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バイバイ
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信号待ちをしていると手を振っている人が目に入った。
黒色のスーツを着た男だろうか。
歳は40代くらい。
周りを見る。
私と同じように信号待ちをしている人はいるが、誰も手を振りかえしていない。
「一体誰に手を振ってるんだ...」
信号が青になった。
歩き始める。
例の人はまだ手を振ってる。
しかも立ち止まったままだ。
「気味がわるいな...」
その男からなるべく離れた場所から、信号を渡り切った。
チラっとその男を見る。
どうやら私に手を振っているようだ。
笑顔で手を振ってくる。
そのうち片手から両手で手を振る。
その手を振る速度が激しくなった。
「バイバイ~バイバイ~」
高速で両手で手を振りながら私に叫んでくる。
「バイバイ~!バイバイ~!」
きっとコイツはこの世の者ではない。
私はそう確信し、足早にその場から逃げた。
黒色のスーツを着た男だろうか。
歳は40代くらい。
周りを見る。
私と同じように信号待ちをしている人はいるが、誰も手を振りかえしていない。
「一体誰に手を振ってるんだ...」
信号が青になった。
歩き始める。
例の人はまだ手を振ってる。
しかも立ち止まったままだ。
「気味がわるいな...」
その男からなるべく離れた場所から、信号を渡り切った。
チラっとその男を見る。
どうやら私に手を振っているようだ。
笑顔で手を振ってくる。
そのうち片手から両手で手を振る。
その手を振る速度が激しくなった。
「バイバイ~バイバイ~」
高速で両手で手を振りながら私に叫んでくる。
「バイバイ~!バイバイ~!」
きっとコイツはこの世の者ではない。
私はそう確信し、足早にその場から逃げた。
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