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蝕む (続き)
しおりを挟む「バタン」 と何やら音がするではないか。
私は急いで音がした場所へと向かった。
すると夫が倒れていたのだ。
「ねぇ、大丈夫? ねえってば」
と私が必死に尋ねても夫が返答する事はなかった。
(もしかして、さっきの言ってた事って本当の事だったんだ)
と、時間差で私は事の重大さを痛感した。
慌てて私が夫の脈を測った。
だが、脈は無く、青ざめていた。
私は何がどうなっているのか状況を把握する能力が鈍っていた。
私は取り乱す事なく、警察に通報をした。
「もしもし、夫が倒れているのですが」
と私は電話越しの警察にそう言った。
「いつそれは発見したのですか?」
と私に警察が尋ねた。
私は夫の 『死』 を覚悟した。
(今まで本当にありがとう)
と呟いて俯いた。
「すみません、警察のものですが」
そう言って、警察が私を訪ねて来たのだ。
「はい」
と一言だけ返事をし、玄関のドアを開けた。
「すみません、先程通報された方は貴方ですかね?」
と私に警察が尋ねた。
「そうですけど」
と一言だけ私はそう言った。
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