私達の七日間

成田亮成

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   薄れる (続き)

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 彼女の言葉を聞いてまた緊張感が走った。

 (また何かあるのか)


  と僕は呟く。


   「何? どうしたの?」


   「自分の世界に入っちゃった?」



    そう言って彼女は僕を揶揄うような言葉を発した。

 
 「いや、別にそんな事ないし」

 「そんな事言って揶揄ってくれちゃってぇ」


 僕がそう言うと、 「ふーん」 と彼女は感情抜けたような返事をした。


 思わず、 「反応薄くない?」 と僕は言った。



 「そうかなぁ」

 
  不思議そうに首を傾げて彼女はそう言う。


 「まぁ兎に角さ、何でもないから」

 「話戻そうか?」

  と僕は彼女に言った。


   「あっ、話思い出すの忘れてたぁ」


    彼女はその場から立ち去ろうとした。

 「ちょっと、何処に行くの?」

  
  僕が尋ねると、 「ちょっとねぇ」 
   と彼女は言った。


    (これじゃ、拉致が開かない)

      そう思った僕は手段を変更する事に決めた。


 (勢いで手段変えようとしたけど、どうやって口を開かせて聞き出すかぁ)

 と考えていた。


  すると突然、何の前ぶれもなく睡魔が僕を襲ったのだ。


 (変なタイミングだなあ)

  そう僕は思った。
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