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離婚成立
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ふたりの間に当然のごとく新しい命が生まれた新居での生活は、まだ軌道に乗っていないのと、空也の家族の難題を抱え、こず恵は日々不安を増大させていた矢先だった。
前夫との離婚の話は相手次第なので待つしかない。だが、このままでは生まれてくる子供を籍に入れることができない。
こず恵は先の見えない不安の中、空也だけが頼りだった。
生活も空也の家族のこともあり余裕がない。こず恵が仕事できなくなるとたちまち生活は苦しくなる。お産の費用、準備の数々、通院の費用、こず恵の不安はつのる。
空也は出産についてなにもわかっておらず、それもこず恵の不安を大きくしていった。
出産が近づいた年末、国保の出産費用の補助を知り役場に行き、戸籍謄本等の書類を揃えようとした時、まさかの離婚成立の事実を知った。前夫側が諦めて離婚届を提出したらしい。
こず恵も空也も降って湧いた朗報に一気に不安が消えた。これで生まれてくる子のことを前向きに考えられる。
だが、そんな喜びもつかの間、新たな厄介な問題がこず恵、空也の周りに起こった。
「おい、横でギャーギャーわめいとんはお前の嫁か、おれらお前の親父に用あって来とるんや黙らせや」空也がその時夜働いていた小さな焼肉屋にチンピラから電話がかかってきた。どうやら親父がいかがわしい金融業者からから借金しその取り立てをくらってるらしい。気が強く正義感の強いこず恵は、隣に住む空也の家族の部屋に土足で入り込んでいるチンピラに文句を言ってるらしい。「あんたら人の家に土足で上がって何してるん、警察呼んだろか」電話の向こうからこず恵の叫び声が聞こえる。
「おい兄ちゃん、今日のところは帰ったるけど、親父の借金、利息とまとめて払ったれよ、また来るからな、チッ!」
こず恵が手強いと感じたのかチンピラは捨て台詞を残して一旦その場をあとにした。
「空也、大丈夫?仕事してるのにゴメンな」こず恵は優しい言葉で空也を安心させようとした。大抵のことでは動じないこず恵の驚く強さを空也はその時知った。
前夫との離婚の話は相手次第なので待つしかない。だが、このままでは生まれてくる子供を籍に入れることができない。
こず恵は先の見えない不安の中、空也だけが頼りだった。
生活も空也の家族のこともあり余裕がない。こず恵が仕事できなくなるとたちまち生活は苦しくなる。お産の費用、準備の数々、通院の費用、こず恵の不安はつのる。
空也は出産についてなにもわかっておらず、それもこず恵の不安を大きくしていった。
出産が近づいた年末、国保の出産費用の補助を知り役場に行き、戸籍謄本等の書類を揃えようとした時、まさかの離婚成立の事実を知った。前夫側が諦めて離婚届を提出したらしい。
こず恵も空也も降って湧いた朗報に一気に不安が消えた。これで生まれてくる子のことを前向きに考えられる。
だが、そんな喜びもつかの間、新たな厄介な問題がこず恵、空也の周りに起こった。
「おい、横でギャーギャーわめいとんはお前の嫁か、おれらお前の親父に用あって来とるんや黙らせや」空也がその時夜働いていた小さな焼肉屋にチンピラから電話がかかってきた。どうやら親父がいかがわしい金融業者からから借金しその取り立てをくらってるらしい。気が強く正義感の強いこず恵は、隣に住む空也の家族の部屋に土足で入り込んでいるチンピラに文句を言ってるらしい。「あんたら人の家に土足で上がって何してるん、警察呼んだろか」電話の向こうからこず恵の叫び声が聞こえる。
「おい兄ちゃん、今日のところは帰ったるけど、親父の借金、利息とまとめて払ったれよ、また来るからな、チッ!」
こず恵が手強いと感じたのかチンピラは捨て台詞を残して一旦その場をあとにした。
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