女神殺しの悪役貴族 ~死亡フラグを殴って折るタイプの転生者、自分と推しキャラの運命を変えて真のハッピーエンドを目指す~

とうもろこし

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1章 死亡フラグへの第一歩

第9話 運命の日 - 最初のフラグ 2

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 オークの横っ面に拳を叩き込んだ瞬間、俺は確かな手応えを感じた。

 衝撃波が爆ぜた瞬間、手応えは確信に変わった。

 やれる。

 俺はオークをぶっ殺せる。オークと戦えるだけの力を身に着けたのだ、と。

「父様、立って!」

 俺を見上げる親父に声を掛けつつ、俺は再びオーク共に顔を向けた。

 ざっと見た感じ、オークは残り四十体くらい。

 ほぼ乱戦になっているので、どこから倒せばいいかは判断できなかった。

「だったらッ!」

 面倒くせえ! 手当たり次第ぶっ殺せば済む話だッ!

 正面にいたオークに狙いをつけ、俺は全速力で駆ける。

 走り抜ける勢いで駆け、その勢いを使って――

「オラァァッ!!」

 魔法陣を貼り付けた足でオークの胴体を蹴り飛ばすと、腹の半分がぶっ飛んで無くなった。

 一体目を蹴りでぶっ殺した後、間髪入れずに左手側にいたオークへ飛び掛かる。

「シッ!」

 こちらには飛び込みながらの回転蹴り。もちろん衝撃波付き。

 回転させた足を振り抜くと、オークの頭部はバチンと爆ぜる。

 やれる。やれるぞ。

 俺は運命を変えられるッ!!

 俺の四年間は無駄じゃなかったッ!!

 思わず口角を吊り上げて笑ってしまうほど嬉しかったが――瞬間、俺の頭上に影が差す。

 見上げると俺の背後にはオークがいた。

 ぶっとい棍棒を振り上げたオークがいたのだ。

 避けなきゃ、と考えが過った瞬間、棍棒を振り上げていた腕が宙を舞う。

 続けて叫び声を上げていたオークの顔がスパッと横に断たれた。

「油断するなッ!」

 オークを両断したのは親父だった。

 立ったままになっていたオークの死体を蹴飛ばした親父は俺の背後につく。

「なんでここに来たのかは聞かん! だが、戦うつもりなら油断するな!」

「うん」

 俺と親父は背中を合わせ、周囲にいるオーク達に対峙した。

「レオン、絶対に死ぬなよ! 母さんを悲しませるんじゃないぞ!?」

「それはこっちのセリフだよ!」

 最悪の未来を知っている身にもなってくれ。親父こそ死んで母さんを狂わせるんじゃないよ。

「ハッ! 生意気になった!」

 鼻で笑った親父と同じタイミング。親子同時に敵へと間合いを詰めた。

「フッ!」

 俺は魔法を駆使した体術で。

 顔面、腹を中心に拳を叩きつけ、同時に衝撃波をお見舞いしてオーク共の体を破壊する。

「セイヤァァッ!!」

 親父は持ち前の剛腕と大剣で。

 オーク共にも負けない剛腕と太い大剣の刃は強靭な肉体を持つオークの体を豪快に両断する。
 
「親父! 右ッ!」

「おうッ!!」

 俺達親子は手当たり次第、オーク共を駆逐していく。

「あ、あの親子はどうなってんだよ!?」

「坊ちゃんってあんなに強かったのか!?」

 俺達の暴れっぷりは親父の元仲間も驚愕の声を上げるほどらしい。

 だが、徐々に戦況はこちら側に傾き始め、人間側の勢いが増していく。

「二人に負けるなッ!」

「坊ちゃんが体張ってんだぞ! 俺達が怯んでる場合かよ!」

 防戦意識が高かった状況から一変し、大胆な攻めの姿勢へ。ここで押し込むべしと果敢にオークへ攻める!

 徐々に数を減らせつつあるが、俺は戦いながら周囲を探り続けていた。

 ――オークのリーダーはどいつだ?

 最大の障害はリーダー格の個体だ。

 そいつが群れの中で一番強く、更には親父を相打ちに追い込む相手。

 雑魚共を押し込めるようになった今、早めにオークリーダーを仕留めておきたい。

「どこだ……?」

 キョロキョロと顔を動かしていると――

『ガァァァァァッ!!』

 空気を振動させ、木々をも揺らす。思わず耳を塞ぎたくなってしまうほどの大咆哮が最奥から放たれる。

 咆哮が上がった咆哮に注目すると、口に二本の長く鋭利な牙を生やしたオークの姿があった。

 その顔には明確な怒りの感情が見られ、人間と対峙するオーク達に「人間風情にやられてんじゃねえ!」とブチギレているようにしか見えない。

「見つけた」

 見つけた。明確な目標を見つけた。

 あいつをぶっ殺せば未来は変わる。

 俺の死に繋がる最初のフラグを殴り折ることができる。

 拳を強く握りしめながらも、へへっと笑い声を漏らしてしまうほど嬉しかった。

「ッシャア!」

 今すぐぶっ殺してやるぜ! 待っとけや、クソ豚野郎ッ!

 オークリーダーに向かって走り出すも、線状には邪魔なオーク共が数体。

「邪魔だッ!」

 それらを蹴散らしながら、オークリーダーまでの道を作る。

「おい、レオン! どうした!?」

 邪魔なオークを駆逐していると、横に親父が並んだ。

「あの奥にいるやつ! あいつが群れの頭だ! あれをぶっ殺せば状況は大きく変わる!」

 俺は奥にいるオークリーダーを指差し、あれを真っ先に殺すべきだと親父に告げた。

「先に……。いや、今ならいけるか」

 親父はやや後方にいる仲間達の状況を確認しながら頷いた。

「狩るぞ、レオン」

 目の前のオークを両断しながら、親父はニヤリと笑う。

「うん、狩ろう」

 俺もオークの顔面を爆発させながらニヤリと笑った。

「先行するよ!」

「おうッ!」

 俺は体の小ささとスピードを生かし、親父よりも前へ出る。

 正面にいるオークをとにかく叩き、打ち漏らしは親父へ。

 親父も親父で俺の意図を察知したのか、俺をフォローするような位置取りで戦ってくれる。

 日々の魔物狩りで培った親子の連携は、運命を変える日であっても変わらない。

 実に心地よく、自分は確かに親父の子供なのだと感じられた。
 
「嬉しいぜ。俺は嬉しいよ、レオン!」

「何が!?」

 正面のオークに蹴りを叩き込みながら問うと、側面にいたオークを両断した親父が獰猛な笑みを浮かべながらも豪快な笑い声を上げた。

「街がピンチだって時に息子と共闘してんだぜ!? こんなに燃える瞬間、他にあるかよ!」

「俺もだよ!」

「それでこそ俺の息子だァッ!!」

 俺達は同時に邪魔なオークを仕留める。

 遂にオークリーダーまでの道が開けた。

「―――ッ!」

 まずは俺が仕掛けよう。
 
 スピードを更に上げ、堂々と構えるオークリーダーへ肉薄。

「遅いッ!」

 動きは通常個体であるオークよりもやや早いか。反応速度もなかなか鋭い。

 しかし、シオンの本気ほどじゃない。

「ガァァァッ!」

 横に振り抜く棍棒の一撃をしゃがんで躱し、同時に足へ魔法陣を貼り付ける。

「地面でも舐めてろッ!」

 衝撃波付きの蹴りをオークリーダーの足に叩き付けるも――無傷。

「嘘だろッ!?」

 こいつの脚、いや体全体は異常なほどの防御力を誇るようだ。

「レオン、どけ!」

 親父の声に呼応して脇に飛ぶと、今度は親父が上段からの一撃を叩き込む。

 防御に使った棍棒は叩き壊せた。

 しかし、親父の大剣はオークリーダーの腕で止まってしまう。

 確実に大剣の刃が腕に当たっているのに両断できない。刃が若干ながら食い込んだ程度で止まってしまう。

「なんだ、こいつ!? 滅茶苦茶硬いぞ!?」

 これが親父を追い込んだ理由か?

 親父の剛腕と大剣に耐えるほどの防御力を持ち、更には親父と同等のパワーを持つ魔物となると……。

 厄介だ。非常に厄介だ。

「親父、あまり時間を掛けてられないよ」

「ああ」

 こいつは真っ先に仕留めるべきだが、時間を掛けすぎると他のオーク達と戦っている人達の援護ができない。

 今は気持ちで押しているものの、両者の戦闘力には明確な差があるのだ。

 いつかはまた押し返されてしまうだろう。

「親父! ワイルドボアの時と同じやり方!」

 それは俺が囮となり、親父が仕留めるという戦法。

 最初の頃は親父も良い顔はしなかったが、続けるうちに「アリかも」と言い出した戦い方だ。

 俺達親子の定番戦法となった戦い方でこいつを仕留めてみせる!

「シッ!」

 まずは狙い通り、やつの視線を俺に向ける。

 オークリーダーへ細かく隙の小さい攻撃を繰り返し、とにかく相手の意識を集中させる。

 やつがダメージを負うか負わないかは気にしない。

「ガァァァッ!!」

 こちらの狙い通り、オークリーダーの視線が俺にのみ向かい始める。

 攻撃も大振りが多くなってきて、相手がイラついているのが感じられた。

 これでいい。

「セェェイッ!!」

 その隙に親父が背中側から強襲!

 渾身の一撃を叩き込むが、親父に気付いたオークリーダーは両腕をクロスさせて大剣を防ぐ。

「かってえええ!!」

 一撃を見舞って離れた親父もまた、苛立ちの籠った声を上げた。

 ……あの攻撃を受け止めて両腕が両断されないのかよ。

 ただ、確実にダメージは与えられているらしく、オークリーダーの腕からは紫色の血が流れていた。

 何度も同じところを攻撃すれば致命傷を与えられるだろうか? ダメージが蓄積して体が脆くなるとかないかな?

 ゲームでも定番な「ダメージ蓄積」という概念だが、現実世界でも有効なのだろうか?

 試す価値はあると思い、俺はオークリーダーの胴体に狙いを定めた。

「フッ!」

 魔法陣を貼り付けた拳を胴体へ叩き込む。傷は無し。

 相手の攻撃を躱して二発目。傷は無し。

 更に躱して三発目。

「―――!」

 ヤツの腹が変色している!

「親父! 腹だ! 腹を狙って!」

「おうッ!!」

 親父に狙う箇所を伝えつつ、また細かい攻撃でオークリーダーの気を引く。

 十分に状況が整ったところで、オークリーダーの攻撃を大きなバックステップで躱す!

「うおおおおッ!!」

 明確な隙が出来た瞬間を親父は逃さない。

 突きの構えを取りながら突進してきた親父が、愛剣をオークリーダーの腹に突き出す!

 腹に接触した大剣はヤツの腹をぶち破った。

 大剣の刃は腹と背中を突き破り、突き刺さった個所からは紫色の血が大量に漏れ出る。

「やった――!?」

 親父は声を出した瞬間、大剣を手放して大きく後ろへ飛んだ。

 オークリーダーは腹に大剣が刺さったまま、親父の頭を掴もうとしたのだ。

「グウウ……」

 オークリーダーは大量の血を流しながらも、腹から大剣を抜いて投げ捨てた。

 まだまだ俺はやれるぞ、と言わんばかりの唸り声を上げるが――ここで俺は閃いた。

 体の表面はクソ硬い。じゃあ、中は? 腹ん中も硬いのか?

 腹の中で衝撃波が発生したらどうなるの? と。

 閃いた瞬間、俺の体は自然に動き出していた。

 結果を推測する前に体が動き始め、拳を脇に溜めつつも魔法陣を構築していた。

 ――ヤツが俺に気付く。獰猛な獣に似た目が俺を捉える。

 だが、気付いたところでもう遅い。

 肉薄した俺は腹の傷口へ拳を捻じ込む。

 グチャリとした気色悪い感触を感じながらも、腹の中で魔法陣を起動させた。

「くたばれ」

 ニヤリと笑ってやった瞬間、オークリーダーの体内で衝撃波が発生。

 柔らかい内臓と肉を吹き飛ばし、腹には大きな穴が開いた。

 オークリーダーの上半身と下半身は辛うじて繋がっていたものの、フラフラと揺れた体は二つに分離しながら地面に落ちた。

 それを見届けた俺は親父へ振り返り――

「俺達の勝ち!」

 ニヒッと笑ってやった。


 ◇ ◇


 腹への一撃を見舞うも、俺は相手を仕留めることはできなかった。

 しかも、最悪なことに愛剣まで手放してしまう始末。

 俺の頭には「やっちまった」という後悔の念が渦巻くが――しかし、次の瞬間俺は見たのだ。

 息子が勇敢にもオークへ拳を叩き込む瞬間を。

 同時に確信もあった。

 俺の愛する息子が街を救うのだと。領地を救うのだと。

 嬉しかった。本当に嬉しかった。

 いつの間にこんなに大きくなったんだ、と思ってしまうほど……。トドメを刺す息子の背中は大きかった。

 もう立派な戦士だと感じられるほど大きかったんだ。

 嬉しい。嬉しいよ。

 息子と共闘して、強敵を倒して……。歳のせいか、今にも泣きそうになっちまった。

「俺達の勝ち!」

 ああ、そうだ。俺達親子の勝ちだ。

「あ、まだか! ほら、親父! 残りオークを倒しに行こう!」

「おう」

 俺は愛剣を拾い、息子と共に仲間の元へ駆ける。

 俺よりも早く、先に走る息子がたまらなく誇らしかった。

 レオン。

 さすがは俺の息子。

 お前は将来、どうなっちまうんだろうか? どれくらい大きくなるんだろうか?

 親父はお前の将来が楽しみだぜ!
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