やばい彼氏にご注意を

SIVA

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1.最悪な日

1-8

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「ねぇ母さん、なんで俺には茶、ないの」

母さんは、俺を睨むと「朝帰りした子には、ありません。先生は、ゆっくりしてってくださいね、何もお構い出来ないですけど」と言って妹たちの襟をつかみ共に、リビングを後にした。

「おかまいなくぅー」

母さんの方を見ていたかと思うと、にやりと笑った。
この笑い方は危険だ。
俺の脳内の警戒音が1オクターブあがった。

「部屋に案内してくんないのか?」
「誰がするか」
そっぽを向いて、髪の毛を拭いたタオルをテーブルに投げ置く。

「ま、そのうち、案内したくなるからいっか」
立ち上がり投げ置いたタオルを手に取り、濡れた髪の毛を拭きながら、オレとの距離を詰め、耳元で囁く。
「あ?どういう意味だ変態教師」
ビビって距離を取る、俺ににじり寄る変態教師。
「いいねっ!その反応!!もっと見せてよぉ」
グッジョブと言いながら親指を立てる。

くそっ。
会話が成り立たない!

そうこの臨時教師、とんでもなく変態だって事─────。
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