吸血鬼が始めるダンジョン経営 ~アトラクション化で効率的に魂採取~ 【累計9.6万pt】

近衛 愛

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第1章 ダンジョンマート金沢店 オープン準備編

【006】ミリィのダンジョン初探索

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さて、1週間テストプレイして、どこがバグとなるかは、わかって、ある程度は修正変更した。

残すところ、新規ダンジョンオープンまで1週間を切った。新規オープンで、お客さんが一気に入ってくることが予想される。

そのため、明後日には、本社から僕の担当であるエリックさんをはじめ、多数の方が受付と新規登録と使い方の説明のため応援しに来てくれる。

この1週間僕はテストプレイをしていたで、その間ミリィは何をしていたのかというと。

「ご主人。ミリィもご主人見たいにダンジョンに潜って探検したいにゃ~~。ご主人のために制御室から、ご主人の戦闘場面や他のダンジョンエリアを複数のモニターでチェックしてるが、なにも面白味がないにゃ~。
交代して、今度はご主人がミリィの冒険をチェックするにゃ~。」

もはやサポートモンスターのはずがモニターでのチェック仕事に飽きて、冒険したいというようになっていた。

あれ、狼男の方が、いうこと聞いてくれるし、よかったのかな?いやいや、ミリィの忌憚のない意見は、僕にとって寝耳に水だし、とても貴重だ。

こんなささいなことで他の人がよかったなんて思ったら、ミリィに失礼だわ。

「そうだね。僕も砂漠の中を延々とただ歩いて、モンスター見つけたら、殴るだけの作業は飽きてきたところだ。ここらで役割を交代するかい?
応援に来る本社のスタッフの対応と開店準備もする必要があるしね。」

「するにゃ~するにゃ~。ご主人大好きにゃ~」

僕は腕のソウルデバイスを操作し、『帰環』のボタンを押して。受付に戻ってきた。一度クリアしたフロアは、ソウルデバイスに登録され、帰還ボタン一つで受付に戻ることができる。

いちいち歩いて戻ってたら、どれだけ時間かかるわからないしね。それともう一つ『帰還』することが出来るものがある。それは、閉店時間のカーテンコールだ。

『皆さままもなく閉店の時間になります。探索中のお客様、戦闘中のお客様残り5分で自動的に受付に転送されます。忘れ物のなきようご準備下さい』

というものだ、ボスと戦闘中で、あともう少し、後一撃で倒して、転送ポイントまで行けるっと思っていても。時間になれば、一斉に受付まで転送されてしまう。

ダンジョン探索とは、閉店時間を見越した上で探索する必要のあるものだった。

ま~、砂漠で迷子になって帰れない子もいるからありがたい措置なんだよね。死に戻りっていう、選択は出来る。そのために死ぬという行為自体したいとは思わない。

「ミリィ。戻ったよ。頑張って探索してきてね。僕じゃわからないことも猫耳娘の君なら気付くこともあるから。
 後サポートモンスターは、死ぬとデータが保存前まで吹っ飛ぶから、システムに保存しておこう。出来るだけ死ぬなよ。特にボスには手をだすなよ。」

「ご主人。ミリィに任せるにゃ~~~。ミリィはそこまでお間抜けじゃないにゃ~。しっかりとサポートモンスターの意地を見せるにゃ~。では、行って来るにゃ~~~」

と、僕とミリィはハイタッチをして、居場所を交代した。

ミリィを見ていると微笑ましい感じだ。狭い室内のせいか思いっきり走れてなかった。その鬱憤を晴らすかのように、普段は2足歩行なのに、腕を使って、4足歩行で砂漠の中を掛けづり廻っている。

ミリィが走った後には、砂埃が立ち上げられ、画面が非常にみづらくなってしまう。こっちのこと考えてないな。おっちょこちょいのなせる業か。

ちなみにサポートモンスターに攻撃能力はほとんどない。猫耳娘は小学校上級学年の女くらいの身長だ。

サソリやコブラなんかを上手い事倒している。木の棒をもって、相手の前に突き出して、サソリが木の棒を挟みでつかみ、ホールドした。サソリは尾で捕まえたところを突き刺す、というのがスタイルだがそれを利用して、攻撃した後に本体をたたいて倒してたし。

コブラなんかは、猫耳娘の方が身体能力が高く、動態視力も良いので、素早い動きで翻弄され、目を回したところを蛇の頭を思いっきり、掴み噛めないようにしてから、たたいて倒していた。

う~~ん、下手な冒険者よりミリィの方がもしかしたら強いかもしれないな~~

その後は、オアシスに行って、汗をかいたのかさっぱりするため、泳ぎだした。確かに、周りにはオープン前だし、冒険者はいないよ。 モンスターもオアシスは安全地帯に設定しているから、襲われる心配もないよ。

でもさ~、ご主人様は男であって、ミリィ君は女の子なんだよ。いきなり服を脱ぎだして、泳ぎ出すもんだから、目を丸くして固まってしまったよ。

ソウルデバイスの通信機能を使って呼びかける。通信機能は、オーナー特権で使用している。通常の冒険者だと、ある程度の魂石ポイントを利用してアップデートしないと使用することができない。

「ちょっっちょっと、ミリィなに素っ裸になって泳いでいるんだよ。僕もチェックするために見てるんだよ。」

「ご主人なら見られても問題ないにや~。それにミリィの体は凹凸がなく、平だから魅力ないにゃ~。もし、それでご主人が欲情するにゃら、変態さんなのにゃ~。

それにこれもテストの一環にゃ~。こんな綺麗なオアシスなら、泳いでみたい女の子はいるはずにゃ~。服着たままは、気持ち悪いし、重たいし嫌にゃ~」

「いやいやご主人を僕をディスるなよ。ま~僕も小さい子には特段興味はないし。ま~ミリィがそういうなら僕は気にしないことにするよ。

でも確かにそういう観点からのチェックはしてなかったよ。やぱりミリィの視点は便りになるな~。これからも期待してるよ」

「ふふん。ミリィはとってもすごい猫耳娘にゃ~もっと褒めるにゃ~~」

照れているのか、前足で顔を撫でている。可愛い。

「でも、オアシスで泳ぐのか。ミリィだし、よかったけど、女子学生がそんなことをしたら、問題だよね。ま~その時は周囲に男の人がいるから、そんなことはしないだろうけど。

でも、したいという気持ちはやっぱりあるんだろうな。これって結構商売上大事なポイントじゃないか。水浴びができないなら、問題ないようにしてしまえばいい。

幸い、防具はソウルデバイスに登録して、選択して、着替えは出来るんだから。
 
水着の防具を装備してから、泳いでもらえば、ぜんぜん問題はなくなるぞ。!!きっと楽しいからニャンスタグラムにもUPするはず。

うん、ぜんぜん、いい。冒険しない子も第1層のフロアなら、案内係つければ比較的安全に向かうことができるし。うん、いい案だよ。これは。」

「ミリィ、せっかくだし、オアシスで泳いでいる姿と、モンスターに戦っている姿、写真とってよいかい?ホームページのランディングページにダンジョンマート金沢店の第1層の紹介として載せたいんだ。」

「いいにゃよ。ご主人。ミリィは可愛い猫耳娘だから、見た人はきっとミリィのファンになるにゃ~。でも、裸はダメにゃよ~。ご主人様だけにゃ~」

「いやいやそんな写真は流石にあげないよ。僕を何だと思っているのさ。」

「ちょっと待っててね。ソウルデバイスをソウルコレクトシステムに接続し、武具と防具の販売店を呼び出して。猫耳娘にあいそうな、水着は・・・・あったこれだ。」

「ミリィ、水着を購入したらから、ソウルデバイスで装備してくれ。あっ、そうだ、ソウルデバイスは水や熱で誤動作はしないのかい?」

「ご主人わかったにや~。ありがとにゃ~とってもかわいいパレオの水着にゃ~。どうかにゃ~?似合ってるかにゃ~」

「ミリィにとってもよく似合っていて、可愛いよ。」

「えへへへ~。そうかにゃ~~~。ご主人。ソウルデバイスは、モンスターの攻撃やダンジョンでの影響を受けないにゃよ~~。きっと、教育で学んでいるはずにゃ~」

「そうだったかな。うん、でも問題はないんだねありがとう。」

ミリィが冒険すると、普段僕では考えつかないこと、しないことをどんどんしていくか。僕がテストプレイした時よりもはるかに多くの現象がわかった。ミリィがいてくれてよかったな~~

つくづくそう思ってしまう僕であった。だって、モンスターのラクダを倒さずにのって、移動するって、普通考えつかないと思うよ。僕は見た瞬間全部パンチして倒してたし。

スナネコは僕では捕まえられなかった。けど、スナネコとミリィは仲よさそうに砂漠を二人で追いかけっこしていた。

「あっ、ミリィ今とった。ラクダに乗ってる写真もホームページに上げとくね。可愛かったし、これもきっといいと思うんだ」
「ご主人が望むなら上げるにゃ~」

こんな感じで3日間楽しくダンジョンをテストプレイして楽しんだ。あっ、応援スタッフのための、宴会場の予約してなかったよ。
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