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本編
62 メスガキ魔法少女の最期
しおりを挟む魔眼で操ったロウを盾にしてリリムは3階にいた死体に魔法の糸を送る。
部屋の中に傀儡兵が続々と現れ、部屋の中には50体以上が雪崩れ込む。
殺到する傀儡兵となった死体は敵味方関係なく、まだまだ廊下からやって来るようだ。数の差は圧倒的で、状況はリリム有利か。
「マム、今行きます!」
上の階にいた傀儡兵を処理したマチルダ隊が穴から下の階を覗き見て、リーズレットを助けようと飛び降りて来る。
『マム! 2階の処理は終了しました! 今から3階に向かいます!』
リリムが作り出した傀儡兵の大隊完成に対し、リーズレット達ももう少しで3階に増援が到着しそうだ。
「ロウ、待っていなさい! 必ず助けますわッ!」
「あ、ぐ、リーズレット様……!」
彼も彼で魔眼支配から抜け出そうとしているのだろう。顔を苦しそうに歪め、自力でどうにかできないかともがく。
「あは。無理無理~! 魔法はサイキョーだからね! 普通の人間が逃れられるわけないじゃん!」
片手で傀儡兵を操作しながら、まだロウの顔をベタベタと触り続けるリリム。こうしている事でリーズレットを揺さぶれると思っているのだろう。
確かに彼女の行動は効果的だった。部屋の中に入り込んで来た傀儡兵が一斉に襲い掛かる中、リーズレットの表情には焦りが見える。
傀儡兵を全滅させるまでは良い。だが、その次が問題だ。
魔眼で操られたロウをどうやって解放すれば良いか。
彼女の頭に浮かぶ案はマチルダ隊とリリムを囲んで、ロウを引き離した瞬間にリリムを仕留めるという作戦。
その前にリリムがロウを害さなければ良いが……と思っていたが、リリムも馬鹿じゃないようだ。
「あは☆ 良い物持ってるねえ~?」
1ミリたりともロウから離れようとしない彼女が見つけたのは、ロウの腰に差してあったハンドガン。それを取るとロウに握らせる。
「これでお姉様を撃つんだよ。よく狙ってね?」
命令通りにハンドガンを握ったロウは自分の意思とは関係なく銃口をリーズレットへと向けてトリガーを引く。
「くッ!」
四方から傀儡兵が襲って来る状況の中、ロウが撃つ弾も躱さなければならない。
リーズレットは3方向にいた傀儡兵の胴を撃って凌ぎながら、一体の腕を掴んで引き寄せるとロウが撃った弾の盾とした。
「あはっ! ねえねえ、自分の彼氏に撃たれるってどんな気持ち? チョー笑えるんだけど☆」
「リーズレット、様……」
きゃっきゃっと笑う傍らでロウは顔を歪めた。自分の体なのに制御できず、銃を撃ってしまう。
マチルダ隊の男と同じように故郷を取り戻してくれたリーズレットに恩を感じるロウには耐え難い状況だった。
自分が不甲斐なく、情けない。恩人の役に立ちたい、いつか隣に立って彼女を助けたいと思っていたのに。
「あは、泣いてるの? 可愛い~☆」
自分がしている行為が情けなく、不甲斐なく、屈辱的で……ロウの心に亀裂が入る。
流した涙は一目惚れした女性の前で憎い敵に舐められるという。これほど屈辱的な行為があるだろうか。
「待っていなさいッ! 必ず助けますわッ!」
迫り来る傀儡兵を破壊しながら、必ず助けると言ってくれるリーズレット。
しかし、ロウに至るまでの壁は分厚い。殺しても殺しても傀儡兵が立ちはだかる。部屋の入り口からは常に傀儡兵が入り込み、リーズレットの傍には必ず傀儡兵が付き纏っている状態だった。
数の力で襲い掛かる傀儡兵に殴られ、地面に倒れるが受け身を取って銃を撃つマチルダ。
10体以上の傀儡兵に襲われ、弾切れを起こして対処ができずに圧し掛かられてては殴打の連続を喰らい、致命傷を負うマチルダ隊の男。
ロウにとって大切な者達が、目の前で苦しむ状況を強制的に見せられる。それもこの状況を作り出したのは自分のせいだという事実がたまらなく辛い。
人の心には許容範囲というものがある。
それは敵も味方も変わらない。その心理を知っているからこそ、リーズレットは恐怖で敵を縛る。
リリムが行っている事はそれに近かった。ロウの心は恐怖ではなく、屈辱と自身への弱さへの嘆きで染まる。
人に対して恩を感じる男が故に耐えられない。心優しく、恋をして、仲間意識が強い人間だからこそ耐えられなかった。
もう少しでリーズレットが包囲網を抜け出せる。そう確信していた矢先、彼の心は遂に壊れてしまった。
「ぐ、がッ……ぐぅううう!」
壊れたが故に、ロウの思考は破滅へと向かった。
支配から逃れようと必死に抵抗して、自分さえいなければと何度も心の中で叫ぶ。
この場から自分が消えてしまえば良いと破滅的な考えに至ってしまった。
好きな女性の前で惨めな姿を晒すくらいなら、と男子特有のプライドや皆への申し訳なさ。様々な負の感情がグチャグチャに混じり合って自分でも制御できぬほどに壊れてしまった。
魔法に抵抗するロウの脳がバチバチと弾ける。強制される命令に抵抗して、自分の意思で動かそうとしたが故に体の命令を受け付ける脳の血管が引き裂かれた。
鼻から血を流し、目は真っ赤に充血して。
リーズレットへと向ける銃を持つ腕がギギギと壊れたブリキの人形のように動いて、自身の頭へと向けられた。
「はぁ!? 魔法に抵抗してんの!? 死んじゃうよ!?」
まさか魔眼に抵抗するとは思ってもいなかったのか、ロウの行動に驚愕の叫びを上げるリリム。
「おやめなさい! ロウ! 止めなさい! 命令ですわよッ!」
リリムの叫びでロウの行動に気付き、リーズレットもまた必死に「止めろ」と叫んだ。
あと少しなんだ。だから待ってくれ。助ける手段もプロセスも存在するんだ、と。
「リー、ズ……レット、様……。ごめ、ん……」
だが、心が弱い者から死んでいく。それが戦争の基本だ。
ロウは優しいが故に弱かった。味方を傷付けるくらいなら自己犠牲を選ぶほどに弱かった。全ては自分のせいだと決めつけてしまうほど弱かった。
震える彼の指がトリガーをゆっくりと引いた。
好きな女性がいて、その人に本気の恋をしていて。惨めな姿を晒したくない、自分のせいで苦しい思いをさせたくないと思う男子だったが故に死を選んでしまった。
タン、と乾いた音がリーズレットの耳に響く。
彼女の瞳には自身の頭部を撃ち抜いたロウの倒れ行く姿がスローモーションで映った。
「あ~あ。死んじゃった。ま、いっか。傀儡にすれば良いし。お姉様も嬉しいでしょ?」
一時はロウの抵抗に驚愕したものの、リリムはすぐにニヤニヤと笑い出した。彼女は心底楽しそうに、死んだロウを人形にしてやると言い放つ。
ロウの死を見たリーズレットは……その場で顔を伏せて両手を下ろしたまま立っていた。
「ねぇ、お姉様。悲しい? ねえ、悲しい――」
リリムはリーズレットが悲しみに満ちていると思ったのだろう。最愛の人が死んで、隙が出来たと思ったに違いない。
これで組織が常に口にする「最強」を殺せる。最強を殺せば、次の最強は自分のモノ。
そうすれば他の姉妹達よりも大きくリードを取れる。そうすれば愛しき母の愛を独占できる。
――そう、思っていたが。
「んふふ」
顔を伏せて、両手を下ろしたリーズレットから笑い声が漏れた。
「お姉様、壊れちゃったの?」
ニヤニヤと笑うリリムは予想通りだと内心呟いた。
だが、違う。
「んふふ。あはは……あはははははッ!」
顔を上げたリーズレットの表情にあったのは笑みだ。華が咲き誇るような……いや、華が狂い咲くような笑顔。
瞬間、部屋中に広がる殺意がその場にいる一切合切の時を止めた。
リリムも、味方であるマチルダ隊も。意思の無い傀儡兵ですら。全てが動きを止めてリーズレットを見た。
「あ、え?」
ぶるりと身を震わせるリリム。
リーズレットは無言でアイアン・レディのマガジンをリリースしてリロードを終える。
無言な彼女からリリムに向けられるのは怒りではなく、殺意に満ちた眼差し。絶対に、惨たらしく、確実に殺してやるという無言の視線がリリムを射抜く。
「そ、そんな目で!」
一瞬で恐怖のどん底に叩きつけられたリリムは指を操作して傀儡兵をリーズレットへと一斉に差し向けた。
が、相変わらず無言なリーズレットは的確に傀儡兵の頭部を吹き飛ばす。頭部が無くなろうが傀儡兵の活動は止まらない。精々、その場でたたらを踏むか床に倒れるだけ。
だが、それで良い。それで十分だ。
既に彼女が抱えていた重石は無くなった。人質となっていた想い人は自らの手で命を絶ったのだから。
差し向けられた傀儡兵を足止めすると、リーズレットは一気に駆ける。パワー・ハイヒールを全力で使い、床が陥没するほどの踏み込みで。
パワー・ハイヒールのフルパワーは自分の足への負荷が相当掛かる。足を痛めてしまう為、開発された当初からこういった行為は推奨されていない。
だが、リーズレットは一切気にしない。彼女の表情と瞳に映し出されるのは、目の前にいるメスガキを今すぐぶっ殺すという1点の殺意のみ。
普段の軽口も呟かずに。一切の無駄なく、暴力的で、ドリルの巻き髪をなびかせて、殺意に駆られた渾身の踏み込み。
進路上の先頭にいた傀儡兵の顔に空中回転しながら蹴りをお見舞いして、蹴りの一撃で傀儡兵の首の骨を粉砕した。
蹴りを放った勢いのままクルリと一回転し、アイアン・レディを連射して進路上にいる傀儡兵の頭部を吹き飛ばしまくる。
この間、リーズレットは一切傀儡兵を見ていない。彼女が見ているのは一番奥にいるリリムだけ。
現世の者達は、ここまで剥き出しの殺意を見せるリーズレットを誰も見た事が無いだろう。サリィでさえ見た事のない姿だ。
しかし、前世に生きていたアイアン・レディの構成員達が見ていたら、
『マムを本気で怒らせるなんて相当だね』
そう言うに違いない。
前世の頃、同じように想い人が殺された時に見せた本気の怒り。
否、怒りを通り越した本気の殺意。彼女は本気で殺意を撒き散らすなど、この世界にとって何年振りだろうか。
彼女は常にエレガントで気高い淑女である。
戦闘において彼女は口から淑女らしく言葉を吐き出しながらも、強敵と対峙すれば常に観察して対策を考え、相手のクセや挙動を見極めながら隙を探すという実にクールな戦闘を繰り広げる。
このプロセスを行う事で彼女は自身を成長させていると言えよう。敵の得意分野を学び、それを知識として取り込んで後に繋げてきたからこそ『最強』の称号を手に入れた。
が、気高くお上品な彼女らしからぬ感情の大爆発。剥き出しの殺意に満ちた表情と目がリリムへと向けられている。
どうなってしまうか?
簡単だ。相手は必ず殺される。学びの時間を排除した彼女によって、相手はすぐに殺される。
今回の場合は人質救出の時間を排除した事になるが、どちらでも代わらない。どちらにせよ、相手は殺される。
格下であればそう時間は掛からないだろう。
進路上の傀儡兵を一時的な行動不能状態に陥らせると、傀儡兵の間を縫ってリリムに向けて駆け出した。
パワー・ハイヒールの機能をフル活用した動きはまるで瞬間移動したと思えるほど素早かった。全ての傀儡兵を置き去りにした彼女は、リリムと肉薄する寸前で飛んだ。
傀儡操作が間に合わず、ガラ空きになっているリリムの顔面に膝蹴りをお見舞い。
防御壁では防げぬ体術が彼女を襲う。
「あがッ!?」
鼻の骨が折れ、血を噴き出したリリムは背後にあった窓際へと吹き飛ばされる。
窓と窓の間にある壁に背中を叩きつけたリリムは朦朧とする意識の中、彼女の双眸に映し出されたのは殺意に満ちたリーズレットが再び駆け出す姿。
「ご、ごの……!」
リリムは何とか指を動かし、なんとか1体の傀儡兵を操作した。
自分を守るよう間に割り込ませるが、
「邪魔ですわ」
リロードを終えたアイアン・レディの連射で穴だらけの案山子になってしまった。
そのままの勢いでリーズレットはリリムへと接近し、次の傀儡が操られる前に防御壁を起動する為のペンダントを引っ張って奪い取る。
奪い取った瞬間に遠くへと投げ捨てて、無防備になったリリムの腹にアイアン・レディの銃口を当てると弾切れになるまで撃ち込んだ。
「あ"あ"あ"!? ガハッ!!」
合計、5発。リリムの体がくの字に曲がる程の連射。彼女は腹に大穴が空くと同時に口から大量の血を吐き出す。
リーズレットは弾切れになったアイアン・レディを投げ捨てて、リリムの首を掴むとチューブタイプハンドクリーム型のグレネードを起動して彼女の口の中へ無理矢理捻じ込んだ。
そのまま彼女の首と体を掴んで窓の外へと投げ飛ばす。
ガラスを突き破ったリリムの身は外へと放り出され――宙を舞いながら口に捻じ込まれたグレネードが限界を迎える。
「地獄へ堕ちなさい、メスガキ」
中指を立てたリーズレットに見送られながら、リリムは空中で爆発して死亡した。
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