料理人になるはずが何がどうしてこうなった?

安野穏

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本編

料理人になるはずが何がどうしてこうなった?

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 気が付くとエセル・ヴィヴィアン・アビントン公爵令嬢に転生していた。気が付いたのは十歳の時。貴族は生まれながらに多少の差はあるがほとんどの者は魔力を持っていた。五歳で家庭教師が付けられて、様々なことを学び始めた。十歳にしてやっと初めての魔法の授業が始まり、その時に魔力を制御できずにやらかしてしまったのだ。青銀色の髪とスターサファイアの瞳を持つ彼女は魔力の暴走のせいで朧げな前世の記憶が蘇ったのである。

 前世の彼女は料理好きの高校生だった。名前も何も思い出せないのに、なぜか料理のレシピだけは覚えていた。

 魔力枯渇で一週間ほど寝込んだのち、彼女はこっそりと独力で魔法を学び始めた。なんでかというと、やはり転生したら魔法が使えるなら使ってみたいし、また暴走させるのも嫌なので、基本と制御の仕方を念入りに調べたのだ。それに、魔法が暴走した時になぜか頭の中の料理のレシピが光り輝いていた。つまりこれってもしかしたら魔法で料理ができるかもしれないとなんとなく思ったのだ。

 公爵令嬢なんて身分はごみに捨てたいとつくづく思う。なぜって、決まっているじゃない。王太子の婚約者候補に入っているからだ。

 せっかくだから料理人になりたいと思ったのに、貴族のお嬢様が料理人などって言われるに決まっている。

 チッ面倒な。ふと思いついて、エセルは魔法で身代わりロボットを作った。昔のマンガで見たパー○ンが出かけている間の身代わりロボットを模したものだ。よく読んだライトノベルであった魔法の定義はここでも同じだった。つまり魔法はイメージ重視の世界。エセルはそれで身代わりロボットを造ってみたのである。簡単にできた時はビックリものだった。「こんな簡単にできていいの」と一人あまりの嬉しさに身悶えた。あれは鼻のボタンを押してコピーする物だったが、この身代わりのロボットはエセル専用で誰が見てもそっくりにできた。もちろんかなりの病弱設定にし、ベッドに眠らせた。

 この時代にロボットの知識はない。医療に関しても見た感じは治療魔法と中世の薬草との併用みたいなものだ。レントゲンなどないのだからまずばれることはないだろうと高を括る。もちろん、最低の簡単な受け答えができるように設定もしたし、食事は適当にとり、それを排泄するシステムも完璧に行う。人間らしく見えなければ、それでは身代わりになれない。そこは慎重に造ったつもりだった。いずれは病気で死んだことになっても仕方ないかとかも考える。その方が、エセルにとっては都合がいい。

 それから姿隠しの魔法で、父親の政務室に忍び込み、推薦状を作る。新しい一人の人間を作り上げたのだ。エセルが亡くなったのちも平民として生きていくことができるなら最高だと彼女は考えた。

 後は姿変えの魔法で、別人になり、王宮の下女に無事就職できた。やればできるもんだ。なんで城を選んだかというと、食材の流通のヒエラルキーの頂点はなんと言っても王宮だと思うのである。前世みたいに流通が発展していない時代なのだ。様々な食材がある場所といえば、そこしか考えられなかった。つまり、下女として働きながら、料理人を目指す。せっかく棚ぼた式に手に入れた異世界転生なのだ。今生の彼女の生きる道はこれしかないと決意したのである。



 お城の下女になり早一カ月。世の中はそんなに甘くなかったと思い知らされた。彼女に与えられた仕事といえば、毎日が洗濯婦として過ごすことと王宮で晩さん会などが開かれたときに厨房の手が足りなくなると下ごしらえとして野菜類の皮むきくらいしかさせてもらえなかった。

 もちろん、全部魔法を駆使して難なくこなしている。洗濯は洗濯機の要領で行い、あっという間に終えて干すだけ。お蔭でエセルは洗濯担当、干すのはまた別の人という割り当てにされている。王宮というのは人が多いから洗濯物もよくもこれだけあるなあと感心するくらい出てくる。それで一日中、魔法で洗濯をしまくっている。よく魔力が尽きないものだと感心するくらいにだ。魔法はイメージというが、エセルは生活に使う魔法についてはたいした魔力を必要としないらしい。

 これでは何のために下女として入り込んだのか意味がないと心の内でぼやきながら、今日も晩餐会のための芋の皮をむく。あまりにも数が多すぎて面倒なので毎回得意の料理魔法で簡単にむいているせいか、最近はすごい数の野菜の籠を渡された。これってさあ、やっぱり、今回の晩餐に使う料理の野菜全部じゃないのと思うくらいである。最初は何人かいた下女仲間もエセルが魔法で簡単に皮むきしてしまうために一人減り二人減りといつの間にか、皮むき仕事はエセル一人が担当になっていた。

 最近、辞めようかなあと密かに考えている。もしかしたら、王都で有名な貴族様御用達の高級なレストランに勤めた方がよかったのかもと後悔している。それでもきっと無理かもしれないとも思っていた。この世界の女性の地位は低すぎて、女性の料理人なんてありえない話なのだ。

 それなら庶民向けの食堂とか宿屋兼食堂とかいろいろな選択肢も考えられるが、庶民として生きていくには魔法力が高すぎて、ちょっと魔力を感じられる人から見たら、料理人どころか魔術師を勧められるだろう。

 ここでも何度も魔術師への転身を勧められた。冗談じゃないと思う。魔術師なんかになったら国の防衛を担うことになり、最悪戦争に駆り出される。ごくごく平和ボケした日本の一般庶民の女子高生だったエセルが戦争になど行けるかと突っ込みたい。

 詰んだ。今生も人生が終わった。最後に死闘を終え真っ白になって固まった某格闘マンガの主人公並みに剥きおわったいもを前にして俯いた。
 


「将来を考えるようになりました」

 なぜ、こんな話をしているかというと、退職願を王宮の人事担当者に伝えたからだ。下女としてこのまま働いていても好きな料理を作ることもできず、魔法の無駄使いばかりしている自分に落ち込み、久しぶりに自分の実家に戻ろうと思ったのだ。

 そういえば、家を出てからもう一年も帰ってなかった。十二歳になったら、貴族は学園に入らなければならない。魔法力が高いものは魔法学校に行く。料理人になれないならまた公爵令嬢に戻るしかない。某魔法学校では確か十歳の年に入学案内の手紙が来るんだっけなあと意識を飛ばしかけたところに、人事担当者から何故か侍女学校行きを勧められた。卒業すれば、王宮の女官としての採用が決まっているそうだ。

 なんだそれ、その展開は考えていなかったが、平民からすれば侍女学校を卒業して貴族に認められて貴族に侍女として勤めることは立身出世としてよくある話らしいが、王宮の女官として仕えることになるのはめったにないことらしい。だろうなあ、一応王宮だし。下級貴族の子供たちが侍女学校を卒業して、優秀な場合に審査を得て女官になるのが主なのだ。

 平民はほとんどが下女として採用され、王宮の掃除や洗濯などの下働きがほとんどで、女官と言われる人々とは扱いが違う。当然のことだ。なので、異例の出世といえるが、公爵令嬢の身分からすれば、なにそれ何のメリットがあるのと言いたい。

 それでも、女官になるのは面白いかもと密かに思ったりする。料理人になれないならば、女官(家政婦)は見たの世界も面白いかもしれない。内側から見る王族の実態。どこかにレポートを出したいくらい面白いかも。と興味をそそられたのが敗因だった。




 侍女学校、そこな別名メイドの虎の穴ってはるか昔のプロレスアニメに出てきたどこぞの怪しい組織かっと突っ込みたい。メイドの響きも冥土に聞こえる今日この頃。メイドっていうとやはり前世のア○バ発祥の「お帰りなさい、ご主人様」のアハハウフフのカフェの店員しか思い浮かばなかった。ガクッと項垂れるエセル。

 侍女とはなんと恐ろしい職業なのだと思い知らされる。マナーはもちろん、数々のお茶の種類やそれぞれの美味しい入れ方はわかる。その他ごくまっとうな侍女の仕事だと思える科目を覚えるのはわかるが、なぜに隠密術、体術、数々の暗器の使い方。暗殺の仕方や人体の弱点。数々の毒の種類やその対応の仕方。また己を滅し、徹底的に壁と化すことや素早く音もなく歩くことなどもう何を目指しているのかわからない科目も多い。これはもうまっとうな侍女、もしくは女官ではないとエセルは思えた。

 一応、公爵令嬢として病弱ながらも魔法学校の寮に入り、好きな科目だけに出席して、あとは補習の実技とテストで単位をもぎ取っていく。二重の学校生活は辛いと思いながらも、意外と楽しい充実した日々を送っていた。

 目指した料理人には程遠いが、エセルは生活魔法では常にトップに立っていた。もちろん、生活魔法など貴族には必要ないと言われればそれで終わりだが、平民も一緒に通う学園なので、高等部からは生活魔法科に席を置くことにした。魔術師科はパスだ。魔道具科もそれがいずれは戦争に使われるものへと変化するのは嫌だった。戦争反対と言っても、ここは異世界。国同士のいざこざはたっぷりとある。いつ戦争の道具にされるかわからない魔術師にも魔道具造りにも熱心になれやしない。もっとも病弱な公爵令嬢が生活魔法科に在籍するのは学校にとって都合がよかったのかもしれない。間違って怪我ならまだいいが瀕死の重傷でも負われた日には責任問題になるからね。




 一方で、冥土の虎の穴の暮らしは過酷を極める。まさか、魔法学校の高等部に当たる科目別コースで必然的に入れられた特別王宮女官コースで一週間も森や山でサバイバル生活をすることになるとは思わなかった。一体、王宮はどんな女官を求めているのだろうかと心配になる。まあ、侍女学校でのかかる費用の一切合切を出してもらっている以上は文句は言えないし、面白いからやっているだけだけどさ。

 それにしても、料理人になりたくて始めた下女生活がいつの間にか怪しい女官になっていくのが何とも言えない。今日も病弱なはずの公爵令嬢はどんどん逞しく生きている。

 サバイバル生活には実に生活魔法がよく効く。なんて効率のいい魔法であることかと内心感心している。火や水には全く困らない。魔法力さえあれば、ほぼ無限だ。驚いたのは結界と言われる魔法が生活魔法の一つであることだ。つまり、エセルは結界に関して最強の結界師と言えた。なので、獣や魔獣に怯えることなく安心して夜も眠れる。

 さらに言うと食事にも困らないのだ。料理魔法は材料となるものをいとも簡単に仕留められたのである。これはすごいと思わずにはいられない。ごく普通の生活魔法がここまでの威力を持つとは思ってもみなかった。お肉が欲しいと思えば、イノシシに似た獣が魔法で簡単に仕留められてさらに部位ごとに切り分けられた肉になる。魚が欲しいと思えば、釣りの釣果も大量でしかも捌く手間もなく魔法で簡単に三枚に下ろされている。料理魔法はなんてチートな便利魔法と感激したのは言うまでもない。野菜やきのこが欲しかったら、探索魔法で光った場所を調べれば生えているしと思い、ここで、気が付いた。探索魔法も生活魔法なんだねと。つまり探索についても彼女は最強の探索師と言えた。

 もうここまでくるとすごいチートの持ち主だったと言わざるを得ない。これなら、簡単に冒険者にも慣れるんじゃないかと期待に胸をワクワクさせていたら、卒業の前に王宮に呼び出されたのである。

 つまり、卒業と共に王宮の女官として王太子に仕えることを言い渡された。そこであれっと思う。公爵令嬢の自分は王太子の婚約者候補でそれなのに彼に仕える女官でとややこしい事態になると。まあ、まだ候補だし、病弱だからそのうち候補から外れるだろうと期待していたが、何故かそれも外されずにいる。

 一瞬逃げようかと思ったが、今まで侍女学校でかかった金額を全額支払わないと契約は無効にならないらしいし、下手に逃げて死罪になる可能性を考えたら、それも怖い。しかも確か、勝手に父親の推薦状を偽装しているのだ。ばれたらこれはもっと悪い状況に陥る。進退窮まるとはこのことかと天を仰いだ。




 魔法学校と侍女学校の両立は楽しかったが、また公爵令嬢の方を病弱設定にして、とりあえず泣く泣く王太子付きの女官として王宮に仕えることにした。

 初めての顔合わせでなぜか彼はニヤッと笑ってエセルを見る。

「やっと捕まえた」

 女官のお仕着せを着た彼女を抱きしめる王太子。はあ?と固まるエセル。

「あなたは本当に面白い。今まで婚約者候補たちには影を放っていろいろと素行調査をしていたのですよ。その中で群を抜いていたのはあなたでしたね。まさか、魔法で身代わりの人形を造り出して、病弱と言い訳して王宮で下女をするとは思ってもみませんでしたし、使う魔法の見事なことに舌を巻きました。更に侍女学校と魔法学校と二つを両立させて、なおかつ、こちらが意図的に仕込んだ講義や実習まで楽々こなしていくあなたは実に見事でした」

 ちょっと待てと言いたい。何その影って。つまり、全部、目の前の王太子は知っていて、面白がって更に難易度を高めてきたというのかと呆れて何も言えない。

「今後とも婚約者として更に有能な女官として私のもとに来ていただけますか?」

「遠慮します」

 即答だ。こんな性悪王子と結婚する気も仕える気にもなれない。

「いいのですか?公爵令嬢が王宮の下女になり、更に侍女学校にまで行っていたと知られても」

「脅迫する気?」

「はい、これほどまでの有能なあなたを逃すつもりはありませんから」

 実にいい笑顔で腹黒の王太子は答えた。

 これでエセルの運命は決まってしまった。表向きは王太子の病弱で儚げな婚約者、裏では有能かつ便利な駒兼女官。

 目指せ、料理人のはずが何がどうしてこうなったのだろうかと今日も王宮や市井で王太子の命令通りに暗躍する彼の専属女官のエセルだった。

 
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