反応はないが、ここまできたらあとは僕が動ける正常位でみーこを攻め立てる他に道は無い。
 みーこの身体は終始びくびくと反応を示している。これなら、あと少し。身体の節々に込められた抵抗さえ取り除ければーーー。






「も、もう、もう3分経ってるでしょっ!?」
「みーこがイかなったーーー!?」

 そう、結局のところ最後までみーこの抵抗を振り払うことが出来ず、タイムアタックは失敗に終わってしまったのだ。
 ただ、可能性は感じていたので事前に攻め手をあれこれ考えていればクリアも夢ではなかったかもしれない。
 次回のタイムアタックではもう少し協力的になって貰いたい所ではあるけれど、それとは別に抵抗した状態にもいずれリベンジを果たしたいね。



 とまあ、1回目のタイムアタックは残念なことに僕の失敗で終わったわけだけれど、勿論それで性行為まで終わる訳では無い。
 その後は普通に性行為をしていて……でも、負けたままで終わる僕では無いんだよね。

「んぁぅ……っ!」
「みーこ、またイッたね……さて、それじゃあ今度はここから何秒でまたイくか、試してみようか。」
「はぇっ!? まって! 今イッたばかりだからっ!!」

 先程のタイムアタックではみーこの抵抗により最初のイキスイッチを入れられなかったのが敗因である。
 それなら、今度はスイッチが入った状態からタイムアタックを始めてしまえばどうだろうか。

「また抵抗して、我慢していいからね。 それじゃあ、いくよ!」
「やっ、だめ、ずるぃぃぃ……!!」

 この状態からでは抵抗しようにも身体に力が入らないのだろう。結果、快楽がダイレクトにみーこの身体を襲う。
 それにやはり本番からタイムアタックを開始出来れば圧倒的な時短になる。

「いーち。」
「んん~~!!」

「にーい。」
「……っ!?!?」

「さん!」
「くぅ……ぁっ!」

 僕がカウントを3数え終えるとみーこの身体はびくんびくんと大きく跳ねた。つまりは、そう。

「やったねみーこ! 3分どころか3秒だったよ!」

 2回目のRTA記録は3秒である。
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