115 / 263
二章 無意味の象徴
110話 『経緯』
しおりを挟む
──時は十数分前
レイとナツメは吠え声が聞こえてきたと思しき方向へと足を走らせている最中だった
断続的に続く焦げる臭いのし始めた森の中、ナツメは思わず鼻をつまんでしまった。それを見て、レイも先程から続いている臭いの正体を突き止めようと走る脚に力を込めて、速度を上げる
加速したレイに、ナツメは追いつけずに少しずつ離されていった。ただ、レイは視界から消えそうな所で止まった。走っていたナツメはすぐにその理由を知り、その光景に戦慄した
「な、に……これ……」
パチパチパチ……。火が、音を立てて燃えている。黄色く光る火。折れ崩れる木々、そこかしこに地面が抉れた痕跡もある。その内一つに至っては何度も繰り返し抉られたのか、酷い有り様になっているものもある
「……『竜』、だけじゃ、無さそうだね」
ナツメが、足を震わせて少しずつ後退る。いや、いや……。首を横に振って、その事実から目を背けようと、瞳を濡らして視界を阻害する。孤独が心臓を鷲掴みにしてきゅうっと水を絞り出してきた
「ぅ、ぅぁァ、あ……」
「ナツメちゃん」
ダメだ……。いやだ、なんで……。こんなのは、いや……いやだ……。
「まだ、死んでいるか決まってないよ。だって、よく見て。何も無い。折れた木と、抉れた地面しか無いよ。つまり、ナツミちゃんはまだ生きている可能性がある」
ナツメの手をレイが強引に引き寄せて、嫌がるナツメをその中央に連れて行って辺りを見回すように促すが、ナツメは頑なにそれを見ようとしない。目を瞑り、「ぅぅぅ……」と唸っている
確かに酷い惨状だが、人の死体は一つも無い。これはつまり、まだ彼女が生きている事への可能性を示唆するものなのだが、当のナツメは膝を地面に着いて顔を爪を立てた手で覆い隠して一片たりとも見ようとしない
「……ナ、ナツメちゃん!」
呼ばれたナツメは答えなかったが、それでもレイは正面から迫り来る刃から身を呈してナツメを押し倒した
「ぃぃっ──ぐっ!」
「誰……?」
ゆらゆらと、それは揺れていた。空中に浮かぶ細い金色の線。眼前のそれを目で追っていき──正面、不敵に、不遜に、存在する全てを嘲るかのような笑みを浮かべた少女が現れる
「あぁ──」
彼女が更に顔を歪めて、ナツメを押し倒して覆い被さっているレイを見下す
「レイちゃん♪」
その少女を横目で見上げたレイはナツメを腕や足を使って少しでも『盾』になろうと位置を少しずつずらしている。しかし、すぐにその目論見はバレて金色の風がしなり、レイに襲いかかる
「──ッ、ずぁ!」
即座に左腕を振り上げ、空に腹部を見せるように上体を捻りながら瞬時に腕を侵食し、展開する盾で傷の増加を防いで、弾かれた風は空中に再び漂い始めた
「……あなたは──」
「憶えてない? ハッ、滑稽ね。あれだけ泣いて、喚くだけ喚いて、もう立ち直ったの? ……そこ、退きなさい。ここから先に行くのだったら、いくら大切な情報源で、お兄ちゃんのお気に入りだからって、容赦しないわよ?」
「──叔母さん」
「──ッッッ!」
空中を浮遊していた金色の風が束ねられて即座にレイに振りかざされる。眼前に迫り来る髪と自分の間に盾を挟んで裂傷を防ぐが──、
「あっ、ぐぅぅうう……!」
その圧倒的質量を前に、防ぐ事ができたのはまだ幸運だ。ただ、それと耐えられるかどうかはまた別問題で、レイは悔しげに歯を擦り合わせる
「思い、出したの?」
尻餅をついてもまだ光る金色の超質量を防ごうとしているレイに、彼女は笑いを飛ばす。レイの足の間に挟まっているナツメは、先のレイの苦痛の声と共に目を開けていた。その瞳は今、全てを蔑むかのような嘲笑を浮かべている彼女へと向けられている
「心配、しなくても良いよ。ボクが守ってあげるから……」
「そんな事を──……」
レイの足下の視線に気付いた彼女は、途端にその髪を戻して攻撃を中止した。突然軽くなった盾に、その向こう側からゆっくりと顔を出すと彼女がレイ達に向かって歩いて来ていた
「……あなた、なんで戻って来たの?」
「え……」
彼女が声をかけたのはレイではなく、その足下で状況に放って置かれて、声も発せずにいたナツメの方だった。彼女はしゃがんで膝を抱えてからナツメに声をかけると、矛を納めるのではなく揺らめいていた髪を鎮めた。すると、髪が纏っていた光は輝きを放つ事をやめた
「だれ……? ですか……?」
訝しげに彼女を見上げるナツメを見て、彼女は言葉を選んでいるように口を開けたまま固まってしまう。それから小さく息を吐きだしてナツメを見下ろした。閉じている口の向こう側からぎりッ、と音が鳴る
「私の名前は剣崎露央沙」
「けんざき、さん……」
「それで? あの老害──バドルドはどうしたの?」
「……だれ、ですか……?」
「あのオオカ──」
ぐりュわぁァぁあアアああぁァぁあァアァああァァあああァああアあああァァあああアぁぉァああアあアぁあアアあ──ッッッ!!
空の上から『竜』の泣き叫ぶ声が山中に木霊し、浸透していく
その叫びにレイとナツメ、ろーざの一同は耳を塞いで顔をしかめる
しかし、当初は耳を押さえたその叫びも、何度か木霊するに連れて小さくなっていき、やがて聞こえなくなった
「……うるさいわね……あいつら」
両手で耳を塞ぎながら空を睥睨して舌打ちするろーざに釣られてレイも空を見上げる。しかし、そこには影を作り出す遮蔽物も、巨大な岩石も無く──、『竜』が、上空から消えていた
「あれ……? 『竜』は……?」
──うああああああああああああああああっッッ!!
「この声って……! お姉ちゃんが……!?」
「ナツメちゃん、行こう……!」
「ナツメ……!? 誰よそれ!?」
レイに纏わりついていた盾が瞬時に霧散し、それと同時にレイが足を振り上げて後転して地面に足がつくタイミングで体を起こして立ち上がる
ナツメも地面を叩くようにして立ち上がると、声が聞こえてきた方に向けて、走り出したレイの後を追いかけた
「待ちなさい……!」
ろーざもその後を追いかけようとしたのだが、左側面からの投石を躱す事によりそれを阻害されてしまい、顔をしかめた
「……誰? 石を投げてきたのは」
「はーいっ!」
手を上げて、ろーざへと歩いて来る二つの影があった
「誰……?」
「わたちはあおい! かえったらかえでたまにほめてもらうの!」
「へぇ……だったらこんな物、人に投げちゃダメでしょ……」と、足下に転がっていた小石を拾って「お返しよ──!」と小石をあおいに向けて全力投球ならぬ全力投石する
しかしそれはあおいを外れ、その頬を掠めるだけの結果に終わってしまった。しかしそれでも、ろーざはしてやったりと自慢げに嘲笑を浮かべてあおいを見下す
「──このまま帰った方が身のためだと思うんだけど?」
「……かえでたまのおねがいは、でったいだもん」
「そっ。──なら、ここで死ね」
瞬間、ろーざの髪が金色に輝きを放ち、ゆらゆらと空中に浮かび上がった
[あとがき]
ストックが順調に消費されている……。
書き始めた三章がなかなか進まない!
頑張って一日更新やってるけど、もしかしたら近い将来、週一更新になるかもしれない……。
そうならないように頑張ります!
二章、駆け足になってますがご読了戴けると幸いです。
レイとナツメは吠え声が聞こえてきたと思しき方向へと足を走らせている最中だった
断続的に続く焦げる臭いのし始めた森の中、ナツメは思わず鼻をつまんでしまった。それを見て、レイも先程から続いている臭いの正体を突き止めようと走る脚に力を込めて、速度を上げる
加速したレイに、ナツメは追いつけずに少しずつ離されていった。ただ、レイは視界から消えそうな所で止まった。走っていたナツメはすぐにその理由を知り、その光景に戦慄した
「な、に……これ……」
パチパチパチ……。火が、音を立てて燃えている。黄色く光る火。折れ崩れる木々、そこかしこに地面が抉れた痕跡もある。その内一つに至っては何度も繰り返し抉られたのか、酷い有り様になっているものもある
「……『竜』、だけじゃ、無さそうだね」
ナツメが、足を震わせて少しずつ後退る。いや、いや……。首を横に振って、その事実から目を背けようと、瞳を濡らして視界を阻害する。孤独が心臓を鷲掴みにしてきゅうっと水を絞り出してきた
「ぅ、ぅぁァ、あ……」
「ナツメちゃん」
ダメだ……。いやだ、なんで……。こんなのは、いや……いやだ……。
「まだ、死んでいるか決まってないよ。だって、よく見て。何も無い。折れた木と、抉れた地面しか無いよ。つまり、ナツミちゃんはまだ生きている可能性がある」
ナツメの手をレイが強引に引き寄せて、嫌がるナツメをその中央に連れて行って辺りを見回すように促すが、ナツメは頑なにそれを見ようとしない。目を瞑り、「ぅぅぅ……」と唸っている
確かに酷い惨状だが、人の死体は一つも無い。これはつまり、まだ彼女が生きている事への可能性を示唆するものなのだが、当のナツメは膝を地面に着いて顔を爪を立てた手で覆い隠して一片たりとも見ようとしない
「……ナ、ナツメちゃん!」
呼ばれたナツメは答えなかったが、それでもレイは正面から迫り来る刃から身を呈してナツメを押し倒した
「ぃぃっ──ぐっ!」
「誰……?」
ゆらゆらと、それは揺れていた。空中に浮かぶ細い金色の線。眼前のそれを目で追っていき──正面、不敵に、不遜に、存在する全てを嘲るかのような笑みを浮かべた少女が現れる
「あぁ──」
彼女が更に顔を歪めて、ナツメを押し倒して覆い被さっているレイを見下す
「レイちゃん♪」
その少女を横目で見上げたレイはナツメを腕や足を使って少しでも『盾』になろうと位置を少しずつずらしている。しかし、すぐにその目論見はバレて金色の風がしなり、レイに襲いかかる
「──ッ、ずぁ!」
即座に左腕を振り上げ、空に腹部を見せるように上体を捻りながら瞬時に腕を侵食し、展開する盾で傷の増加を防いで、弾かれた風は空中に再び漂い始めた
「……あなたは──」
「憶えてない? ハッ、滑稽ね。あれだけ泣いて、喚くだけ喚いて、もう立ち直ったの? ……そこ、退きなさい。ここから先に行くのだったら、いくら大切な情報源で、お兄ちゃんのお気に入りだからって、容赦しないわよ?」
「──叔母さん」
「──ッッッ!」
空中を浮遊していた金色の風が束ねられて即座にレイに振りかざされる。眼前に迫り来る髪と自分の間に盾を挟んで裂傷を防ぐが──、
「あっ、ぐぅぅうう……!」
その圧倒的質量を前に、防ぐ事ができたのはまだ幸運だ。ただ、それと耐えられるかどうかはまた別問題で、レイは悔しげに歯を擦り合わせる
「思い、出したの?」
尻餅をついてもまだ光る金色の超質量を防ごうとしているレイに、彼女は笑いを飛ばす。レイの足の間に挟まっているナツメは、先のレイの苦痛の声と共に目を開けていた。その瞳は今、全てを蔑むかのような嘲笑を浮かべている彼女へと向けられている
「心配、しなくても良いよ。ボクが守ってあげるから……」
「そんな事を──……」
レイの足下の視線に気付いた彼女は、途端にその髪を戻して攻撃を中止した。突然軽くなった盾に、その向こう側からゆっくりと顔を出すと彼女がレイ達に向かって歩いて来ていた
「……あなた、なんで戻って来たの?」
「え……」
彼女が声をかけたのはレイではなく、その足下で状況に放って置かれて、声も発せずにいたナツメの方だった。彼女はしゃがんで膝を抱えてからナツメに声をかけると、矛を納めるのではなく揺らめいていた髪を鎮めた。すると、髪が纏っていた光は輝きを放つ事をやめた
「だれ……? ですか……?」
訝しげに彼女を見上げるナツメを見て、彼女は言葉を選んでいるように口を開けたまま固まってしまう。それから小さく息を吐きだしてナツメを見下ろした。閉じている口の向こう側からぎりッ、と音が鳴る
「私の名前は剣崎露央沙」
「けんざき、さん……」
「それで? あの老害──バドルドはどうしたの?」
「……だれ、ですか……?」
「あのオオカ──」
ぐりュわぁァぁあアアああぁァぁあァアァああァァあああァああアあああァァあああアぁぉァああアあアぁあアアあ──ッッッ!!
空の上から『竜』の泣き叫ぶ声が山中に木霊し、浸透していく
その叫びにレイとナツメ、ろーざの一同は耳を塞いで顔をしかめる
しかし、当初は耳を押さえたその叫びも、何度か木霊するに連れて小さくなっていき、やがて聞こえなくなった
「……うるさいわね……あいつら」
両手で耳を塞ぎながら空を睥睨して舌打ちするろーざに釣られてレイも空を見上げる。しかし、そこには影を作り出す遮蔽物も、巨大な岩石も無く──、『竜』が、上空から消えていた
「あれ……? 『竜』は……?」
──うああああああああああああああああっッッ!!
「この声って……! お姉ちゃんが……!?」
「ナツメちゃん、行こう……!」
「ナツメ……!? 誰よそれ!?」
レイに纏わりついていた盾が瞬時に霧散し、それと同時にレイが足を振り上げて後転して地面に足がつくタイミングで体を起こして立ち上がる
ナツメも地面を叩くようにして立ち上がると、声が聞こえてきた方に向けて、走り出したレイの後を追いかけた
「待ちなさい……!」
ろーざもその後を追いかけようとしたのだが、左側面からの投石を躱す事によりそれを阻害されてしまい、顔をしかめた
「……誰? 石を投げてきたのは」
「はーいっ!」
手を上げて、ろーざへと歩いて来る二つの影があった
「誰……?」
「わたちはあおい! かえったらかえでたまにほめてもらうの!」
「へぇ……だったらこんな物、人に投げちゃダメでしょ……」と、足下に転がっていた小石を拾って「お返しよ──!」と小石をあおいに向けて全力投球ならぬ全力投石する
しかしそれはあおいを外れ、その頬を掠めるだけの結果に終わってしまった。しかしそれでも、ろーざはしてやったりと自慢げに嘲笑を浮かべてあおいを見下す
「──このまま帰った方が身のためだと思うんだけど?」
「……かえでたまのおねがいは、でったいだもん」
「そっ。──なら、ここで死ね」
瞬間、ろーざの髪が金色に輝きを放ち、ゆらゆらと空中に浮かび上がった
[あとがき]
ストックが順調に消費されている……。
書き始めた三章がなかなか進まない!
頑張って一日更新やってるけど、もしかしたら近い将来、週一更新になるかもしれない……。
そうならないように頑張ります!
二章、駆け足になってますがご読了戴けると幸いです。
0
あなたにおすすめの小説
三歩先行くサンタさん ~トレジャーハンターは幼女にごまをする~
杵築しゅん
ファンタジー
戦争で父を亡くしたサンタナリア2歳は、母や兄と一緒に父の家から追い出され、母の実家であるファイト子爵家に身を寄せる。でも、そこも安住の地ではなかった。
3歳の職業選別で【過去】という奇怪な職業を授かったサンタナリアは、失われた超古代高度文明紀に生きた守護霊である魔法使いの能力を受け継ぐ。
家族には内緒で魔法の練習をし、古代遺跡でトレジャーハンターとして活躍することを夢見る。
そして、新たな家門を興し母と兄を養うと決心し奮闘する。
こっそり古代遺跡に潜っては、ピンチになったトレジャーハンターを助けるサンタさん。
身分差も授かった能力の偏見も投げ飛ばし、今日も元気に三歩先を行く。
おっさん武闘家、幼女の教え子達と十年後に再会、実はそれぞれ炎・氷・雷の精霊の王女だった彼女達に言い寄られつつ世界を救い英雄になってしまう
お餅ミトコンドリア
ファンタジー
パーチ、三十五歳。五歳の時から三十年間修行してきた武闘家。
だが、全くの無名。
彼は、とある村で武闘家の道場を経営しており、〝拳を使った戦い方〟を弟子たちに教えている。
若い時には「冒険者になって、有名になるんだ!」などと大きな夢を持っていたものだが、自分の道場に来る若者たちが全員〝天才〟で、自分との才能の差を感じて、もう諦めてしまった。
弟子たちとの、のんびりとした穏やかな日々。
独身の彼は、そんな彼ら彼女らのことを〝家族〟のように感じており、「こんな毎日も悪くない」と思っていた。
が、ある日。
「お久しぶりです、師匠!」
絶世の美少女が家を訪れた。
彼女は、十年前に、他の二人の幼い少女と一緒に山の中で獣(とパーチは思い込んでいるが、実はモンスター)に襲われていたところをパーチが助けて、その場で数時間ほど稽古をつけて、自分たちだけで戦える力をつけさせた、という女の子だった。
「私は今、アイスブラット王国の〝守護精霊〟をやっていまして」
精霊を自称する彼女は、「ちょ、ちょっと待ってくれ」と混乱するパーチに構わず、ニッコリ笑いながら畳み掛ける。
「そこで師匠には、私たちと一緒に〝魔王〟を倒して欲しいんです!」
これは、〝弟子たちがあっと言う間に強くなるのは、師匠である自分の特殊な力ゆえ〟であることに気付かず、〝実は最強の実力を持っている〟ことにも全く気付いていない男が、〝実は精霊だった美少女たち〟と再会し、言い寄られ、弟子たちに愛され、弟子以外の者たちからも尊敬され、世界を救って英雄になってしまう物語。
(※第18回ファンタジー小説大賞に参加しています。
もし宜しければ【お気に入り登録】で応援して頂けましたら嬉しいです!
何卒宜しくお願いいたします!)
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
ガチャで領地改革! 没落辺境を職人召喚で立て直す若き領主
雪奈 水無月
ファンタジー
魔物大侵攻《モンスター・テンペスト》で父を失い、十五歳で領主となったロイド。
荒れ果てた辺境領を支えたのは、幼馴染のメイド・リーナと執事セバス、そして領民たちだった。
十八歳になったある日、女神アウレリアから“祝福”が降り、
ロイドの中で《スキル職人ガチャ》が覚醒する。
ガチャから現れるのは、防衛・経済・流通・娯楽など、
領地再建に不可欠な各分野のエキスパートたち。
魔物被害、経済不安、流通の断絶──
没落寸前の領地に、ようやく希望の光が差し込む。
新たな仲間と共に、若き領主ロイドの“辺境再生”が始まる。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
金の羊亭へようこそ! 〝元〟聖女様の宿屋経営物語
紗々置 遼嘉
ファンタジー
アルシャインは真面目な聖女だった。
しかし、神聖力が枯渇して〝偽聖女〟と罵られて国を追い出された。
郊外に館を貰ったアルシャインは、護衛騎士を付けられた。
そして、そこが酒場兼宿屋だと分かると、復活させようと決意した。
そこには戦争孤児もいて、アルシャインはその子達を養うと決める。
アルシャインの食事処兼、宿屋経営の夢がどんどん形になっていく。
そして、孤児達の成長と日常、たまに恋愛がある物語である。
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
冤罪で辺境に幽閉された第4王子
satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。
「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。
辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる