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突然
しおりを挟むこの世界は、いや、この時代は、
おかしいと思うんだ。
2086年10月7日
教室に空襲警報が鳴り響く
みんな、落ち着きを見せ
一斉に地下へと逃げていく。
この時代で、この地域一帯は、
二階以上の建物は存在しない。
地下へエレベーターで逃げると
地上と同じ教室がありみんな
自分の席に座った。
上からものすごい爆撃の音が聞こえ
地下は地震が来たように
すごい揺れみんな肩がふるえる
「今日も、また奴ら来たね」と
隣の席の仲のいい柳田くんに
小声で伝えると
柳田くんは、にっこりと笑って
「大丈夫。僕が、
宮野さんを守るよ。」
と笑って言ってくれた。
爆音と地響きが鳴り止まない
あまりの怖さに
みんな机の下に入り込み
泣きながら震えて、腕時計式の携帯で
家族に連絡をとっていた。
そんなことしても
家族はもうみんな殺されて
連絡なんか、とれないのに……
数時間がたってようやく
警報解除の悲しいオルゴールの音が
聞こえてきた。
「さぁ、みんな地上にあがるぞ。」
先生の声が唯一の安心出来る。
エレベーターは衝撃で壊れていた。
「階段で上がるか……
怪我してるやつはいないか?」
先生はみんなを見たが、
怪我人はいなそうだ。
階段は土や石が
ゴロゴロ散乱していて
ローファーの自分たちには
登るのが大変だった。
30分ほど、上がったら
鉄板みたいな大きな蓋が見えてきた。
「やった!出口だ!」
1番チャラい山口くんが
出口へ一気に階段を登ろうとするが
先生がそれを首を捕まえて止める。
「山口、待て!
爆弾で、地上は焼け野原だ
分かるか?2000度以上の熱さ
今この出口の蓋に触れると
確実に手は溶けるぞ。」
確かに
地上に上がって行くほど
暑くなって来たと思っていた。
「それに、
今出ても汚染雨にうたれて
俺たちみんな確実に汚染され死ぬ。」
人類は何故
こんな危険なモノを作ったのだろう。
確か、中学校の時に習った
1900年あたりから
人類は何度もお互いを殺し合いをし
その中で一瞬で殺せる
爆弾を開発しそれを自分たちの
国に落として……
過去の人間にイライラする
私は、自分の唇を強く噛んだ。
私たちは、
数日まで普通の生活をしてきた。
普通に朝あったかい布団から出て
あったかいご飯を食べ
優しい両親と何気ない会話をし、
学校へ行っていたはずなのに。
奴らが、
私たちの平和を壊した。
私たち15名生徒全員の家族や
家、未来さえ……
許さない。絶対に許さない
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