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1.プロローグ
【2】王妃の話
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王妃は内気な人であった。寡黙で物静かな性質ではあったものの、美しさは王国内でも指折りであった。つんと伸びた形の良い鼻、控えめな曲線を描く頬、長いまつげに縁取られた瞳。背中まで伸びたブロンドの髪は艶やかで、彼女のお気に入りである柔らかな緑色のドレスによく似合う。
嫁いだときから基本的に部屋に籠もっており、姿を見せることはほとんどない。
内気さと、彼女の持つ持病が原因だ。
時折、ふと思い立ったかのように中庭に面したバルコニーに姿を現す。家臣から歓声が上がると、それに応えるように微笑むと、愛用の杖を持つ手と逆の手を柔らかく振る。嫁入り当初は批判も大きかったが、持ち前の朗らかな性格が伝わると、次第に人々に受け入れられていった。内気ではあるが親交的。それが宮廷のものたちからの評価であり、共通認識であった。
嫁いだときから基本的に部屋に籠もっており、姿を見せることはほとんどない。
内気さと、彼女の持つ持病が原因だ。
時折、ふと思い立ったかのように中庭に面したバルコニーに姿を現す。家臣から歓声が上がると、それに応えるように微笑むと、愛用の杖を持つ手と逆の手を柔らかく振る。嫁入り当初は批判も大きかったが、持ち前の朗らかな性格が伝わると、次第に人々に受け入れられていった。内気ではあるが親交的。それが宮廷のものたちからの評価であり、共通認識であった。
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