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ルミコさんは私の言い付けを守り、事務的に講義のスケジュールを送り届けた。T大学へ行くのは二ヶ月ほど寝かそうかとも一瞬考えたが、二週間くらいにしておこうと改めた。なんといっても一回しか逢っていないので、ルミコさんの想いがいつまで持続するか不確かに思われたのだ。
その二週間の間にも、デートクラブから何件かの予約が入った。皆様マゾヒスティックであられたので、私は普段の自分でいられた。
昼過ぎに、T大へ向かった。門を越えても、誰にも呼び止められなかった。2コマ連続して講義が行われる、1コマ目に敢えて、講義室へ入った。幾人もの生徒さんに訝しげな目を向けられた。私は後ろの方の席へ着いた。一人分のスペースが空いた隣には、女性の生徒さんがおり、こちらに視線を送ることを遠慮しなかった。
しばらくすると、あなたが現れた。あなたはすぐに私を見つけ、一瞬目を留めた。けれど、声は冷静そのもので、講義は淡々と流れていった。社会についてあなたは話したが、私にはさっぱりだった。あなたは私のほうへ、目を向けないように意識していた。
時間が来て、あなたは講義室の出口へ向かった。私はその背を追いかけた。他の生徒さんは教授の知り合いだと思ったに違いない。
廊下であなたに追いついた。「まだ1コマあるわ」とあなた。「敢えてそうした」と私。「どういうことかしら?」とあなた。私はそれには答えず、あなたについて行った。
あなたの部屋は綺麗に整理されていた。すぐにあなたが内側から鍵を締めた。唇を奪われた。のっけから本格的なものだった。
「またすぐに行かなければならないわ」とあなた。
「うん、そうだね」と立ったまま、スカートを割り、手を忍ばせた。そこにショーツはなく、ストッキングの温度は高かった。
「だめよ、次の講義が終わってからにしましょ」とあなた。
「それじゃあ、いま来た意味がない」とストッキングのなかへ指を送り込み、秘所を愛撫した。あなたの腰が頼りなくなった。
「ねぇ、焦らすためにこのタイミングで来たの?」とあなた。
私は言葉の代わりに微笑んだ。
「ねぇ、せめてイカせてね、あなたに言われた通り、上下とも下着をつけてないわ」とあなた。
私はブラウスのうえから胸のさきを刺激させた。あなたの息があがった。クリトリスも硬さを見せた。
あなたが腰を揺らし、私の指の摩擦を強くさせた。自ら果てるつもりであろうと思われた。しばらくそのままにさせておいたが、「イキそう」とあなたが囁いたので、私は指を離した。
「ねぇ、本気? 次の講義、集中できないわ」とあなたは強い眼差しで訴えてきた。「次、終わったら相手してやるから、我慢しろ」と私はソファーへ腰を降ろした。
「ねぇ、自分でしていいかしら?」とあなた。
「寸止めならな、イッたら俺は帰る」と私はそう返した。
「もう、辛いわ、もやもやする」とあなたは顔をふしだらにした。
「頑張って、M教授、次は俺ここで待ってるから、いってらっしゃい」と私は手を振った。まだ時間に余裕があったらしく、あなたもソファーへ腰を掛けた。私の唇を求めた。しばらくそうしていた。
時間が来ると、「もう、本当に待っててね、辛いけど行ってくるわ」と一度デスクへゆき、新しい資料を手に、あなたは部屋を出た。
私はスマートフォンで電子書籍を読んだ。Yという翻訳小説は難解で、何が書かれてあるのかさっぱりだったが、文字を目で追い、時間を潰すには悪くなかった。時折り、窓を開け、電子タバコを吸った。中庭に面しているわけでもなく、外は大学の裏側だったので、見咎められる心配はなかった。部屋は禁煙だっただろうが…。
しばらくして、あなたが戻ってきた。私の顔を見つめ、安堵した様子を見せた。すぐに鍵は締められた。
私はソファーに腰を深く埋め、立ったままのあなたのスカートのなかへ手を送り込んだ。熱は冷めてなかった。
「講義、集中できなかったわ、ずっとあつしさんのこと考えてた」とあなたは目を濡らした。
「さぁ、自分でやってもらおうか」と私。
「そんな、せっかくあなたにしてもらおうと思って講義がんばってきたのに」
「えらいね、自分でイケば、その後、俺にしてもらえるかもしれないよ」
「絶対よ、お金は後でデートクラブに振り込むから」
私はベルトを緩め、ズボンの前を開いた。「匂いだけ嗅がせてやる、咥えたり、手でしごいたりは禁止だ」とあなたに伝えた。
「スカート脱いでいいかしら? 下着をつけてないから汚れるのが心配で」とあなた。
「いいよ」と私が言うと、あなたはストッキングも脱ぎ、下半身だけ裸になった。柔らかい太腿がなまめかしかった。
あなたはソファーへ身を預け、上半身を折り、私の股間へ顔を近づけた。すーっと音が鳴るほど、勢いよくあなたは息を吸い込んだ。「あつしさんの匂い、好き」とあなた。続けて、「直接、嗅いじゃだめかしら?」と言葉を続けた。
私は少し腰を浮かし、大切なところを露わにさせた。あなたはアレの付け根あたりの、陰毛が密集しているところへ鼻を寄せ、またすーっと音が鳴るほどに嗅いだ。
あなたのオナニーが激しさを増した。「あつしさん、あつしさん、あなたが欲しいわ」とあなたは鼻を忙しなくさせた。鼻を寄せられているだけで、私は半分元気になった。
一度あなたに中断してもらい、その指を見せてもらった。蛍光灯に光っていた。私はその指をいやらしく舐めた。「ああ、とてもえっちよ、気持ちいい」とあなたは喘いだ。
再度オナニーに戻ってもらった。まもなく果てが訪れた。「あつしさん、イクッ」と短く鳴いて、身を震わせた。
「ご褒美にしゃぶらせてやるよ」と私が言うと、あなたは飛びついた。私はすぐに完全に元気になった。あなたの頭を掴み、強引に前後させ、喉も刺激した。あなたがえずき、粘度の高い唾液が私に絡みついた。一旦、前戯は省き、あなたに埋めようと考えた。
その二週間の間にも、デートクラブから何件かの予約が入った。皆様マゾヒスティックであられたので、私は普段の自分でいられた。
昼過ぎに、T大へ向かった。門を越えても、誰にも呼び止められなかった。2コマ連続して講義が行われる、1コマ目に敢えて、講義室へ入った。幾人もの生徒さんに訝しげな目を向けられた。私は後ろの方の席へ着いた。一人分のスペースが空いた隣には、女性の生徒さんがおり、こちらに視線を送ることを遠慮しなかった。
しばらくすると、あなたが現れた。あなたはすぐに私を見つけ、一瞬目を留めた。けれど、声は冷静そのもので、講義は淡々と流れていった。社会についてあなたは話したが、私にはさっぱりだった。あなたは私のほうへ、目を向けないように意識していた。
時間が来て、あなたは講義室の出口へ向かった。私はその背を追いかけた。他の生徒さんは教授の知り合いだと思ったに違いない。
廊下であなたに追いついた。「まだ1コマあるわ」とあなた。「敢えてそうした」と私。「どういうことかしら?」とあなた。私はそれには答えず、あなたについて行った。
あなたの部屋は綺麗に整理されていた。すぐにあなたが内側から鍵を締めた。唇を奪われた。のっけから本格的なものだった。
「またすぐに行かなければならないわ」とあなた。
「うん、そうだね」と立ったまま、スカートを割り、手を忍ばせた。そこにショーツはなく、ストッキングの温度は高かった。
「だめよ、次の講義が終わってからにしましょ」とあなた。
「それじゃあ、いま来た意味がない」とストッキングのなかへ指を送り込み、秘所を愛撫した。あなたの腰が頼りなくなった。
「ねぇ、焦らすためにこのタイミングで来たの?」とあなた。
私は言葉の代わりに微笑んだ。
「ねぇ、せめてイカせてね、あなたに言われた通り、上下とも下着をつけてないわ」とあなた。
私はブラウスのうえから胸のさきを刺激させた。あなたの息があがった。クリトリスも硬さを見せた。
あなたが腰を揺らし、私の指の摩擦を強くさせた。自ら果てるつもりであろうと思われた。しばらくそのままにさせておいたが、「イキそう」とあなたが囁いたので、私は指を離した。
「ねぇ、本気? 次の講義、集中できないわ」とあなたは強い眼差しで訴えてきた。「次、終わったら相手してやるから、我慢しろ」と私はソファーへ腰を降ろした。
「ねぇ、自分でしていいかしら?」とあなた。
「寸止めならな、イッたら俺は帰る」と私はそう返した。
「もう、辛いわ、もやもやする」とあなたは顔をふしだらにした。
「頑張って、M教授、次は俺ここで待ってるから、いってらっしゃい」と私は手を振った。まだ時間に余裕があったらしく、あなたもソファーへ腰を掛けた。私の唇を求めた。しばらくそうしていた。
時間が来ると、「もう、本当に待っててね、辛いけど行ってくるわ」と一度デスクへゆき、新しい資料を手に、あなたは部屋を出た。
私はスマートフォンで電子書籍を読んだ。Yという翻訳小説は難解で、何が書かれてあるのかさっぱりだったが、文字を目で追い、時間を潰すには悪くなかった。時折り、窓を開け、電子タバコを吸った。中庭に面しているわけでもなく、外は大学の裏側だったので、見咎められる心配はなかった。部屋は禁煙だっただろうが…。
しばらくして、あなたが戻ってきた。私の顔を見つめ、安堵した様子を見せた。すぐに鍵は締められた。
私はソファーに腰を深く埋め、立ったままのあなたのスカートのなかへ手を送り込んだ。熱は冷めてなかった。
「講義、集中できなかったわ、ずっとあつしさんのこと考えてた」とあなたは目を濡らした。
「さぁ、自分でやってもらおうか」と私。
「そんな、せっかくあなたにしてもらおうと思って講義がんばってきたのに」
「えらいね、自分でイケば、その後、俺にしてもらえるかもしれないよ」
「絶対よ、お金は後でデートクラブに振り込むから」
私はベルトを緩め、ズボンの前を開いた。「匂いだけ嗅がせてやる、咥えたり、手でしごいたりは禁止だ」とあなたに伝えた。
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「いいよ」と私が言うと、あなたはストッキングも脱ぎ、下半身だけ裸になった。柔らかい太腿がなまめかしかった。
あなたはソファーへ身を預け、上半身を折り、私の股間へ顔を近づけた。すーっと音が鳴るほど、勢いよくあなたは息を吸い込んだ。「あつしさんの匂い、好き」とあなた。続けて、「直接、嗅いじゃだめかしら?」と言葉を続けた。
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一度あなたに中断してもらい、その指を見せてもらった。蛍光灯に光っていた。私はその指をいやらしく舐めた。「ああ、とてもえっちよ、気持ちいい」とあなたは喘いだ。
再度オナニーに戻ってもらった。まもなく果てが訪れた。「あつしさん、イクッ」と短く鳴いて、身を震わせた。
「ご褒美にしゃぶらせてやるよ」と私が言うと、あなたは飛びついた。私はすぐに完全に元気になった。あなたの頭を掴み、強引に前後させ、喉も刺激した。あなたがえずき、粘度の高い唾液が私に絡みついた。一旦、前戯は省き、あなたに埋めようと考えた。
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