42 / 67
「 2ー5 」訳を教えて
しおりを挟む
妙な違和感。これは、1日中あった。医者の診察を受けた時に言ってみる。
「あの、僕、変なんですけど?」
「ああ、気にしないで。それで、普通だから。」
「はっ?」
「変化に慣れないと思うけど、じきに忘れるはず。」
何だ、それ?「はず」て無責任じゃないすか。こっちは、悩んでるのに。▲たないし。
「どうしたんだろ、22歳で卒業なんて事ないよな。」
こんな事、人に言えない。相談できない。男の人生で重要な問題だぞ。楽しみがー。
「お迎えに来ました、学園に戻りましょう。」
スウツを着た痩せた男が病室に入って来た。こいつ、知ってる。学園の部長やってる教師だ。男に見えるけど女なんだよ。
「お疲れ様です、宿主先生!(上下関係から挨拶してしまう)」
「木村さん、そういう挨拶は無しにして下さい。あなたは、指田という生徒になりましたから。」
「えっ、なったって。知ってるんですか、指田になってる訳を?」
「おや、忘れたんですか?あなたは、寄生蛾に卵を植え付けられて人では無くなったんですよ。もしもし?」
駄目だ、衝撃で気が遠くなる。「卵を植え付けられて」なんて平気でいられるか。「人では無くなった」て蛾になったのかよ。
目の前が、真っ暗になった。暗闇だ、あの子を追いかけられないなら。見てるだけで良かったのに(本心は触りたいけど)、おしまいだ!
目の前でパチンと指を鳴らされる。ハッとして見回す保。そこは、ベッドと机のある部屋だった。目の前には宿主が立っている。
「今日から、ここが君の部屋になります。君は、指田 保になったという事を忘れないように。」
という事は、ここが学園の寮の部屋なのか。病院からの記憶が無い。ピンとくる。この男(女)は、只者じゃないんだ。
(こいつ、あの「あふうーん」と同じに術を使うのか!)
術で動かして保を連れて来たのだ。青くなって冷や汗を流す保は、出ていく宿主を見送った。震えながらベッドへ座り込む。
どうしたら、いいんだ。これから。逃げ出して家に帰るか。どうやって?考えあぐねて部屋を見回す。
「え、誰か居る!」
驚いて立ち上がった保は、衝撃を受ける。それは、鏡に映る自分の姿だったのだ。童顔の幼顔をした華奢な身体つきの少年。
「ま、まさか、これが僕かよ!」
ずっと感じてた違和感。それは、身体が変わってしまっていたからなのだ。そして、絶望的になる。これでは、親の元へ戻れない。別人にしか見えないだろう。
ここに居るしかないのか、指田 保として?
「あの、僕、変なんですけど?」
「ああ、気にしないで。それで、普通だから。」
「はっ?」
「変化に慣れないと思うけど、じきに忘れるはず。」
何だ、それ?「はず」て無責任じゃないすか。こっちは、悩んでるのに。▲たないし。
「どうしたんだろ、22歳で卒業なんて事ないよな。」
こんな事、人に言えない。相談できない。男の人生で重要な問題だぞ。楽しみがー。
「お迎えに来ました、学園に戻りましょう。」
スウツを着た痩せた男が病室に入って来た。こいつ、知ってる。学園の部長やってる教師だ。男に見えるけど女なんだよ。
「お疲れ様です、宿主先生!(上下関係から挨拶してしまう)」
「木村さん、そういう挨拶は無しにして下さい。あなたは、指田という生徒になりましたから。」
「えっ、なったって。知ってるんですか、指田になってる訳を?」
「おや、忘れたんですか?あなたは、寄生蛾に卵を植え付けられて人では無くなったんですよ。もしもし?」
駄目だ、衝撃で気が遠くなる。「卵を植え付けられて」なんて平気でいられるか。「人では無くなった」て蛾になったのかよ。
目の前が、真っ暗になった。暗闇だ、あの子を追いかけられないなら。見てるだけで良かったのに(本心は触りたいけど)、おしまいだ!
目の前でパチンと指を鳴らされる。ハッとして見回す保。そこは、ベッドと机のある部屋だった。目の前には宿主が立っている。
「今日から、ここが君の部屋になります。君は、指田 保になったという事を忘れないように。」
という事は、ここが学園の寮の部屋なのか。病院からの記憶が無い。ピンとくる。この男(女)は、只者じゃないんだ。
(こいつ、あの「あふうーん」と同じに術を使うのか!)
術で動かして保を連れて来たのだ。青くなって冷や汗を流す保は、出ていく宿主を見送った。震えながらベッドへ座り込む。
どうしたら、いいんだ。これから。逃げ出して家に帰るか。どうやって?考えあぐねて部屋を見回す。
「え、誰か居る!」
驚いて立ち上がった保は、衝撃を受ける。それは、鏡に映る自分の姿だったのだ。童顔の幼顔をした華奢な身体つきの少年。
「ま、まさか、これが僕かよ!」
ずっと感じてた違和感。それは、身体が変わってしまっていたからなのだ。そして、絶望的になる。これでは、親の元へ戻れない。別人にしか見えないだろう。
ここに居るしかないのか、指田 保として?
0
あなたにおすすめの小説
金の野獣と薔薇の番
むー
BL
結季には記憶と共に失った大切な約束があった。
❇︎❇︎❇︎❇︎❇︎
止むを得ない事情で全寮制の学園の高等部に編入した結季。
彼は事故により7歳より以前の記憶がない。
高校進学時の検査でオメガ因子が見つかるまでベータとして養父母に育てられた。
オメガと判明したがフェロモンが出ることも発情期が来ることはなかった。
ある日、編入先の学園で金髪金眼の皇貴と出逢う。
彼の纒う薔薇の香りに発情し、結季の中のオメガが開花する。
その薔薇の香りのフェロモンを纏う皇貴は、全ての性を魅了し学園の頂点に立つアルファだ。
来るもの拒まずで性に奔放だが、番は持つつもりはないと公言していた。
皇貴との出会いが、少しずつ結季のオメガとしての運命が動き出す……?
4/20 本編開始。
『至高のオメガとガラスの靴』と同じ世界の話です。
(『至高の〜』完結から4ヶ月後の設定です。)
※シリーズものになっていますが、どの物語から読んでも大丈夫です。
【至高のオメガとガラスの靴】
↓
【金の野獣と薔薇の番】←今ココ
↓
【魔法使いと眠れるオメガ】
happy dead end
瑞原唯子
BL
「それでも俺に一生を捧げる覚悟はあるか?」
シルヴィオは幼いころに第一王子の遊び相手として抜擢され、初めて会ったときから彼の美しさに心を奪われた。そして彼もシルヴィオだけに心を開いていた。しかし中等部に上がると、彼はとある女子生徒に興味を示すようになり——。
白花の檻(はっかのおり)
AzureHaru
BL
その世界には、生まれながらに祝福を受けた者がいる。その祝福は人ならざるほどの美貌を与えられる。
その祝福によって、交わるはずのなかった2人の運命が交わり狂っていく。
この出会いは祝福か、或いは呪いか。
受け――リュシアン。
祝福を授かりながらも、決して傲慢ではなく、いつも穏やかに笑っている青年。
柔らかな白銀の髪、淡い光を湛えた瞳。人々が息を呑むほどの美しさを持つ。
攻め――アーヴィス。
リュシアンと同じく祝福を授かる。リュシアン以上に人の域を逸脱した容姿。
黒曜石のような瞳、彫刻のように整った顔立ち。
王国に名を轟かせる貴族であり、数々の功績を誇る英雄。
執着
紅林
BL
聖緋帝国の華族、瀬川凛は引っ込み思案で特に目立つこともない平凡な伯爵家の三男坊。だが、彼の婚約者は違った。帝室の血を引く高貴な公爵家の生まれであり帝国陸軍の将校として目覚しい活躍をしている男だった。
目立たないでと言われても
みつば
BL
「お願いだから、目立たないで。」
******
山奥にある私立琴森学園。この学園に季節外れの転入生がやってきた。担任に頼まれて転入生の世話をすることになってしまった俺、藤崎湊人。引き受けたはいいけど、この転入生はこの学園の人気者に気に入られてしまって……
25話で本編完結+番外編4話
鈴木さんちの家政夫
ユキヤナギ
BL
「もし家事全般を請け負ってくれるなら、家賃はいらないよ」そう言われて鈴木家の住み込み家政夫になった智樹は、雇い主の彩葉に心惹かれていく。だが彼には、一途に想い続けている相手がいた。彩葉の恋を見守るうちに、智樹は心に芽生えた大切な気持ちに気付いていく。
【完結】恋した君は別の誰かが好きだから
花村 ネズリ
BL
本編は完結しました。後日、おまけ&アフターストーリー随筆予定。
青春BLカップ31位。
BETありがとうございました。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
俺が好きになった人は、別の誰かが好きだからーー。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
二つの視点から見た、片思い恋愛模様。
じれきゅん
ギャップ攻め
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる