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16章
409話 行き当たりばったりはお得意
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『そろそろ6回目の襲撃ですね……時間的に今日の分はこれで終わりみたいですよ!」
『そんな制限あるのか』
『時間的に防衛戦に参加出来ない人もいますから』
このゲーム、あまり長い事イベント期間を設けてないから、イベントに参加しにくい人向けの対処って事か。ただそれだと意味がない気がする、参加している奴との差をどこで埋め……って、そうか。
『今日最後の襲撃が終わったら、今以上にダンジョンに人が流入してくるって事か』
『だろうよ、がっつり休み入れてる奴はログイン制限掛かるまでやるだろうしな』
防衛線に参加せずにダンジョンアタックだけしてる私らって中々に外れた事をしている訳か。防衛参加自体は全体の目標だし、それにプラスαでダンジョンを攻略するかどうかだとは思う。いくら大量にモンスターが出てくるからって、決まった総数をそれなりな人数で倒すわけだから、1人ずつのポイントは少ない、はず。
『2日開催ってのを考えると1日攻略も目処に入れているとは思います!』
此処の運営はしっかりプレイヤーが攻略に力を入れた場合の速度を考えているから、1日で突破されてもそれは想定内だろう。まあ、あれこれ考えた所で意味は無いし、攻略速度が上がる訳ではないので、私らがやる事はとにかく先行して攻略逃げ切りでランク1位を狙うってのが大事だ。
『……結構早めにダンジョンアタックし始めたけど、誰よりも先行していると思いたい』
『深部まで行って帰還アイテム使われると足付きませんからね!』
『ボスの沸き時間も考えれば問題なく先行しているとは思えますが』
『何事も良い方に捉えるのは良いけど、最悪も考えとけよ』
まったくもってその通りだ。こういう時に油断してあっさり負けたりするから最後まで油断せずに行きたい。
『とにかく今は祭壇に行って次のエリア確認だな、マップは一つ前と一緒だし場所も近いだろうよ』
次のエリアに急ぎたい理由もしっかりある。
虫のボスをスルーした連中が実は先にボス倒して一旦戻って補給して、休憩中の私達を追い抜いて更に進んだって場合なら、あの2人が3エリア目まで行っている可能性はかなり高い。わざわざボスを複数回倒す必要もないし、たまたま通りがかっただけで先に進んでいる奴は確実にいるはずだから、どこかで躓いていて欲しい。
「頼むわ、マジで」
ぽつりとそんな事を零してからエリア3に向かう。
イベントダンジョンのエリア3。
敵のバリエーションとしては、パワータイプの毎度お馴染みゴブリンやらオーガやらの人型系のモンスターが中心で、ファンタジーのご定番。
脳筋でがんがん攻撃してくるだけかと思ってたらしっかりスリーマンセル、数は減ったら余計な突っ込みはしないでちゃんと引いて三匹以上になって反撃してくる。下手なプレイヤーを相手にするよりに断然強いし、最初のエリアにいた狼の連携攻撃よりも連携がしっかりしている。こういうのを考えてみると、ソロ攻略は想定されていないんじゃないかな。
エリア1もエリア2も、ソロだとどうにもならんと言うか、ガンナーだときつい場合が多すぎる。防衛戦の含めて考えたらパーティ前提のイベントぽい。
『強い相手ってのはそこまでだけど、そこそこ厄介って感じの相手だな』
また1匹倒した所でマグを取り換えて一息。
アデレラの1マガジンで倒せる場合が多いので、そこそこの消耗で済んでいるが、複数来られるとこっちの連携次第ってのも大きい。後は何よりも武装しているってのもでかい。ガンナーの弱い所をしっかり付いてくるあたり嫌らしい。そうは言っても此処まで散々戦ってきた実績もあるのでよっぽど不意打ちを貰ったりしない限りは安定して戦闘が出来るのも大きい所。
『ボスエリアは……進めないですね!』
『じゃあ誰か戦ってるのか』
『横殴りして揉めるのって伝統ですからね』
『で、誰が戦ってんだ?』
見えない壁をこつこつと叩いてから中で戦っている連中を観戦。
あわよくば討伐失敗して全滅したうえで、攻撃パターン全部見せてくれると非常に助かる。
『ん-、5人パーティみたいですね!前3後2、結構拮抗しているみたいで!』
『ボスは……完全武装のオーガ部隊か、盾持ちはきついんだよなあ、ガンナー』
サンダースと一緒になって相手の戦力を見極めている間、後ろではアオメとシャール、どっちが先にボスを倒すかってので言い合いをしている。
『あれ、どう思う?』
『倒せそうではありますけど、攻めあぐねていますね!雑魚の処理に手間取っていてボスへの攻撃が緩くなっていますから、そろそろ瓦解するんじゃないかと!』
情報クランなだけあって、こういう情報分析は上手い。ただ私から見ても立ち回りが悪いから、よく持っている方ではある。おっと、前衛1人吹っ飛ばされた。枚数足りなくなると一気に攻められるのもあるが、それぞれ立ち回りの仕方が変わるから大変だよな。さっき私が居なくなったのが原因で道中、結構ねちねち言われたから大変だってのは良ーくわかってる。
『あー、ダメだな、ありゃ、カバー入るの遅れて囲まれてるわ』
『雑魚処理が大事ですね、雑魚も装備を持ってるから直撃させられないときついですね!』
パワータイプだけど、しっかり武装しているから下手に戦うと雑魚すらまともに処理できない。かと言って、雑魚メインで立ち回るとボスの一撃で吹っ飛ばされる。立ち回りの難度要求が高いな。多分だけど、魔法職や戦士職は結構楽に立ち回れると思う。
ここはガンナー含めた遠距離職がきついポイントで、職に合わせてそれぞれ得手不得手がはっきりしているボスを配置しているんだろうな。
……ああ、酷いわ。
前が吹っ飛ばされて、立ち直している所に雑魚の処理とボスの攻撃を捌くのを要求されて、後手後手に回って行っているからどんどん押し込まれている。
それに合わせて何が問題かって、私達以外にもエリア3のボスにまで到達しているパーティがいるって方がネックだ。この感じで見れば他のパーティも此処でボス待機しているかもしれんな。
『立ち回りはどうすんだ?』
『私とサンダースで雑魚相手だな、銃操作をうまく使えば装甲の無い所に攻撃しやすいし、やっぱり何だかんだでARとリボルバーの組み合わせは強い』
その他の注意事項もあれこれ言いつつ、見えない壁に寄りかかりながら煙草を咥えて一服……と、思っていたらそのまま寄りかかっていた方に倒れてボスエリアに侵入する。先に戦っていた連中、もうちょっと持つかなーって思ってたらあっさり全滅したか。
『アカメさん、どうやら一悶着ありそうですよ!』
『おい、何で入れねーんだ!』
『5人パーティまでじゃないんですか』
私以外の3人がボスエリアに入れずに、見えない壁をどんどんと叩いている。
1人で戦う……訳でもないし、何かしらの条件?と、思っていたら私以外に4人、別の場所でそれぞれやって来る。つまるところ、先着順。たまたま寄りかかっていたから、次プレイヤーがどうぞと、待機状態になった時にすぐに入れたって訳か。
『どうやら、野良であのボス倒さなきゃいけない事になったわ』
最大5人パーティで他4人は知らんガンナーだしな。
持っている銃の種類で立ち回りも変えなきゃいけないし、知らんプレイヤー同士って尚更大変じゃん。やってくれるわ、ここの運営。
「どんな奴でも組んで倒さなきゃいけないってのは他の奴も一緒か」
そこそこのため息を吐きだしつつマップ中央に向かい、別パーティの4人と合流する。見知った顔は……特にはいない、と思ったが、1人だけ勝手知ったる奴がいたわ。
「やっぱり来てたか、ボスも」
「ま、そりゃね」
私以外の4人、1人は相変わらずのトカゲ野郎、もう3人は種族も背格好もバラバラの先行していたプレイヤー達だな。ポンコツピンクとアホ面かましていた奴に関しては此処にはいない。
「さてと、残り3人は初見か……さっと自己紹介したら、急造チームでボス退治と行こうか」
トカゲの奴が気を利かせて私の咥えていた煙草に火を付ける。
よくわかってるじゃないか、私のスイッチを。
『そんな制限あるのか』
『時間的に防衛戦に参加出来ない人もいますから』
このゲーム、あまり長い事イベント期間を設けてないから、イベントに参加しにくい人向けの対処って事か。ただそれだと意味がない気がする、参加している奴との差をどこで埋め……って、そうか。
『今日最後の襲撃が終わったら、今以上にダンジョンに人が流入してくるって事か』
『だろうよ、がっつり休み入れてる奴はログイン制限掛かるまでやるだろうしな』
防衛線に参加せずにダンジョンアタックだけしてる私らって中々に外れた事をしている訳か。防衛参加自体は全体の目標だし、それにプラスαでダンジョンを攻略するかどうかだとは思う。いくら大量にモンスターが出てくるからって、決まった総数をそれなりな人数で倒すわけだから、1人ずつのポイントは少ない、はず。
『2日開催ってのを考えると1日攻略も目処に入れているとは思います!』
此処の運営はしっかりプレイヤーが攻略に力を入れた場合の速度を考えているから、1日で突破されてもそれは想定内だろう。まあ、あれこれ考えた所で意味は無いし、攻略速度が上がる訳ではないので、私らがやる事はとにかく先行して攻略逃げ切りでランク1位を狙うってのが大事だ。
『……結構早めにダンジョンアタックし始めたけど、誰よりも先行していると思いたい』
『深部まで行って帰還アイテム使われると足付きませんからね!』
『ボスの沸き時間も考えれば問題なく先行しているとは思えますが』
『何事も良い方に捉えるのは良いけど、最悪も考えとけよ』
まったくもってその通りだ。こういう時に油断してあっさり負けたりするから最後まで油断せずに行きたい。
『とにかく今は祭壇に行って次のエリア確認だな、マップは一つ前と一緒だし場所も近いだろうよ』
次のエリアに急ぎたい理由もしっかりある。
虫のボスをスルーした連中が実は先にボス倒して一旦戻って補給して、休憩中の私達を追い抜いて更に進んだって場合なら、あの2人が3エリア目まで行っている可能性はかなり高い。わざわざボスを複数回倒す必要もないし、たまたま通りがかっただけで先に進んでいる奴は確実にいるはずだから、どこかで躓いていて欲しい。
「頼むわ、マジで」
ぽつりとそんな事を零してからエリア3に向かう。
イベントダンジョンのエリア3。
敵のバリエーションとしては、パワータイプの毎度お馴染みゴブリンやらオーガやらの人型系のモンスターが中心で、ファンタジーのご定番。
脳筋でがんがん攻撃してくるだけかと思ってたらしっかりスリーマンセル、数は減ったら余計な突っ込みはしないでちゃんと引いて三匹以上になって反撃してくる。下手なプレイヤーを相手にするよりに断然強いし、最初のエリアにいた狼の連携攻撃よりも連携がしっかりしている。こういうのを考えてみると、ソロ攻略は想定されていないんじゃないかな。
エリア1もエリア2も、ソロだとどうにもならんと言うか、ガンナーだときつい場合が多すぎる。防衛戦の含めて考えたらパーティ前提のイベントぽい。
『強い相手ってのはそこまでだけど、そこそこ厄介って感じの相手だな』
また1匹倒した所でマグを取り換えて一息。
アデレラの1マガジンで倒せる場合が多いので、そこそこの消耗で済んでいるが、複数来られるとこっちの連携次第ってのも大きい。後は何よりも武装しているってのもでかい。ガンナーの弱い所をしっかり付いてくるあたり嫌らしい。そうは言っても此処まで散々戦ってきた実績もあるのでよっぽど不意打ちを貰ったりしない限りは安定して戦闘が出来るのも大きい所。
『ボスエリアは……進めないですね!』
『じゃあ誰か戦ってるのか』
『横殴りして揉めるのって伝統ですからね』
『で、誰が戦ってんだ?』
見えない壁をこつこつと叩いてから中で戦っている連中を観戦。
あわよくば討伐失敗して全滅したうえで、攻撃パターン全部見せてくれると非常に助かる。
『ん-、5人パーティみたいですね!前3後2、結構拮抗しているみたいで!』
『ボスは……完全武装のオーガ部隊か、盾持ちはきついんだよなあ、ガンナー』
サンダースと一緒になって相手の戦力を見極めている間、後ろではアオメとシャール、どっちが先にボスを倒すかってので言い合いをしている。
『あれ、どう思う?』
『倒せそうではありますけど、攻めあぐねていますね!雑魚の処理に手間取っていてボスへの攻撃が緩くなっていますから、そろそろ瓦解するんじゃないかと!』
情報クランなだけあって、こういう情報分析は上手い。ただ私から見ても立ち回りが悪いから、よく持っている方ではある。おっと、前衛1人吹っ飛ばされた。枚数足りなくなると一気に攻められるのもあるが、それぞれ立ち回りの仕方が変わるから大変だよな。さっき私が居なくなったのが原因で道中、結構ねちねち言われたから大変だってのは良ーくわかってる。
『あー、ダメだな、ありゃ、カバー入るの遅れて囲まれてるわ』
『雑魚処理が大事ですね、雑魚も装備を持ってるから直撃させられないときついですね!』
パワータイプだけど、しっかり武装しているから下手に戦うと雑魚すらまともに処理できない。かと言って、雑魚メインで立ち回るとボスの一撃で吹っ飛ばされる。立ち回りの難度要求が高いな。多分だけど、魔法職や戦士職は結構楽に立ち回れると思う。
ここはガンナー含めた遠距離職がきついポイントで、職に合わせてそれぞれ得手不得手がはっきりしているボスを配置しているんだろうな。
……ああ、酷いわ。
前が吹っ飛ばされて、立ち直している所に雑魚の処理とボスの攻撃を捌くのを要求されて、後手後手に回って行っているからどんどん押し込まれている。
それに合わせて何が問題かって、私達以外にもエリア3のボスにまで到達しているパーティがいるって方がネックだ。この感じで見れば他のパーティも此処でボス待機しているかもしれんな。
『立ち回りはどうすんだ?』
『私とサンダースで雑魚相手だな、銃操作をうまく使えば装甲の無い所に攻撃しやすいし、やっぱり何だかんだでARとリボルバーの組み合わせは強い』
その他の注意事項もあれこれ言いつつ、見えない壁に寄りかかりながら煙草を咥えて一服……と、思っていたらそのまま寄りかかっていた方に倒れてボスエリアに侵入する。先に戦っていた連中、もうちょっと持つかなーって思ってたらあっさり全滅したか。
『アカメさん、どうやら一悶着ありそうですよ!』
『おい、何で入れねーんだ!』
『5人パーティまでじゃないんですか』
私以外の3人がボスエリアに入れずに、見えない壁をどんどんと叩いている。
1人で戦う……訳でもないし、何かしらの条件?と、思っていたら私以外に4人、別の場所でそれぞれやって来る。つまるところ、先着順。たまたま寄りかかっていたから、次プレイヤーがどうぞと、待機状態になった時にすぐに入れたって訳か。
『どうやら、野良であのボス倒さなきゃいけない事になったわ』
最大5人パーティで他4人は知らんガンナーだしな。
持っている銃の種類で立ち回りも変えなきゃいけないし、知らんプレイヤー同士って尚更大変じゃん。やってくれるわ、ここの運営。
「どんな奴でも組んで倒さなきゃいけないってのは他の奴も一緒か」
そこそこのため息を吐きだしつつマップ中央に向かい、別パーティの4人と合流する。見知った顔は……特にはいない、と思ったが、1人だけ勝手知ったる奴がいたわ。
「やっぱり来てたか、ボスも」
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私以外の4人、1人は相変わらずのトカゲ野郎、もう3人は種族も背格好もバラバラの先行していたプレイヤー達だな。ポンコツピンクとアホ面かましていた奴に関しては此処にはいない。
「さてと、残り3人は初見か……さっと自己紹介したら、急造チームでボス退治と行こうか」
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