中二病を異世界に転移させてみた ~SF映画監督神谷の奮闘!~

ルーニック

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第五章 魔物スタンピード

【破壊魔王の噂】

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※『異世界中二病プロジェクト』本日も副音声は()でファンタジー肯定派のクロノマオウ女史、ファンタジー否定派の成瀬女史、SF映画監督の神谷でお届けしています。

◇◇◇◇◇

 翌日、、、。

 ギルドに出向いた二人。

「はい。すみません。今報酬を準備しますからしばらくあちらでお待ちください」

「わかりました。慎太郎くんあっちが空いてる」(ミオナ)

「うん、わかった」(慎太郎)

 多くの冒険者達の中の空いた席に座る二人。


 隣の冒険者が小さな声でしかも確実に聞こえるヒソヒソ話を始めた。


『おい、凶星の話知ってるか?』(冒険者A)

『ああ、南の空にでっかいのが見えるっていう話だろ』(冒険者B)

『ああ、そうだ。破壊魔王デルグラードが復活したらしい』(冒険者A)

『マジか!』(冒険者B)

『しっ! こんなのがみんなに広まったら大事になっちまうぞ』(冒険者A)

『そ、そうだな』(冒険者B)

 その二人が席を立ちギルドから出て行った。

 慎太郎は目を大きく見開き大声でミオナに話しかけようとするのをなんとかこらえていた。

 ミオナがひそひそ声で話す。勿論セリフとしてマイクで拾えるレベルでだ。

『慎太郎くん。今、破壊魔王とか隣で話してなかった?』(ミオナ)

『うんうん、ミオナちゃんも聞いたよね。何でも凶星が出て復活したとか昨日は見なかったけどきっと夜に見えるんだよ』(慎太郎)

『破壊魔王デルグラードとか怖そうな名前よね』(ミオナ)

『うん、名前だけでも強そうだよね』(慎太郎)


 (よっしゃー♪)(クロノ)


『でも破壊魔王とかとんでもなく強いんでしょうね。私達じゃまだ勝てないわよね』(ミオナ)

『そうかもだけど、ミオナちゃんと二人なら行ける気がする』(慎太郎)

 微笑むミオナ。


 (なんなのこの根拠のない自信は?)(成瀬)

 (いいのよ。勇者だから)(クロノ)

 (まあ、自分に自信が持てるようになってきた良い兆候だろう。んじゃ次行くぞ!『アクション!』)


「勇者様、魔法使い様! お待たせしました」(受付嬢)

 受付まで行く。

「こちらが報奨金です」(受付嬢)

「ありがとうございます」(ミオナ)


「でもこれ慎太郎君の力のおかげだよね」(ミオナ)

「そ、そんなことないよ。ミオナちゃんが協力してくれたからだよ」(慎太郎)

 慎太郎には腕が熱くなった魔法の感触(遠隔ヒーターの効果)がまだ鮮明に感覚として残っている。

「じゃあ、冒険者ギルドの依頼をこなして私達もっと強くなれるかな?」(ミオナ)

「うん。なんかいい依頼があればいいね」(慎太郎)

「冒険者ギルドの依頼でしたら、あの掲示板からお選びください」(受付嬢)

「はい。ありがとうございます」(ミオナ)


 掲示板を見る二人。

 ローマ字で書いてあるのだが、慎太郎は読むのを諦めたようだ。


 (おい!)(成瀬)


 しかし、ミオナが選ぶもの以外は慎太郎が選ぶはずないものだけが張り出されている。

 清掃などの依頼だ。

 
「慎太郎くん、この鉱山に住み着いた魔物退治はどうかしら?」(ミオナ)

「うん、そういうの得意だと思う」(慎太郎)

「じゃあこれにしましょう」(ミオナ)


 ミオナが受付まで行き依頼を受けた。
 

「おっと、待ちなお二人さん」(?)

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