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底辺筆者の憂鬱

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2月上旬、野々さくらは悩んでいた……。恋愛小説大賞に応募されている他作品と自作品との圧倒的な差を目の当たりにしたからだ。

具体的な数字で表すと他作品はポイントが1000や10000を越していた。
一方、野々さくらの作品のポイント平均は250であった。(内200は投稿ポイント)


別にポイントなんて付かなくて良い、好きな物語を書いて一人でも読んで下さればそれで良い。頭では分かっているが、2年の執筆人生で初めて書けなくなってしまった……。


筆者は自分の何が悪いのかを考えた。内容のつまらなさ、文章の拙さ、プロットの悪さ、冗長すぎる物語、つまらんギャグを入れる、理由は沢山あり過ぎ溜息が止まらなかった。

しかし、ポイントの付き方の違いから明らかにアクセス数も違う事に気付いた。そう、内容云々よりまず読まれていないのだ。


異世界恋愛を書かない時点でトレンドではないから、それらの作品よりポイントが低いのは分かっていたが、現実恋愛でもポイントを取っている作品は多数存在した。

それらを読んでようやく気付いた、現実恋愛でもトレンドが存在するのだと……。的を得ていない自分はポイントを取る事は出来ない、ようやく気付いたのだった……。


そして筆者は頭を抱える。「私、『異世界恋愛』も『御曹司や社長からの溺愛』も『契約結婚』も『ざまあ』も書けない……。」


書く為には他作品を読み勉強する必要があるが、そのジャンルはあまり好きではない……。(ちなみにキャラ文芸が好きです)←ライト文芸の間違いだった。キャラ文芸は「あやかし」要素が全く分からず、あまり進んで読まない。
読むのが好きじゃない作品を自分が書く、そんな事は出来ないと絶望するのだった。


そこでまた筆者は悩む。「自分が書きたいから書くのか」、「読まれたいから書くのか」を……。悩んでいる作者さんは多いと聞く悩みに、野々さくらは初めてぶつかった。今までなら「自分が書きたいから書く」と即答していたが、投稿を始めてポイントが付かない自分を経験し、分からなくなってしまった。


そんな事で悩んでいる間に時間だけが過ぎていく。「書き溜めていたストックが無くなる」、「早く書かないと」、「もう一つの物語も完結させたい」。頭では分かっているが、やはり書けない。リアルでは誰にも相談出来ない。野々さくらはこのぶつけようのない苦しみに病み寝込んでいた。


そして気付く、それも物語にしてしまえば良いんだ!題名は「底辺筆者の独り言」だ!エッセイで吐き出せば良いんだ!


……どこかで聞いたような題名だが、底辺筆者のエッセイだから許してくれ……、と思いつつ自身の思いを書くと気持ちもすっきり。物語を書く事もゆっくりだが再開出来た。


毎日必死に書く筆者だが、悩み、葛藤は今も続いている。そこで「トレンドを勉強し学んだ事」、「執筆技術としての学んだ事」、「他作品の良い所の分析」などをここに書き記すと決意。その他にも、自身の実力不足、執筆した物語の分析(冗長すぎる、面白くないなど)、ポイントが付かなくて悲しいというただの愚痴などリアルでは話せない内容をここに書き発散しようと決める。

つまりここは筆者のモチベーション維持や勉強の記録、悩みを書く自己満足の為の場所だ。自分のメモ帳で書けよと思われそうだが、一人相撲は悲しいのだ。(ガチで病み、寝込みました……。書くの辞めようと泣くぐらい。)


もし読んで下さる方がいれば、「またなんか言ってるわ」ぐらいの生温かい目で見守って下さい。

同じく執筆で悩んでいる方にこそ読んで欲しいです。一緒に頑張りましょう!


野々さくらの目標
目標は書籍化申請出来る、24時間ポイント1500!
ちなみに最高記録は
キャラ文芸で600!恋愛350!

……無謀過ぎないか……?


































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