私達の七日間

成田亮成

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 「はぐらかしてないで本当の事言って欲しい、お願いだから」

 僕は彼女にはっきりと言った。

  
  すると、彼女は涙ぐみながら 「本当にいいんだね?」

 と尋ねた。

 「勿論覚悟はしているよ」
 
 「だから頼む」

  と彼女の問いに僕はそう言った。


   「貴方の記憶が全部消えてしまうかもしれないの」

 まるで生き絶えたかのような目をして彼女はそう言った。

 (やっぱり、重めの内容だったかぁ)


  そう思いながら彼女の言葉を聞いた。


 僕は取り乱す事なく 「そっか、そうだったんだ」 「なんかスッキリしたなぁ」

 と嘘を吐いた。

  僕の顔を見て彼女が 「嘘吐いているのはどっちよ!」

 と声を荒げた。

  「ねぇ、強がらなくていいから」

      「私は貴方の本心が知りたいの」

   と彼女は言った。

    (そんな事言うのずるいなぁ)


     そう思っていた僕だったのだが彼女の言葉に胸が締めつけられるような感覚がした。


 「怖い、怖いよ僕の方が」  

  と言って本心を言った。


   「やっぱり怖いんじゃない」
     
    彼女はそう言って僕を一喝したのだ。
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