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第三章 始まりの村
【モグラ魔獣】
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[モグラ魔獣]
※『異世界中二病プロジェクト』本日も副音声は()でファンタジー肯定派のクロノマオウ女史、ファンタジー否定派の成瀬女史、SF映画監督の神谷でモニタールーム『神の間』からお届けしています。
翌朝の朝食。
(これも豪華な朝食ね。こういう都合のいいのはニャーロッパとか言うんだっけ?)(成瀬)
(ちょっと違うけどそんな感じ)(クロノ)
(マオウ、適当だな)
(よし、そろそろね)(クロノ)
(えっ! 何? 歯ブラシがあるの?)(成瀬)
(木の楊枝に豚毛の植毛だから大丈夫だろ。この期間中に勇者しんたろうを虫歯にする訳にはいかないからな)
「これが風の祠までの地図ですじゃ」(父)
「でもわたしが案内します」(レベッカ)
「ありがとうございます。慎太郎くん地図出せたよね」(ミオナ)
「ああ。ちょっと待って。 マップ!」(慎太郎)
フォン。
ミオナが地図を指差す。
「ここみたいね」(ミオナ)
パッ!
『風の祠』
「これ凄いや」(慎太郎)
「きっと慎太郎くんが凄いのよ。行きましょう」(ミオナ)
「うん」(慎太郎)
「気を付けて下され」(父)
(マジで成瀬の腕輪の機能凄いな)
(ふふーん、頑張ったからねw)(成瀬)
(わたしがプログラムして操作してるんだけど)(クロノ)
◇◇◇◇◇
レベッカと三人で山側へ進み谷を抜け祠へ向かう。
(ここだな『よーし、ミオナ、レベッカ。行くぞ アクション!』)
間もなく祠だが、先の方から男が一人走って来た。
タッタッタッ!
「う、うわー」
「誰!」(ミオナ)
「セルゲイ!」(レベッカ)
「ま、魔物が出た」(セルゲイ)
ボゴボゴボゴ。
地面が盛り上がりながら迫って来る。
(なんか凄い演出だわね)(成瀬)
(昼間の明るい場所だからプロジェクタは最低限で、ここは円山プロダクションの特撮部の仕事だよ。魔法もここでは物理だな)
(ふーん、それは見物ね)(成瀬)
セルゲイが三人の後ろへ廻った。
「あれが土の中の魔獣?! ミオナちゃんどうしよう?」(慎太郎)
「わたしが魔法で土の中から出してみるわ!」(ミオナ)
ミオナは地面に手をついて呪文を唱えた。
『~アースファング!~』
(ねぇ。こういうのどこで覚えた設定なの?)(成瀬)
(勇者に聞かれたら答える予定だけどそれまではいいのよ。勿論、頭の中に知識が流れ込んでいた設定。でも中二病だから聞かれないと思う)(クロノ)
(ま、睡眠学習的なやつだな)
(もう突っ込みきれなくなってきた)(成瀬)
ボゴッ!
ミオナの手の先から3つの地面が盛り上がり凄いスピードで地面をめくり上がらせながら土の中の魔獣に迫る。
(この魔法はカッコイイわね)(成瀬)
(モノホンっぽいだろ。これは円山プロの特撮は流石だな)
(かなりいいわよ。中の装置が見えてないわ)(成瀬)
(土と同じ色と形状で上手く隠しているんだよ)
ズガッ!
爆発音と共に地面が盛大に盛り上がり、中から人の倍程あるモグラ型の魔獣が出て来た。
辺りに土が散らばる。
バラバラバラ。
ギャウグゥア!
(これ怪獣みたいね。モグラの鳴き声ってあんなのだっけ?)(成瀬)
(特撮系だからな。カッコイイだろ)
「慎太郎くん。モグラみたいだからきっと目が良く見えないわ。近づかないように後ろから廻り込んで!」(ミオナ)
「わかった!」(慎太郎)
「わたしが拘束魔法で動きを止めるから」(ミオナ)
勇者しんたろうがへたれだからか、かなり遠回りに後ろへ回り込む。
この間にもモグラ魔獣は前足をバタバタさせていた。
(勇者しんたろう時間がかかるな。『ミオナ、もう少し待ってくれ』)
ようやく回り込んだ勇者しんたろう。
(『よし、アクション!』)
『~アースバインド~』
明るい中でもかろうじて見えるように輝度を上げたプロジェクターで何重にも照らして地面に魔法陣が微かに浮かび上がる。
モグラ魔獣の廻りから手のような草の蔓が伸びて来てモグラ魔獣に巻き付き拘束した。
シュルシュルシュル。ハッシ。
(凄いわね。あれどうやってるの?)(成瀬)
(モグラ魔獣の中からモーターで釣り糸につないで逆に巻き付くように引っ張ってる)
(ふーん)(成瀬)
「慎太郎くん! 今よ! 勇者スラッシュを!」(ミオナ)
「わかった。とう!」(慎太郎)
シュイン!
ボカッ。
モグラ魔獣の背中が盛大に斬れモグラ魔獣が暴れる。
(ここじゃあ明るいからスラッシュの筋は見えないな)
(硬い所に当たらなくて良かったわね)(成瀬)
(その為にあの位置に移動させて当たりはつけてあるからな)
(今勇者スラッシュって言ってないよ)(クロノ)
(げっ。マジか。効果音出てなかったか?)
(思い切り出てた。でもそんなに違和感はなかったわ)(成瀬)
(そ、そうだな)
モグラ魔獣から血が溢れだしその場で倒れた。
ズズーン。
テッテレレー。
(またなの?)(成瀬)
※『異世界中二病プロジェクト』本日も副音声は()でファンタジー肯定派のクロノマオウ女史、ファンタジー否定派の成瀬女史、SF映画監督の神谷でモニタールーム『神の間』からお届けしています。
翌朝の朝食。
(これも豪華な朝食ね。こういう都合のいいのはニャーロッパとか言うんだっけ?)(成瀬)
(ちょっと違うけどそんな感じ)(クロノ)
(マオウ、適当だな)
(よし、そろそろね)(クロノ)
(えっ! 何? 歯ブラシがあるの?)(成瀬)
(木の楊枝に豚毛の植毛だから大丈夫だろ。この期間中に勇者しんたろうを虫歯にする訳にはいかないからな)
「これが風の祠までの地図ですじゃ」(父)
「でもわたしが案内します」(レベッカ)
「ありがとうございます。慎太郎くん地図出せたよね」(ミオナ)
「ああ。ちょっと待って。 マップ!」(慎太郎)
フォン。
ミオナが地図を指差す。
「ここみたいね」(ミオナ)
パッ!
『風の祠』
「これ凄いや」(慎太郎)
「きっと慎太郎くんが凄いのよ。行きましょう」(ミオナ)
「うん」(慎太郎)
「気を付けて下され」(父)
(マジで成瀬の腕輪の機能凄いな)
(ふふーん、頑張ったからねw)(成瀬)
(わたしがプログラムして操作してるんだけど)(クロノ)
◇◇◇◇◇
レベッカと三人で山側へ進み谷を抜け祠へ向かう。
(ここだな『よーし、ミオナ、レベッカ。行くぞ アクション!』)
間もなく祠だが、先の方から男が一人走って来た。
タッタッタッ!
「う、うわー」
「誰!」(ミオナ)
「セルゲイ!」(レベッカ)
「ま、魔物が出た」(セルゲイ)
ボゴボゴボゴ。
地面が盛り上がりながら迫って来る。
(なんか凄い演出だわね)(成瀬)
(昼間の明るい場所だからプロジェクタは最低限で、ここは円山プロダクションの特撮部の仕事だよ。魔法もここでは物理だな)
(ふーん、それは見物ね)(成瀬)
セルゲイが三人の後ろへ廻った。
「あれが土の中の魔獣?! ミオナちゃんどうしよう?」(慎太郎)
「わたしが魔法で土の中から出してみるわ!」(ミオナ)
ミオナは地面に手をついて呪文を唱えた。
『~アースファング!~』
(ねぇ。こういうのどこで覚えた設定なの?)(成瀬)
(勇者に聞かれたら答える予定だけどそれまではいいのよ。勿論、頭の中に知識が流れ込んでいた設定。でも中二病だから聞かれないと思う)(クロノ)
(ま、睡眠学習的なやつだな)
(もう突っ込みきれなくなってきた)(成瀬)
ボゴッ!
ミオナの手の先から3つの地面が盛り上がり凄いスピードで地面をめくり上がらせながら土の中の魔獣に迫る。
(この魔法はカッコイイわね)(成瀬)
(モノホンっぽいだろ。これは円山プロの特撮は流石だな)
(かなりいいわよ。中の装置が見えてないわ)(成瀬)
(土と同じ色と形状で上手く隠しているんだよ)
ズガッ!
爆発音と共に地面が盛大に盛り上がり、中から人の倍程あるモグラ型の魔獣が出て来た。
辺りに土が散らばる。
バラバラバラ。
ギャウグゥア!
(これ怪獣みたいね。モグラの鳴き声ってあんなのだっけ?)(成瀬)
(特撮系だからな。カッコイイだろ)
「慎太郎くん。モグラみたいだからきっと目が良く見えないわ。近づかないように後ろから廻り込んで!」(ミオナ)
「わかった!」(慎太郎)
「わたしが拘束魔法で動きを止めるから」(ミオナ)
勇者しんたろうがへたれだからか、かなり遠回りに後ろへ回り込む。
この間にもモグラ魔獣は前足をバタバタさせていた。
(勇者しんたろう時間がかかるな。『ミオナ、もう少し待ってくれ』)
ようやく回り込んだ勇者しんたろう。
(『よし、アクション!』)
『~アースバインド~』
明るい中でもかろうじて見えるように輝度を上げたプロジェクターで何重にも照らして地面に魔法陣が微かに浮かび上がる。
モグラ魔獣の廻りから手のような草の蔓が伸びて来てモグラ魔獣に巻き付き拘束した。
シュルシュルシュル。ハッシ。
(凄いわね。あれどうやってるの?)(成瀬)
(モグラ魔獣の中からモーターで釣り糸につないで逆に巻き付くように引っ張ってる)
(ふーん)(成瀬)
「慎太郎くん! 今よ! 勇者スラッシュを!」(ミオナ)
「わかった。とう!」(慎太郎)
シュイン!
ボカッ。
モグラ魔獣の背中が盛大に斬れモグラ魔獣が暴れる。
(ここじゃあ明るいからスラッシュの筋は見えないな)
(硬い所に当たらなくて良かったわね)(成瀬)
(その為にあの位置に移動させて当たりはつけてあるからな)
(今勇者スラッシュって言ってないよ)(クロノ)
(げっ。マジか。効果音出てなかったか?)
(思い切り出てた。でもそんなに違和感はなかったわ)(成瀬)
(そ、そうだな)
モグラ魔獣から血が溢れだしその場で倒れた。
ズズーン。
テッテレレー。
(またなの?)(成瀬)
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