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25 感情は素直に
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朧月は春の季語だったかな、と雲に隠れて淡い光を放つ月を窓越しに見て思う。俳句の思索にふけるのも悪くない。
広い部屋に大きなベッドがひとつ。二人でいるにも関わらず、宗一は暇を持て余していた。
唯一の話し相手はギルバートだが、彼はベッドに寝そべって宗一の脚を抱き枕のように抱え込み、太腿に顔を埋めている。さらに頭を撫でろというので、宗一は従っていた。
宗一の他者接触禁止法案は却下されたが、代わりに接触した個所とその相手を報告することが義務付けられた。
本日から有効と言うので、脚部にはゴブリン族の小さな子供に、頭を撫でたのはその子とアサギだけだ、と報告をした。すると、ギルバートは同じことをすると言って聞かず、取り立てて会話もなく、静かな時間を過ごしている。
金色の髪は軟らかくて手触りが良い。髪の流れに沿って丁寧に撫でる。
「まだ、満足しないのかい?」
肩をとんとんと軽く叩いても、反応がない。寝ているのだろうか。まあ、それも良し。
思えば、ギルバートがこうして子供の様に甘えてくるのはよくあることだが、寝ている姿を見たことがない。朝は彼が起こしてくれているので寝顔は見られないし、情けないことに、夜は事の後、宗一が先に眠ってしまう。貴重な寝顔でも拝んでみようか、などといたずら心を抱くと、ギルバートは気怠そうに呻った。
「んうー……」
のっそりと身体を起こし、顔を上げると、今にも閉じそうな薄目で宗一を眺める。寝ぼけているのだろうか。締まりのない笑顔でゆるゆると顔を寄せてきたので、宗一は顎から掬うようにしてギルバートの頬を片手で挟む。指先に少し力を入れれば、ギルバートは不格好に唇を尖らせ、ひょっとこ顔になった。
違和感にしっかりと瞳を開けたギルバートは、頬を摘まむ宗一の手を取り外して唇をへの字に曲げて言った。
「キスして欲しいんだけど?」
「口は誰も触ってないよ」
「それはそうだろう……、ん?」ギルバートは眉を顰めた。「まさか、そういうことも決めておかないとダメってことはないよな?」
ギルバートの言う、そういうこと、とは口づけのことだと理解しているが、彼のそれはあくまでも挨拶だ。ギルバート以外に口づけという形式の挨拶をしたことはないものの、この先はわからない。宗一には挨拶で口づけをする習慣はない。やらなくて済むのなら、やりたくはない。しかし、挨拶を求められて断る行為は、礼を欠くことにならないだろうか。だとすれば、やむを得ないこともあるだろう。
「君の他にするようなことがあったら、僕はどうしたら良いのかな?」
ギルバートは目を丸くした。ふっと小さく笑うと、宗一の額の髪を掻き撫でて囁く。
「今日のソウイチは意地悪だな」ギルバートの唇が額に触れた。「そんな時は来ないけど、こう言ってやれ。それ以上近寄れば、最強魔王をけしかけるぞ、ってな」
「番犬じゃあ、あるまいし」
「ぐるるぅ、ばう!」
犬真似をした拍子にギルバートは宗一の唇に噛みつこうとしてみせる。身を引いて驚いた宗一を笑う彼につられ、笑みが零れた。
ギルバートはひとつ息を吐き出すと、宗一の頬に手を添えて瞳を覗き込んでくる。
真剣な眼差しに思わず息をのんだ。徐々に距離を縮めるギルバートに宗一は躊躇う。彼の要求はわかっている。ただの挨拶だ、ささっとしてやれば良い。だが、躊躇ってしまう。それはその後の流れを予想しているからだ。そして、それを期待している己が卑しくて嘆かわしい。
己を律しなくては、そう思った時、ギルバートの瞳に月明かりが差し込んだ。麗しい瞳が青く揺れる。
時に人は、とある絵画を見て不思議と涙を零す。強い衝撃に魂が震えるのだとか、雷に撃たれたかのように痺れるのだとか。表現は様々あるが、それは万人に起こるとは限らない。ある人はその絵画に涙するかもしれないが、ある人はなにも感じられないただの絵だ。
ギルバートの瞳は宗一にとっての魂を震わせる絵画だ。ひと目見てしまったら、目が離せなくなる。いくらでも眺めていられる。なぜそう思うのか、心当たりがある。宗一がこの世界で初めて見たのは、ギルバートの瞳だった。それを懐かしいと感じたからだ。懐かしさに触れる時、胸が温まったり、締め付けられたり、高揚したりと心を揺さぶられる。ギルバートの瞳は、宗一を惹きつけて離さない、特別なものになってしまったのだ。
宗一は見つめ合ったまま固まってしまうのではないかという懸念を振り切り、そっと目を閉ざす。ギルバートの唇に自身のそれを僅かに触れさせると、すぐに離れた。
ほんの少しならば、大したことはないと思っていたが、実際は違った。
宗一の身体は一気に熱くなり、心拍が速度を上げる。顔も手足も、汗が滲んで真っ赤に染まった。羞恥心が宗一を襲う。
「うう……、駄目だ。ちょっと離れておくれ……」
されるのと、するのは全くの別物だ。穴があったら入りたい。入って暫く出たくない。
宗一はギルバートの肩を押し離そうとするが、ろくに力が入らない。せめて顔を背けたいのだが、ギルバートの手が宗一の両頬をしっかりと包み込んでいて、離れられない。青い瞳に視線が引き込まれてしまう。
ギルバートの薄い唇が開かれ、宗一は身を固くした。
「ソウイチの唇は誰にも触れさせない。その為なら、オレは犬でも何にでもなってみせるよ」
適当な軽口でも返そうと口を開いたが、ギルバートの唇に塞がれた。
優しく挟むように何度も重ね合わせる。
宗一は自然と瞳を閉じていた。薄いわりには軟らかい感触と、心地の良い体温。ギルバートとの挨拶は気持ちが良い。
無駄な力が抜けて強張らせていた身体が弛緩すると、ギルバートの舌先が唇の隙間に差し込まれ、存在を確認するかのように舌を絡ませる。
「んっ、んふ……」
鼻から抜ける息が甘くなる。ねっとりとした感触が苦手だったのに、今ではすっかり慣れた。それどころか、羞恥心で発熱したのとは別の熱が込み上げてくる。やはり期待をしてしまう卑しい己が情けない。
ギルバートの右手が頬から耳を撫で、襟足の髪を弄び、首筋を下る。そして、宗一のシャツのボタンをひとつひとつ器用に外していく。はだけたシャツの中に手が差し込まれ、腹部から脇腹、背中へと撫でまわす。
ぞわぞわとした這い上がってくるような感触がくすぐったくてたまらない。身体を引き攣らせると、息が乱れ、口づけをされたままでは苦しい。
宗一はギルバートの胸元あたりのシャツを鷲掴みにして引っ張った。
すると、ギルバートは宗一の唇を解放したが、滑り降りて首筋に口づけをする。そして、そのままゆっくりと宗一を押し倒していく。
「嬉しい? 喜びの感情だな」
ギルバートが肌に熱い吐息を吹きかけて囁く。
「い、言わんでくれ」
赤っ恥だ。こんな歳になっても、まだ欲にまみれているだなんて、とんでもない話だ。この若い身体が生理的な処理をするのは仕方がない。だが、欲というのは本能でもあるが感情に左右されやすい。つまり、抑制することができる。
そのはずなのだが、本能に負けている。
「どうして? 当然の感情だろう。オレも嬉しい」
ギルバートは柔らかに微笑んだ。
彼の言葉に、宗一は安心感を覚える。ギルバートという青年は自分に素直だ。二人きりの時は特にそうだ。ただ単に、欲に忠実とも言えなくもない。しかし、あれやこれやと考え込む宗一とは違って、この素直さは清々しい。
思考を巡らせていると、ギルバートが宗一の顎をそっと摘まんで言った。
「オレを見て、ソウイチ。オレに集中して。オレのことだけ考えて」
ギルバートの青い瞳が熱を帯びて見下ろしている。
宗一は手を伸ばし、ギルバートの頬に添えた。親指で目元を優しくなぞると、ギルバートは片目を瞑り、まるでもっと撫でろと催促する犬のように、宗一の手に頬擦りをした。
降ろす手に促され、ギルバートの顔が近づいて唇を重ね合わせる。
今はごちゃごちゃと考えるのはやめよう。ギルバートのように欲望に従うのも時には良いだろう。
流されるまま、深く、緩やかで溶けるような口づけに、宗一は酔いしれた。
広い部屋に大きなベッドがひとつ。二人でいるにも関わらず、宗一は暇を持て余していた。
唯一の話し相手はギルバートだが、彼はベッドに寝そべって宗一の脚を抱き枕のように抱え込み、太腿に顔を埋めている。さらに頭を撫でろというので、宗一は従っていた。
宗一の他者接触禁止法案は却下されたが、代わりに接触した個所とその相手を報告することが義務付けられた。
本日から有効と言うので、脚部にはゴブリン族の小さな子供に、頭を撫でたのはその子とアサギだけだ、と報告をした。すると、ギルバートは同じことをすると言って聞かず、取り立てて会話もなく、静かな時間を過ごしている。
金色の髪は軟らかくて手触りが良い。髪の流れに沿って丁寧に撫でる。
「まだ、満足しないのかい?」
肩をとんとんと軽く叩いても、反応がない。寝ているのだろうか。まあ、それも良し。
思えば、ギルバートがこうして子供の様に甘えてくるのはよくあることだが、寝ている姿を見たことがない。朝は彼が起こしてくれているので寝顔は見られないし、情けないことに、夜は事の後、宗一が先に眠ってしまう。貴重な寝顔でも拝んでみようか、などといたずら心を抱くと、ギルバートは気怠そうに呻った。
「んうー……」
のっそりと身体を起こし、顔を上げると、今にも閉じそうな薄目で宗一を眺める。寝ぼけているのだろうか。締まりのない笑顔でゆるゆると顔を寄せてきたので、宗一は顎から掬うようにしてギルバートの頬を片手で挟む。指先に少し力を入れれば、ギルバートは不格好に唇を尖らせ、ひょっとこ顔になった。
違和感にしっかりと瞳を開けたギルバートは、頬を摘まむ宗一の手を取り外して唇をへの字に曲げて言った。
「キスして欲しいんだけど?」
「口は誰も触ってないよ」
「それはそうだろう……、ん?」ギルバートは眉を顰めた。「まさか、そういうことも決めておかないとダメってことはないよな?」
ギルバートの言う、そういうこと、とは口づけのことだと理解しているが、彼のそれはあくまでも挨拶だ。ギルバート以外に口づけという形式の挨拶をしたことはないものの、この先はわからない。宗一には挨拶で口づけをする習慣はない。やらなくて済むのなら、やりたくはない。しかし、挨拶を求められて断る行為は、礼を欠くことにならないだろうか。だとすれば、やむを得ないこともあるだろう。
「君の他にするようなことがあったら、僕はどうしたら良いのかな?」
ギルバートは目を丸くした。ふっと小さく笑うと、宗一の額の髪を掻き撫でて囁く。
「今日のソウイチは意地悪だな」ギルバートの唇が額に触れた。「そんな時は来ないけど、こう言ってやれ。それ以上近寄れば、最強魔王をけしかけるぞ、ってな」
「番犬じゃあ、あるまいし」
「ぐるるぅ、ばう!」
犬真似をした拍子にギルバートは宗一の唇に噛みつこうとしてみせる。身を引いて驚いた宗一を笑う彼につられ、笑みが零れた。
ギルバートはひとつ息を吐き出すと、宗一の頬に手を添えて瞳を覗き込んでくる。
真剣な眼差しに思わず息をのんだ。徐々に距離を縮めるギルバートに宗一は躊躇う。彼の要求はわかっている。ただの挨拶だ、ささっとしてやれば良い。だが、躊躇ってしまう。それはその後の流れを予想しているからだ。そして、それを期待している己が卑しくて嘆かわしい。
己を律しなくては、そう思った時、ギルバートの瞳に月明かりが差し込んだ。麗しい瞳が青く揺れる。
時に人は、とある絵画を見て不思議と涙を零す。強い衝撃に魂が震えるのだとか、雷に撃たれたかのように痺れるのだとか。表現は様々あるが、それは万人に起こるとは限らない。ある人はその絵画に涙するかもしれないが、ある人はなにも感じられないただの絵だ。
ギルバートの瞳は宗一にとっての魂を震わせる絵画だ。ひと目見てしまったら、目が離せなくなる。いくらでも眺めていられる。なぜそう思うのか、心当たりがある。宗一がこの世界で初めて見たのは、ギルバートの瞳だった。それを懐かしいと感じたからだ。懐かしさに触れる時、胸が温まったり、締め付けられたり、高揚したりと心を揺さぶられる。ギルバートの瞳は、宗一を惹きつけて離さない、特別なものになってしまったのだ。
宗一は見つめ合ったまま固まってしまうのではないかという懸念を振り切り、そっと目を閉ざす。ギルバートの唇に自身のそれを僅かに触れさせると、すぐに離れた。
ほんの少しならば、大したことはないと思っていたが、実際は違った。
宗一の身体は一気に熱くなり、心拍が速度を上げる。顔も手足も、汗が滲んで真っ赤に染まった。羞恥心が宗一を襲う。
「うう……、駄目だ。ちょっと離れておくれ……」
されるのと、するのは全くの別物だ。穴があったら入りたい。入って暫く出たくない。
宗一はギルバートの肩を押し離そうとするが、ろくに力が入らない。せめて顔を背けたいのだが、ギルバートの手が宗一の両頬をしっかりと包み込んでいて、離れられない。青い瞳に視線が引き込まれてしまう。
ギルバートの薄い唇が開かれ、宗一は身を固くした。
「ソウイチの唇は誰にも触れさせない。その為なら、オレは犬でも何にでもなってみせるよ」
適当な軽口でも返そうと口を開いたが、ギルバートの唇に塞がれた。
優しく挟むように何度も重ね合わせる。
宗一は自然と瞳を閉じていた。薄いわりには軟らかい感触と、心地の良い体温。ギルバートとの挨拶は気持ちが良い。
無駄な力が抜けて強張らせていた身体が弛緩すると、ギルバートの舌先が唇の隙間に差し込まれ、存在を確認するかのように舌を絡ませる。
「んっ、んふ……」
鼻から抜ける息が甘くなる。ねっとりとした感触が苦手だったのに、今ではすっかり慣れた。それどころか、羞恥心で発熱したのとは別の熱が込み上げてくる。やはり期待をしてしまう卑しい己が情けない。
ギルバートの右手が頬から耳を撫で、襟足の髪を弄び、首筋を下る。そして、宗一のシャツのボタンをひとつひとつ器用に外していく。はだけたシャツの中に手が差し込まれ、腹部から脇腹、背中へと撫でまわす。
ぞわぞわとした這い上がってくるような感触がくすぐったくてたまらない。身体を引き攣らせると、息が乱れ、口づけをされたままでは苦しい。
宗一はギルバートの胸元あたりのシャツを鷲掴みにして引っ張った。
すると、ギルバートは宗一の唇を解放したが、滑り降りて首筋に口づけをする。そして、そのままゆっくりと宗一を押し倒していく。
「嬉しい? 喜びの感情だな」
ギルバートが肌に熱い吐息を吹きかけて囁く。
「い、言わんでくれ」
赤っ恥だ。こんな歳になっても、まだ欲にまみれているだなんて、とんでもない話だ。この若い身体が生理的な処理をするのは仕方がない。だが、欲というのは本能でもあるが感情に左右されやすい。つまり、抑制することができる。
そのはずなのだが、本能に負けている。
「どうして? 当然の感情だろう。オレも嬉しい」
ギルバートは柔らかに微笑んだ。
彼の言葉に、宗一は安心感を覚える。ギルバートという青年は自分に素直だ。二人きりの時は特にそうだ。ただ単に、欲に忠実とも言えなくもない。しかし、あれやこれやと考え込む宗一とは違って、この素直さは清々しい。
思考を巡らせていると、ギルバートが宗一の顎をそっと摘まんで言った。
「オレを見て、ソウイチ。オレに集中して。オレのことだけ考えて」
ギルバートの青い瞳が熱を帯びて見下ろしている。
宗一は手を伸ばし、ギルバートの頬に添えた。親指で目元を優しくなぞると、ギルバートは片目を瞑り、まるでもっと撫でろと催促する犬のように、宗一の手に頬擦りをした。
降ろす手に促され、ギルバートの顔が近づいて唇を重ね合わせる。
今はごちゃごちゃと考えるのはやめよう。ギルバートのように欲望に従うのも時には良いだろう。
流されるまま、深く、緩やかで溶けるような口づけに、宗一は酔いしれた。
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