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こーひーぶれいく そのに
魔法使いのなるはさん
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四コマ漫画風小説 魔法使いのなるはさん
1
児童公園。
暇なのか、いつもの五人が集まっている。
「アサキ自転車乗れねーんだってよ」
というカズミの言葉に、アサキは後ろ頭をかきながら、
「いやあ、自慢じゃないけどお」
「褒めてねえんだけど」
「だからだからっ、ナルハが特訓してやるのだーーーっ!」
元気に片腕突き上げる成葉。
2
「アサにゃん、支えててあげるから大丈夫だってばあーっ」
「でで、でもっ怖いからその前にっ、一人でちょっとサドルに座ってみるね」
えへへと笑いながら、成葉の前で、よいしょ、とスタンドで固定されているママチャリにまたがろうとするアサキであるが……
3
ガッシャーーーーーン!
またがることも出来ず、凄まじく豪快に自転車ごと転倒。
びっくりする他のみんな。
4
「カズミちゃん酷いよおおおお!」
上体起こしながら、アサキがボロボロ涙をこぼしている。
「なんもしてねえよ! 条件反射であたしのせいにすんのやめろよな!」
「それよりタイトル『魔法使いのなるはさん』のはずなのに……」
成葉が、存在感のなさにどんより落ち込んでいる。
― 完 ―
1
児童公園。
暇なのか、いつもの五人が集まっている。
「アサキ自転車乗れねーんだってよ」
というカズミの言葉に、アサキは後ろ頭をかきながら、
「いやあ、自慢じゃないけどお」
「褒めてねえんだけど」
「だからだからっ、ナルハが特訓してやるのだーーーっ!」
元気に片腕突き上げる成葉。
2
「アサにゃん、支えててあげるから大丈夫だってばあーっ」
「でで、でもっ怖いからその前にっ、一人でちょっとサドルに座ってみるね」
えへへと笑いながら、成葉の前で、よいしょ、とスタンドで固定されているママチャリにまたがろうとするアサキであるが……
3
ガッシャーーーーーン!
またがることも出来ず、凄まじく豪快に自転車ごと転倒。
びっくりする他のみんな。
4
「カズミちゃん酷いよおおおお!」
上体起こしながら、アサキがボロボロ涙をこぼしている。
「なんもしてねえよ! 条件反射であたしのせいにすんのやめろよな!」
「それよりタイトル『魔法使いのなるはさん』のはずなのに……」
成葉が、存在感のなさにどんより落ち込んでいる。
― 完 ―
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