底辺筆者の独り言 〜野々さくらの執筆奮闘記〜

野々 さくら

文字の大きさ
37 / 40
初期のまとめ(考え方が変わっている可能性あり)

気持ちが分からないからこそ読者は想像出来る。想像の余地を残せ!(一人称一視点で書いてみた感想)

しおりを挟む


偽装不倫完結に向けて最後の登場人物、主人公の夫目線を書いている野々さくら。

もう縮める事など考えず、行き着く所まで突っ走ると決めたのだった。


本当は3話ぐらいでまとめるはずだった夫目線の回想編、気付けば9話、このままでは13話は越すだろう……。いくらなんでもやりすぎだ……。

しかし、夫の生い立ちだけでなく主人公との馴れ初めを書いていくうちに、二人はどのように付き合い、どのような夫婦だったのか、夫は主人公をどう思っていたのか、すれちがいの原因などをしっかり描写出来たと思っている。


今回それを一人称一視点で書いてみた。珍しい事なので忘れる前に感じた事を書こうと思う。



一 一人称一視点 一

主の人物が、その見た物感じた事をそのまま描写する。
よって主が間違えていてもそのまま間違った描写となる。
主が知らない事、未来は書けない。



一 良かった事 一

1.とにかく感情移入しやすい。
2.相手の気持ちが分からないのは読者の想像力を掻き立てる
3.とにかく書きやすい
4.主が相手の感情や物事を全て把握していないからこその魅力がある


1.とにかく感情移入しやすい
特に今回書いた主人公の夫は複雑な生い立ちであり、そんな理不尽な生き方をしてきた夫がどれほど主人公を支えに生きて来たかを描写したかった。
前回まで主人公に思いを寄せる男性目線で描いていたので、そっちに感情移入している所で重い夫の過去を描写する。それにより読者には夫に感情移入して欲しくて一人称一視点にしてみた。
やはり三人称一視点より感情移入出来た。


2.相手の気持ちが分からない方が、読者の想像力を掻き立てる
今回は夫の一視点。主人公の考えは全く分からない。
以前、主人公はバーのマスターに夫との馴れ初めや夫婦生活について話しており、主人公が何を考えていたかはだいたい分かるが、夫の回想には出てこない。
だから「主人公は今どんな気持ちなんだろう?」「この出来事から勘違いしてしまったのかな?」と読者は想像してくれると思った。


3.とにかく書きやすい
三人称神視点はとにかく考える事が多い。
「今誰目線か?」
「感情をどこまで描くか?」
「今の段階でどこまで描写するか?」


などを常に考えるから難しく筆も遅くなる。だから今回、一人称一視点の書きやすさに驚いた。


4.主が相手の感情や物事を全て把握していないからこその魅力がある
読者は主と同じく分からない目線となる。だからこそ「あれはどうなの?」「これはどうなの?」と分からない事だらけで楽しい。





一 悪く感じた事 一

1.やはり相手の感情を書けない事
2.神視点がないから「あの頃〇〇はと書けない」
3.登場人物によって描写出来ない風景がある




1.やはり相手の感情を書けない事
相手の感情をどうしても書きたかったら、その人物目線に一度書き換え、もう一度その場面を描写しないといけない。テンポが悪くなり、漫画などは絵があり分かりやすいが小説では分かりにくいかも。



2.神視点がないから「あの頃〇〇はと書けない」
夫がこうしている時、主人公は困っていたと書けない。読んで下さってる方に委ねるしかないが、いちいち覚えていないだろうとなる。



3.登場人物によって描写出来ない風景がある
今回、主人公の夫は繊細な性格だったから物の表現を美しく表し、主人公を花のように可愛らしいと表現しているが、もし主人公だったらこんな表現出来ないだろうなと思った。






そして今回一人称を書いてみた事により、以前書いた三人称はどうかと読んだらやはりよくない傾向を見かけた。それは、


「登場人物二人の感情が交互に出過ぎている」

と感じた。



主人公は〇〇と感じた。

マスターは〇〇と感じた。


が多い。


極力、一場面に視点は一つの決めているがどうしても両方描きたい時は書いてしまう。しかし読み返すとやはり間抜け、想像の余地がなく面白くない。極力、一場面では一視点を心がけたい。

しかし、この場面はどちらの感情も詳細に書きたかった場面であり、書き直しは出来なかった。




そこで、登場人物全ての感情を別々に描写してあり、一場面一視点で上手く描いてある作品を参考にしたい。

一人称一視点?一人称多視点?

どっちか分からなかったのだが、参考にしたい作品は、最近ドラマ化もしている

「あなたがしてくれなくても」

だと思う。


結構前からファンであり、小説を書き始める前から好きであり、小説の勉強で読んだ訳でなく本当に好きだから読んでいた作品。

とにかく、心理描写、表現、言葉の使い回しが上手い。

登場人物全員に感情移入出来るすごい話だと思っている。


感情移入出来るのは主の登場人物目線があるからだと思う。

主人公に共感して夫に苛ついていたが、夫目線に立つと確かに夫の気持ちも分かる。
主人公の職場の人目線になると、妻に向き合ってもらえず悲しい気持ちも当然分かるが、妻目線になると仕事にやりがいを感じており忙しいのも分かる。

誰も悪くないな……と読んでいた。


この話は、野々さくらが思う分には一場面一視点だと思う。だから、相手の感情が分からない。

だからこそ主の登場人物みたいなドキドキ、モヤモヤ、イライラを共感出来るのでは?と思っている。

そして後に、また別の登場人物が主になりあの時の感情を言ってくれる。「そうゆう気持ちだったのか」と知れる。


だから「一場面一視点」は心がけたいと思った。

ただ、野々さくらの話は二人がじっくり会話する場面が多い。そしてどちらもの感情を書きたい時が出てくる。


その時は本当にこの描写は必要か?読者が想像してくれた方が良いのではないか?

今じゃないと無理か?後に主が変わった時に感情を描いてはだめかを考える必要もある。


そして漫画を参考にする場合、媒体が違うという事は考えておかないといけない。この作品は絵があるから、今〇〇目線と分かる。しかし、小説は名前しかかけない。

だから視点変更はやはり少なめにし、主になる人物も最低限にした方が良いと思った。




最後に三人称神視点の心がけと注意点をまとめたいと思う。
(何度も書いているがそうして覚えていきたい)

1.視点についての変更は少なめに
極力、主人公の一視点にする
視点変更は一話ずつ
無理でも一場面ずつ
それも無理なら場面変更の際、〇〇は、〇〇はと主語をつけ、今誰目線かを書く

2.描写する心理描写は最低限 想像の余地を残せ
主の人物によって、その表現や言い回しを全面に表したい場合はしっかり書く。

しかし

「これぐらい言わなくても想像出来る」
「今じゃなくて後で分かった方が読者は考えてくれる」
「全てを言いすぎると逆に間抜け」

それも心がけた方が良いと感じた。


そして

一人称や三人称一視点は書きやすく、感情移入しやすく、執筆時間も早い。

三人称神視点は書くには実力がいて、主が分かりにくく感情移入しにくい、色々考える為執筆時間もかかる。

覚えておいたほうが良いと思った。






























しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜

一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m ✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。 【あらすじ】 神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!   そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!  事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます! 仕事繁忙期の為、2月中旬まで更新を週一に致します。 カクヨム(吉野 ひな)様にも投稿しています。

愛された側妃と、愛されなかった正妃

編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。 夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。 連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。 正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。 ※カクヨムさんにも掲載中 ※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります ※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。

JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――

のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」 高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。 そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。 でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。 昼間は生徒会長、夜は…ご主人様? しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。 「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」 手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。 なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。 怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。 だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって―― 「…ほんとは、ずっと前から、私…」 ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。 恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。

【完結】大量焼死体遺棄事件まとめサイト/裏サイド

まみ夜
ホラー
ここは、2008年2月09日朝に報道された、全国十ケ所総数六十体以上の「大量焼死体遺棄事件」のまとめサイトです。 事件の上澄みでしかない、ニュース報道とネット情報が序章であり終章。 一年以上も前に、偶然「写本」のネット検索から、オカルトな事件に巻き込まれた女性のブログ。 その家族が、彼女を探すことで、日常を踏み越える恐怖を、誰かに相談したかったブログまでが第一章。 そして、事件の、悪意の裏側が第二章です。 ホラーもミステリーと同じで、ラストがないと評価しづらいため、短編集でない長編はweb掲載には向かないジャンルです。 そのため、第一章にて、表向きのラストを用意しました。 第二章では、その裏側が明らかになり、予想を裏切れれば、とも思いますので、お付き合いください。 表紙イラストは、lllust ACより、乾大和様の「お嬢さん」を使用させていただいております。

投稿インセンティブで月額23万円を稼いだ方法。

克全
エッセイ・ノンフィクション
「カクヨム」にも投稿しています。

織田信長 -尾州払暁-

藪から犬
歴史・時代
織田信長は、戦国の世における天下統一の先駆者として一般に強くイメージされますが、当然ながら、生まれついてそうであるわけはありません。 守護代・織田大和守家の家来(傍流)である弾正忠家の家督を継承してから、およそ14年間を尾張(現・愛知県西部)の平定に費やしています。そして、そのほとんどが一族間での骨肉の争いであり、一歩踏み外せば死に直結するような、四面楚歌の道のりでした。 織田信長という人間を考えるとき、この彼の青春時代というのは非常に色濃く映ります。 そこで、本作では、天文16年(1547年)~永禄3年(1560年)までの13年間の織田信長の足跡を小説としてじっくりとなぞってみようと思いたった次第です。 毎週の月曜日00:00に次話公開を目指しています。 スローペースの拙稿ではありますが、お付き合いいただければ嬉しいです。 (2022.04.04) ※信長公記を下地としていますが諸出来事の年次比定を含め随所に著者の創作および定説ではない解釈等がありますのでご承知置きください。 ※アルファポリスの仕様上、「HOTランキング用ジャンル選択」欄を「男性向け」に設定していますが、区別する意図はとくにありません。

私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。

MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。

【完結】ドアマットに気付かない系夫の謝罪は死んだ妻には届かない 

堀 和三盆
恋愛
 一年にわたる長期出張から戻ると、愛する妻のシェルタが帰らぬ人になっていた。流行病に罹ったらしく、感染を避けるためにと火葬をされて骨になった妻は墓の下。  信じられなかった。  母を責め使用人を責めて暴れ回って、僕は自らの身に降りかかった突然の不幸を嘆いた。まだ、結婚して3年もたっていないというのに……。  そんな中。僕は遺品の整理中に隠すようにして仕舞われていた妻の日記帳を見つけてしまう。愛する妻が最後に何を考えていたのかを知る手段になるかもしれない。そんな軽い気持ちで日記を開いて戦慄した。  日記には妻がこの家に嫁いでから病に倒れるまでの――母や使用人からの壮絶な嫌がらせの数々が綴られていたのだ。

処理中です...