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2,黄色いりんごの樹の下で
2-8
しおりを挟むロワールは、割れ目からこぼれた愛液を舌で拾い、それを割れ目全体に広げるように舐めた。
そこにロワールの唾液が混じって、ロワールが吸うだけで卑猥な音が響く。
「あぁっ、そ、そんなに、吸ったり、しないで……っ」
ソラは、頬を紅潮させて言った。
ロワールはソラの局部に顔を埋めながら答えた。
「僕達妖精にとっては、人間の女の子が快楽を感じて出すジュースは最高のご褒美だよ。匂いも、味も……っ」
ロワールが満足そうに愛液をすすると、ソラは脚を震わせた。
「あぁ、ああ……っ」
そのときだった。
ロワールは、ソラのなかへと指を一本差し込んだ。
「あ……っ!」
同時に、潤った舌が割れ目の上まで這い、突起に吸い付いた。
「あぁっ! あっ! ロワール……っ!」
ロワールの指がなかで折り曲げられると、ソラは体をくねらせた。
内側を指の腹で擦られている間も、突起への愛撫は続く。
「は、……あぁっ、んっ、あ……っ」
ソラの声がどんどん艶めいて、ロワールは指をもう一本増やした。
「あぁっ! あ、んんっ、やっ、ああ……っ!」
ロワールの唇や指に責め立てられ、ソラの目には涙が浮かぶ。
「ソラ……、自分でおっぱいを弄ってごらん……」
「へ……?」
聞こえてきたロワールの声は、呪文のようにソラの頭に響いた。
「自分で乳首をつねって?」
ソラは顔を真っ赤にし、その間もやむことのないロワールの動きを感じながら、おずおずと自分の胸に両手を当てた。
「あ、はぁ……、あぁ……っ」
胸の先端に触れると、さっきまでロワールが舐めていたせいで濡れている。
ソラは、そこを一気に指先でつまんだ。
「あぁっ! あ、や……っ!」
ソラは、たまらず大きな声を上げた。
ロワールは、嬉しそうに言う。
「ソラのなかがすごく締まったよ……」
「やっ、あっ、ああっ!」
なかではロワールの指がうごめき、クリトリスはしつこく吸われ、胸は自らの刺激で火照っていた。
「いい子だね、ソラ……」
ロワールのやさしい言葉が届いたかと思うと、ソラのなかに入っていた二本の指先が、襞を掻いた。
「ああぁっ! あああ……っ!」
その瞬間、ソラは腰を大きく跳ねさせて達してしまった。
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