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8話・最終話「極力」大魔王視点
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「お帰りなさいフィリップ様、今日はとってもご機嫌ですね、何かいいことがありましたか?」
大魔王城に帰るとエレナが笑顔で迎えてくれた。
「そうだね、いい事はあったかな」
私は可愛い奥さんを抱きしめて、癒やしのパワーをチャージした。
「まぁそうなのですか? 具体的にどんないい事があったのですか?」
「内緒」
「隠し事ですか?」
エレナが不満げに頬をふくらませる、そんな表情も可愛いな。
「ごめんね、それより今度人間の世界に月を見に行こうよ、満月が綺麗に見える場所を見つけたんだ」
砂漠で見た満月はなかなか美しかった。処刑場所を砂漠にして正解だったよ。
「いい事ってそれですか?」
「うん、まぁそれもあるかな」
「二人きりで月を眺めるなんてロマンチックですね、では次の満月に」
眉根を下げニコニコとエレナが笑う。エレナと月を見に行くまでに砂漠に残してきた死体を掃除しておかないとね。
「人間の世界に行くのは久しぶりです、次の満月が楽しみです」
そう言ってほほ笑むエレナが愛しい。
大切な私の伴侶、エレナとの約束を守りエレナが生きている間はモンスターに人間の世界を攻めさせないよ。
私も出来る限り、極力、可能な限り、成る丈、状況が許す限り、我慢して人間の世界に干渉するのはやめようと思う。
城と研究所と王族を失ったブルーナ帝国は衰退の一途をたどり、数年後に滅亡した……このことは千年ぐらいエレナには内緒にしておこう。
――終わり――
ご愛読ありがとうございました。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
2022/03/14に新作を投稿しました!こちらの作品もよろしくお願いします!
「第一王子に婚約破棄されましたが平気です。私を大切にしてくださる男爵様に一途に愛されて幸せに暮らしますので」 https://www.alphapolis.co.jp/novel/749914798/38607887 #アルファポリス
婚約破棄された公爵令嬢が、断罪の場で助けてくれた人に溺愛され幸せに暮らす話です。
ざまぁもあります。
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「人間の世界に行くのは久しぶりです、次の満月が楽しみです」
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私も出来る限り、極力、可能な限り、成る丈、状況が許す限り、我慢して人間の世界に干渉するのはやめようと思う。
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hyperclockup様
感想ありがとうございます!\(^o^)/
楽しんでいただけてとても嬉しいです!(*´∀`*)✨
白龍@ユーリ大好き様
いつも感想ありがとうございます!(*^^*)
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