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本編
ナニカの不安
「――ん? ああ、そうだ。お主が全く起きぬから焼きガニがあれば起きるかと思い、用意させたのじゃ」
寝ている私の顔の前で爺さんとラジェはカニをプラプラさていたら、ほどなくして私が起きたという。確かに、夢の中でカニの匂いはしたような気がする。
グーッとお腹が鳴る。そういえば、最後に食べたのはいつだったかな? 意識してしまうと、ものすごくお腹が空いていることに気づく。
「ギルド長、お腹がすきました!」
「お主は緊張感というものがないのか――」
「今、私、すごく子供っぽいと思うんですけど!」
「ぐ……お主のために用意したカニだ。好きなだけ食べるといい」
「やった! ラジェ、カニ食べよう!」
爺さんに渡された山盛りの焼きガニをベッドに座ったままラジェと頬張る。
カニ、少し冷めているけど最高! 至極至極。
カニでお腹が満足になったので、爺さんに今更な質問をする。
「あの、それで、ここはどこですか?」
「領主邸だ」
そうですよね。どう見ても貴族様の邸宅だ。
「豪華な部屋ですね……」
「ああ、それより、今の内に話しておきたいことがある。お主はこれから大変になるだろうから」
え? ああ、魔法がバレてしまったから? 魔石とか魔砲弾の爆発とかで少しは誤魔化せるだろうけど、レオさんの目の前で浮遊したことはどんな屁理屈を並べても逃げようがない。黒魔法は誰にも見えないように使ったけど、鉄ガニとかも出しちゃったしなぁ……なんだか、もういろいろとやり過ぎた……
「魔石で魔法とかごまかせ――ないですよね? あの……戦力としてとかで徴兵とかされないですよね? 私、甘い物担当だと思うんですけど――」
「……お主、なんの話をしておるのだ?」
爺さんがこれまた見たことのないヘンテコな顔をする。
「へ? えーと、魔法が露見したから目を付けられた話です」
「ああ、それも実に頭の痛い話だが……問題は魔法ではなくその髪だ」
ん? 髪? 爺さんに渡された手鏡を見て、目を見開く。そこに映っていたのは、染粉が完全に落ちた黄金に輝くストロベリーブロンドの髪だった。
「こんなに綺麗な髪色だったんだ……」
あの染粉は塩水と相性が悪かったらしい。初めて見る自分の天然の色の髪を暫しうっとりと眺めてしまう。
「染粉はマリッサの案か?」
「はい。目立つと貴族に目を付けられるからって」
「マリッサなりにうまく状況を判断したのだろう」
マリッサ自慢を始めた爺さんをジト目で見る。すると、爺さんが咳払いしながら真剣な表情で口を開いた。
「……そのストベリーブロンドは稀に王族に現れる色だ」
「あー、そうなんです――へ? 王族?」
「そうだ。だから面倒なことになったのだ」
爺さんはいったい何を言っているのだろう? 私は王族ではない。生まれは普通の商家であるナーザス家だ。
(これは間違いないと思うけど――ん?)
記憶を辿ると、一瞬だけ優しい声で囁く女性の声が脳裏に蘇る。なんだろう? さっき見た夢にも同じ女性の声が聞こえたような気がする。なんで今、それが出てくるのだろう。
「面倒なこと、とはなんでしょうか?」
「お主が王族の落胤であるのではないかと疑われていてもおかしくない。いや、あれは――」
私が眠っている間、何度もレオさんがこの部屋に来ては私の寝顔を確認したという。その表情がどうも気になったと爺さんは言う。
レオさんが私を王族の落胤だと疑っているって……
「私は王族ではありません」
私はミリアナ・スパークだ。
「うむ……分かっておる」
爺さんの歯切れが悪い。確かに目新しい髪色かもしれないけれど、それだけで王族だと疑われても……突然変異とかあるかもしれないし。なんだか頭痛がして、一人考え込んでしまう。
「うむ。その、他に何か食べたいものはあるか?」
しばらく静かになってしまった私に爺さんが気遣いながら尋ねたので、即答する。
「クッキーとマカロンとパウンドケーキとレーズンサンドとオーシャ焼きとソフトクッキーと――」
「お主……それだけ元気であるなら問題はないな」
「食べたい気持ちは本当です」
「後で用意してやる」
「約束ですよ! あ、ラジェの分もお願いします。子供は我儘を言うものですよね?」
「……子供になれと言った。お主のそれは子供のふりをして利益を得ようとするナニカだ」
熟練の老女からナニカへと進化した。
「冗談はさておき、この後すぐに王太子様との面会になるだろう。魔法のいくつかについては月光が使ったことにすればいいが、その髪が問題だ」
「王族の落胤か尋ねられても答えようがないです」
「で、あろうな。まぁ、王族であろうと髪色だけで無理に何かを仕掛けてくることはないであろう」
爺さんはこの二日、手を回そうとしたらしいが、邸に留まるようにと命令を受けたあと外部との連絡を遮断されたらしい。二国家に関わる事件の調査のためだと言われたら、爺さんも従わざるを得なかったようだ。月光さんは少しでも情報を得られるように、自らレオさんに協力しているらしい。なんとも月光さんらしい判断で感心する。
「ミリーちゃん……」
ラジェが不安そうに私の手を取る。
「大丈夫だよ。きっと大丈夫」
爺さんが扉の前の騎士に声をかける。
「な、何! 目覚めたのか!」
(あ、この声、知っている人だ)
部屋に入ってきたのは変態騎士――バートさんだった。いつもだったらギクリとするが、今日は見知った顔に安心する。
バートさんと目が合うと、停止したまま凝視された。髪色のせいか……
気を取り直して元気よく、手を上げて挨拶をする。
「バートさん、こんにちは!」
「……お、お元気そうで。殿下も大変に心配されておりました」
え? その喋り方はなんだろう。いつもだったもっと偉そう……もっと騎士っぽい話し方だ。
「ご心配をおかけしました……」
「い、いや、それより殿下への報告だ」
微妙に挙動不審のバートさんが、レオさんに報告するために急いでその場から離れた。
その後ろ姿を見ながら、すこしだけ不安になった。
※※
いつもご愛読いただきありがとうございます!
宣伝になりますが、今月下旬コミカライズ3巻が出ます!
コミカライズの1巻、現在アルファポリスにて期間限定無料公開しています!
それから来月の2026.3月上旬に本作の文庫が出ます!
文庫のみでお楽しみいただける、エクストラストーリー「木陰の猫亭リニューアルオープン」を収録しております。こちらはリニューアルオープン当日のドタバタ猫亭の話になっています!
楽しんでいただけたら嬉しいです!
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「ギルド長、お腹がすきました!」
「お主は緊張感というものがないのか――」
「今、私、すごく子供っぽいと思うんですけど!」
「ぐ……お主のために用意したカニだ。好きなだけ食べるといい」
「やった! ラジェ、カニ食べよう!」
爺さんに渡された山盛りの焼きガニをベッドに座ったままラジェと頬張る。
カニ、少し冷めているけど最高! 至極至極。
カニでお腹が満足になったので、爺さんに今更な質問をする。
「あの、それで、ここはどこですか?」
「領主邸だ」
そうですよね。どう見ても貴族様の邸宅だ。
「豪華な部屋ですね……」
「ああ、それより、今の内に話しておきたいことがある。お主はこれから大変になるだろうから」
え? ああ、魔法がバレてしまったから? 魔石とか魔砲弾の爆発とかで少しは誤魔化せるだろうけど、レオさんの目の前で浮遊したことはどんな屁理屈を並べても逃げようがない。黒魔法は誰にも見えないように使ったけど、鉄ガニとかも出しちゃったしなぁ……なんだか、もういろいろとやり過ぎた……
「魔石で魔法とかごまかせ――ないですよね? あの……戦力としてとかで徴兵とかされないですよね? 私、甘い物担当だと思うんですけど――」
「……お主、なんの話をしておるのだ?」
爺さんがこれまた見たことのないヘンテコな顔をする。
「へ? えーと、魔法が露見したから目を付けられた話です」
「ああ、それも実に頭の痛い話だが……問題は魔法ではなくその髪だ」
ん? 髪? 爺さんに渡された手鏡を見て、目を見開く。そこに映っていたのは、染粉が完全に落ちた黄金に輝くストロベリーブロンドの髪だった。
「こんなに綺麗な髪色だったんだ……」
あの染粉は塩水と相性が悪かったらしい。初めて見る自分の天然の色の髪を暫しうっとりと眺めてしまう。
「染粉はマリッサの案か?」
「はい。目立つと貴族に目を付けられるからって」
「マリッサなりにうまく状況を判断したのだろう」
マリッサ自慢を始めた爺さんをジト目で見る。すると、爺さんが咳払いしながら真剣な表情で口を開いた。
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「面倒なこと、とはなんでしょうか?」
「お主が王族の落胤であるのではないかと疑われていてもおかしくない。いや、あれは――」
私が眠っている間、何度もレオさんがこの部屋に来ては私の寝顔を確認したという。その表情がどうも気になったと爺さんは言う。
レオさんが私を王族の落胤だと疑っているって……
「私は王族ではありません」
私はミリアナ・スパークだ。
「うむ……分かっておる」
爺さんの歯切れが悪い。確かに目新しい髪色かもしれないけれど、それだけで王族だと疑われても……突然変異とかあるかもしれないし。なんだか頭痛がして、一人考え込んでしまう。
「うむ。その、他に何か食べたいものはあるか?」
しばらく静かになってしまった私に爺さんが気遣いながら尋ねたので、即答する。
「クッキーとマカロンとパウンドケーキとレーズンサンドとオーシャ焼きとソフトクッキーと――」
「お主……それだけ元気であるなら問題はないな」
「食べたい気持ちは本当です」
「後で用意してやる」
「約束ですよ! あ、ラジェの分もお願いします。子供は我儘を言うものですよね?」
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「王族の落胤か尋ねられても答えようがないです」
「で、あろうな。まぁ、王族であろうと髪色だけで無理に何かを仕掛けてくることはないであろう」
爺さんはこの二日、手を回そうとしたらしいが、邸に留まるようにと命令を受けたあと外部との連絡を遮断されたらしい。二国家に関わる事件の調査のためだと言われたら、爺さんも従わざるを得なかったようだ。月光さんは少しでも情報を得られるように、自らレオさんに協力しているらしい。なんとも月光さんらしい判断で感心する。
「ミリーちゃん……」
ラジェが不安そうに私の手を取る。
「大丈夫だよ。きっと大丈夫」
爺さんが扉の前の騎士に声をかける。
「な、何! 目覚めたのか!」
(あ、この声、知っている人だ)
部屋に入ってきたのは変態騎士――バートさんだった。いつもだったらギクリとするが、今日は見知った顔に安心する。
バートさんと目が合うと、停止したまま凝視された。髪色のせいか……
気を取り直して元気よく、手を上げて挨拶をする。
「バートさん、こんにちは!」
「……お、お元気そうで。殿下も大変に心配されておりました」
え? その喋り方はなんだろう。いつもだったもっと偉そう……もっと騎士っぽい話し方だ。
「ご心配をおかけしました……」
「い、いや、それより殿下への報告だ」
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その後ろ姿を見ながら、すこしだけ不安になった。
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