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一話「断罪された悪役令嬢」
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「ディアーナ・フォークト! 貴様との婚約を破棄する!!」
宮殿で開かれた卒業パーティは、青年の凛とした言葉により静寂に包まれた。
皆の視線がパーティ会場の中央にいる栗色の髪の青年に集まる。
コーエン・グランツ、濃い茶色の髪、黒曜石の瞳、高い身長に、整った顔立ち。第二王子である彼に、学園の女生徒が一度は憧れる存在。
コーエン王子は端正な顔を憎悪に歪め、目を釣り上げ、かつての婚約者を睨んでいた。
婚約破棄されたディアーナは、コーエン王子の側近であり学友でもある騎士団長の息子ゲオルグ・ホーナーによって取り押さえさられ、床に膝をついている。
高い位置で結わえていた髪が乱れ、金の髪が数本たれる。
「俺はユリア・マウラー嬢との真実の愛に生きると決めたのだ!」
コーエン王子の隣に佇むのはピンクブロンドのサラサラのストレートヘアに金色の目の愛らしい顔立ちの少女。
庇護欲をかきたてる小柄な少女は可憐とか、清楚とか、妖精とか言う言葉がぴったりで「クリンゲル学園の天使」と呼ばれていた。
ユリアはコーエン王子に寄り添い、コーエンはユリアの肩を抱いた。
「ディアーナ、貴様がユリアにしてきた数々の悪事を俺が知らないとでも思っていたのか! マルク、ディアーナの罪状を述べよ!」
「はい殿下」
マルクと呼ばれ青い髪の中性的な容姿の美青年が一歩前に出た。マルク・ベーア、司祭の息子でコーエン王子の学友にして側近。
マルクは手に持った紙を読み上げる。
「ディアーナ・フォークト公爵令嬢、あなたはユリア・マウラー男爵令嬢に嫉妬し、マウラー嬢を階段から突き落とし全治一週間の怪我をおわせた。さらにマウラー嬢の食事に毒を盛りマウラー嬢を殺そうとした、しかしマウラー嬢は毒の入った食事を少量しか食べず暗殺に失敗。すると今度は刺客を放ちマウラー嬢を殺そうとした」
マルクが涼やかな声でディアーナの罪状を読み上げる。ディアーナに向けられたその目は氷のように冷たい。
ディアーナの悪事を知らさらされ、会場からどよめきが起きる。
刺すような視線がディアーナに注がれる。
「私がそんなことをしたという証拠があって?」
ディアーナはマルクをキッとに睨みつけ、白々しく答えた。
「証拠なら僕が持っている」
そう言って一歩前に出たのは、金色の髪にサファイアの瞳をした見目麗しい青年フリード・フォークト。
フリードはディアーナの義理の兄で、コーエン王子の近衛隊に所属し隊長をつとめていた。
「ディアーナの机の引き出しに、マウラー嬢に盛られた薬と同じ薬があった」
フリードの手には茶色い小瓶が握られていた。
ディアーナは人を殺す目つきでフリードをねめつける。
「ディアーナ、君の犯した罪はすでにお父様に……フォークト公爵に伝えてある、君は今日付けでフォークト公爵家を勘当された」
義兄の言葉にディアーナがひっと息を呑む。
もはや彼女を守る盾も、彼女のプライドを支える貴族という地位もない。
「ディアーナ・フォークト! 貴様の顔など見たくもない!」
コーエン王子が怒りに顔を歪め、冷たく言い放つ。
ディアーナを取り押さえていたゲオルグが、彼女を立たせると出口へと連れて行った。
「これで幸せになれるねユリア」
「コーエン様」
コーエン王子とユリアが向かい合い手を取り合う。真実の愛で結ばれた二人を会場にいる誰もが祝福した。
扉の前まで連れて来られたディアーナが、ピタリと足を止める。
「ゲオルグ様、私、殿下に婚約破棄され、公爵家を勘当され、今までの悪事を深く反省しましたの。潔く罪を認め牢で償いをたしますわ」
悪女ディアーナのしおらしい態度に、彼女の腕を掴んでいたゲオルグが顔をしかめる。
「ですがこのまま去るのは寂しいのです。フリード様は義理とはいえ兄、最後にお兄様とお話がしたいのです。なぜ私がこのような悪事を犯したのか理由を説明したいのです。少しだけ兄と話す時間をいただけませんか?」
悲しげに目を伏せ、ゲオルグを振り返る。
「しかしそれは……」
ゲオルグが言い淀む。
「お願いします。あなたしか頼れる人がいないのです」
ディアーナは目に涙を浮かべ胸の谷間を強調し、ゲオルグを見つめた。
大きく胸の部分がカットされた真紅のドレスからは、今にも胸が溢れ落ちそうだった。
騎士団長の子息として、剣術に励んできたゲオルグだが、女性関係には疎く、親族以外の女性とはろくに話もしたことがなかった。
妖艶な色気をまとうディアーナに泣きつかれ、ゲオルグは酷く動揺した。
ディアーナはその一瞬の隙きをつき、ゲオルグを突き飛ばすと、会場の中心にいるユリアめがけて走り出す。
足に仕込んでいたナイフを取り出し、ユリアに襲いかかる。
数々の暗殺計画に失敗したディアーナは、今日この手でユリアを殺そうと計画していたのだ。
「あなただけは許さない! 道連れにしてやる!!」
コーエン王子がユリアを抱きしめ自身を盾にする。
マルクは呆然と立ち尽くし、持っていた書類をバラバラと床に落とした。
キィィィィィンン!
金属と金属がぶつかる音が響く、ディアーナが持っていたナイフが宙を舞い、くるくると回転して突き刺さった。
ナイフの落ちてきた近くにいた生徒が「ひぃっ!」と声を上げる。
ディアーナの肩から腹にかけて深く斬られていた。義兄のフリードに斬られたのだ。
「お兄様……なぜ……」
その言葉を最後にディアーナは床に崩れ落ちた。彼女を中心に赤いシミが広がる。
会場にはどよめきがおこり、複数の女性客が「きゃぁぁぁぁっっ!!」と甲高い声を上げた。
近衛隊長のフリードは血に染まった剣を手に、温度のない目で事切れた義理の妹を見下ろす。
「すまないディアーナ……最後は僕の手で苦しまずに殺して上げたかった」
フリード公子の吐いた言葉は、会場のざわめきの中に消えていった。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
本作は「第15回恋愛小説大賞」にエントリーしています。少しでも面白いと思っていただけたら、投票していただけると嬉しいです。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
2022/01/28新作を投稿しました。読んでいただけると嬉しいです!
「彼女を愛することはない~王太子に婚約破棄された私の嫁ぎ先は呪われた王兄殿下が暮らす北の森でした」 https://www.alphapolis.co.jp/novel/749914798/681592804 #アルファポリス
上記の作品は「第15回恋愛小説大賞」にエントリーしています。少しでも面白いと思っていただけたら、投票していただけると嬉しいです。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
下記8作品を「第15回恋愛小説大賞」(2月1日~2月28日開催)にエントリーしています。少しでも面白いと思っていただけたら、投票していただけると嬉しいです。よろしくお願いします。
①「彼女を愛することはない~王太子に婚約破棄された私の嫁ぎ先は呪われた王兄殿下が暮らす北の森でした」 https://www.alphapolis.co.jp/novel/749914798/681592804 #アルファポリス
②【完結】 「妹に全てを奪われた元最高聖女は隣国の皇太子に溺愛される」
https://www.alphapolis.co.jp/novel/749914798/627457471 #アルファポリス
③【完結】「婚約破棄ですか? それなら昨日成立しましたよ、ご存知ありませんでしたか?」
https://www.alphapolis.co.jp/novel/749914798/965491267 #アルファポリス
④【完結】「お姉様ばかりずるいわ!」と言って私の物を奪っていく妹と、「お姉さんなんだから我慢しなさい!」が口癖の両親がお祖父様の逆鱗に触れ破滅しました
https://www.alphapolis.co.jp/novel/749914798/893514362 #アルファポリス
⑤【完結】「王太子に婚約破棄され、父親に修道院行きを命じられた公爵令嬢、もふもふ聖獣に溺愛される~王太子が謝罪したいと思ったときには手遅れでした」
https://www.alphapolis.co.jp/novel/749914798/845571297 #アルファポリス
⑥【完結】「神様、辞めました~竜神の愛し子に冤罪を着せ投獄するような人間なんてもう知らない」
https://www.alphapolis.co.jp/novel/749914798/155576468 #アルファポリス
⑦【完結】「真実の愛に生きるのならお好きにどうぞ、その代わり城からは出て行ってもらいます」
https://www.alphapolis.co.jp/novel/749914798/706584153 #アルファポリス
⑧【完結】「転生したら少女漫画の悪役令嬢でした~アホ王子との婚約フラグを壊したら義理の兄に溺愛されました~」
https://www.alphapolis.co.jp/novel/749914798/809452282 #アルファポリス
宮殿で開かれた卒業パーティは、青年の凛とした言葉により静寂に包まれた。
皆の視線がパーティ会場の中央にいる栗色の髪の青年に集まる。
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コーエン王子は端正な顔を憎悪に歪め、目を釣り上げ、かつての婚約者を睨んでいた。
婚約破棄されたディアーナは、コーエン王子の側近であり学友でもある騎士団長の息子ゲオルグ・ホーナーによって取り押さえさられ、床に膝をついている。
高い位置で結わえていた髪が乱れ、金の髪が数本たれる。
「俺はユリア・マウラー嬢との真実の愛に生きると決めたのだ!」
コーエン王子の隣に佇むのはピンクブロンドのサラサラのストレートヘアに金色の目の愛らしい顔立ちの少女。
庇護欲をかきたてる小柄な少女は可憐とか、清楚とか、妖精とか言う言葉がぴったりで「クリンゲル学園の天使」と呼ばれていた。
ユリアはコーエン王子に寄り添い、コーエンはユリアの肩を抱いた。
「ディアーナ、貴様がユリアにしてきた数々の悪事を俺が知らないとでも思っていたのか! マルク、ディアーナの罪状を述べよ!」
「はい殿下」
マルクと呼ばれ青い髪の中性的な容姿の美青年が一歩前に出た。マルク・ベーア、司祭の息子でコーエン王子の学友にして側近。
マルクは手に持った紙を読み上げる。
「ディアーナ・フォークト公爵令嬢、あなたはユリア・マウラー男爵令嬢に嫉妬し、マウラー嬢を階段から突き落とし全治一週間の怪我をおわせた。さらにマウラー嬢の食事に毒を盛りマウラー嬢を殺そうとした、しかしマウラー嬢は毒の入った食事を少量しか食べず暗殺に失敗。すると今度は刺客を放ちマウラー嬢を殺そうとした」
マルクが涼やかな声でディアーナの罪状を読み上げる。ディアーナに向けられたその目は氷のように冷たい。
ディアーナの悪事を知らさらされ、会場からどよめきが起きる。
刺すような視線がディアーナに注がれる。
「私がそんなことをしたという証拠があって?」
ディアーナはマルクをキッとに睨みつけ、白々しく答えた。
「証拠なら僕が持っている」
そう言って一歩前に出たのは、金色の髪にサファイアの瞳をした見目麗しい青年フリード・フォークト。
フリードはディアーナの義理の兄で、コーエン王子の近衛隊に所属し隊長をつとめていた。
「ディアーナの机の引き出しに、マウラー嬢に盛られた薬と同じ薬があった」
フリードの手には茶色い小瓶が握られていた。
ディアーナは人を殺す目つきでフリードをねめつける。
「ディアーナ、君の犯した罪はすでにお父様に……フォークト公爵に伝えてある、君は今日付けでフォークト公爵家を勘当された」
義兄の言葉にディアーナがひっと息を呑む。
もはや彼女を守る盾も、彼女のプライドを支える貴族という地位もない。
「ディアーナ・フォークト! 貴様の顔など見たくもない!」
コーエン王子が怒りに顔を歪め、冷たく言い放つ。
ディアーナを取り押さえていたゲオルグが、彼女を立たせると出口へと連れて行った。
「これで幸せになれるねユリア」
「コーエン様」
コーエン王子とユリアが向かい合い手を取り合う。真実の愛で結ばれた二人を会場にいる誰もが祝福した。
扉の前まで連れて来られたディアーナが、ピタリと足を止める。
「ゲオルグ様、私、殿下に婚約破棄され、公爵家を勘当され、今までの悪事を深く反省しましたの。潔く罪を認め牢で償いをたしますわ」
悪女ディアーナのしおらしい態度に、彼女の腕を掴んでいたゲオルグが顔をしかめる。
「ですがこのまま去るのは寂しいのです。フリード様は義理とはいえ兄、最後にお兄様とお話がしたいのです。なぜ私がこのような悪事を犯したのか理由を説明したいのです。少しだけ兄と話す時間をいただけませんか?」
悲しげに目を伏せ、ゲオルグを振り返る。
「しかしそれは……」
ゲオルグが言い淀む。
「お願いします。あなたしか頼れる人がいないのです」
ディアーナは目に涙を浮かべ胸の谷間を強調し、ゲオルグを見つめた。
大きく胸の部分がカットされた真紅のドレスからは、今にも胸が溢れ落ちそうだった。
騎士団長の子息として、剣術に励んできたゲオルグだが、女性関係には疎く、親族以外の女性とはろくに話もしたことがなかった。
妖艶な色気をまとうディアーナに泣きつかれ、ゲオルグは酷く動揺した。
ディアーナはその一瞬の隙きをつき、ゲオルグを突き飛ばすと、会場の中心にいるユリアめがけて走り出す。
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「あなただけは許さない! 道連れにしてやる!!」
コーエン王子がユリアを抱きしめ自身を盾にする。
マルクは呆然と立ち尽くし、持っていた書類をバラバラと床に落とした。
キィィィィィンン!
金属と金属がぶつかる音が響く、ディアーナが持っていたナイフが宙を舞い、くるくると回転して突き刺さった。
ナイフの落ちてきた近くにいた生徒が「ひぃっ!」と声を上げる。
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「お兄様……なぜ……」
その言葉を最後にディアーナは床に崩れ落ちた。彼女を中心に赤いシミが広がる。
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近衛隊長のフリードは血に染まった剣を手に、温度のない目で事切れた義理の妹を見下ろす。
「すまないディアーナ……最後は僕の手で苦しまずに殺して上げたかった」
フリード公子の吐いた言葉は、会場のざわめきの中に消えていった。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
本作は「第15回恋愛小説大賞」にエントリーしています。少しでも面白いと思っていただけたら、投票していただけると嬉しいです。
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2022/01/28新作を投稿しました。読んでいただけると嬉しいです!
「彼女を愛することはない~王太子に婚約破棄された私の嫁ぎ先は呪われた王兄殿下が暮らす北の森でした」 https://www.alphapolis.co.jp/novel/749914798/681592804 #アルファポリス
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②【完結】 「妹に全てを奪われた元最高聖女は隣国の皇太子に溺愛される」
https://www.alphapolis.co.jp/novel/749914798/627457471 #アルファポリス
③【完結】「婚約破棄ですか? それなら昨日成立しましたよ、ご存知ありませんでしたか?」
https://www.alphapolis.co.jp/novel/749914798/965491267 #アルファポリス
④【完結】「お姉様ばかりずるいわ!」と言って私の物を奪っていく妹と、「お姉さんなんだから我慢しなさい!」が口癖の両親がお祖父様の逆鱗に触れ破滅しました
https://www.alphapolis.co.jp/novel/749914798/893514362 #アルファポリス
⑤【完結】「王太子に婚約破棄され、父親に修道院行きを命じられた公爵令嬢、もふもふ聖獣に溺愛される~王太子が謝罪したいと思ったときには手遅れでした」
https://www.alphapolis.co.jp/novel/749914798/845571297 #アルファポリス
⑥【完結】「神様、辞めました~竜神の愛し子に冤罪を着せ投獄するような人間なんてもう知らない」
https://www.alphapolis.co.jp/novel/749914798/155576468 #アルファポリス
⑦【完結】「真実の愛に生きるのならお好きにどうぞ、その代わり城からは出て行ってもらいます」
https://www.alphapolis.co.jp/novel/749914798/706584153 #アルファポリス
⑧【完結】「転生したら少女漫画の悪役令嬢でした~アホ王子との婚約フラグを壊したら義理の兄に溺愛されました~」
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