正義のキャット

猫幸世

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正義のキャット

第19話

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キッチンで合体料理を考えているとロシアンブルーのアキがドアを閉める音に築いた。 

「キナ、誰か来たみたいだ」

「定休日の札を出さなかったの」

「出したよ」

「本当?」

文句を言いながらキジ猫のキナはキッチンを離れ売り場に向かうと立っている人間の男に驚いた。

「…人間…」

「キナ、君も記憶がないね」

「どうして私の名前を」

「アキも記憶がないのかな」

「あなたのこと知らないのにどうしてあなたは私の名前とアキの名前を知ってるんですか?」 

キナが男に問いかけるとアキが売り場に現れた。 

「キナ、何で人間が居るんだよ」

「知らないわよ」

「キナ、アキ、これを見るんだ」

そう言って男が黒水晶を見せるとキナとアキは黒水晶にくぎづけになった。 

「今からキナとアキは俺の仲間だ」

「はい」

キナとアキが同時に返事をすると男はキナに命令した。 

「キナ、ミタに剣を突きつけつぐみに見せろ」

「どうやって?」

「これを使え」

黒水晶を差し出すとキナは黒水晶を受け取り口を開いた。 

「今すぐ行動します」

「お前の活躍をアキと一緒にここで見ている、つぐみを呼び寄せろよ」

「任せてください」

そう言ってキナは店を出ていきケーキ屋に向かった。 

そしてキナは眠っているミタに剣を突きつけながら黒水晶でつぐみに声をかけた。 

「つぐみ、聞こえますか?」

「……」

美喜男(みきお)と一緒に行き交う人々の中を歩いていたつぐみは声に築き立ち止まった。 

「どうした」

美喜男も立ち止まり声をかけるとつぐみが口を開いた。 

「俺の名前を呼ぶ声が聞こえたんだ」

「俺は聞こえないけど」

「つぐみ、私の声が聞こえたら水晶で見なさい」

「……」

再び声が聞こえ水晶を掴むと眠っているミタに剣を突きつけるキナの姿が現れつぐみと美喜男は驚いた。 

「なぜ、キナさんが」

「ミタを助けたかったら水晶を持ってケーキ屋に来なさい」

そう言ってキナが通信を切ると美喜男が口を開いた。 

「つぐみ、新たな敵が」

「あぁ」

「俺も一緒にいくよ」

「お前はここにいろ」

「お前1人で大丈夫か」

「私がついて行くから大丈夫よ」

そう言って白猫のミルクが現れた。

「ミルクが一緒なら大丈夫だ」

「そうだな」

つぐみの会話後、つぐみとミルクは森林の中で美喜男に見送られながら水晶の力でその場から消え猫の街に向かった。 
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