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お兄さんの力
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両想いになれた先輩との幸せは長くは続かなかった。
お互いに初めての交際、周りからの冷やかしに耐えれなかった。
徐々に話すことも減っていき自然消滅だった。
全く話さなくなってからしばらくして、
夕食を食べ、食堂から女子部屋に戻ろうとしていたときだった。
廊下に、好きだった先輩とその先輩と仲が良かった高校生のお兄さんと3人で座り込んでいた。
高校生のお兄さんは、いわゆるヤンキーで、ボクシングをしているちょっと見た目は恐い人達だった。
目を合わせないように部屋に戻ろうとしていたら突然、
先輩
「○○!!!」
私は振り向かず通りすぎようとした。
高校生のお兄さん①
「おーい!○○ちゃん無視はやめよーや?笑笑」
高校生のお兄さん②
「そうそう!こっち来てちょっと話そうや!笑笑」
そう言って私の腕をつかんで自分達が座ってるところに
私を座らせた。
私
「何ですか?話すことなんか無いです。」
高校生のお兄さん①
「ほら、お前から話をしないと意味ないぞ!」
先輩
「なんか俺ら自然消滅になったって思われとるんやないかなって思って」
私
「そうじゃないんですか?あからさまに避けてるの分かるし、わざと他の子と仲良さそうにして帰ってるの見たら普通そう思いますよね。」
高校生のお兄さん②
「まぁまぁ○○ちゃん落ち着こうや。こいつの気持ちも考えてやって」
私
「なにを考えたらいいんですか?冷やかされるのが嫌ならもうこのまま別れたらいいんじゃないですか?」
高校生のお兄さん①
「こいつ本当に○○ちゃんのこと好きなんよ。」
私
「私だって本当に好きですよ。でも、付き合ってこんなに辛い思いするなら別れた方がいい、、、」
先輩
「○○辛い思いさせてごめん。でも、俺別れたくない」
私
「でも、冷やかされて嫌なんでしょ?」
先輩
「確かにイヤやった。でも、それで、○○と距離出来て普通に話せんくなったほうが俺はイヤやったから」
私
「だからこうやってお兄さん達の力を借りて今こうなったってこと?」
先輩
「うん。お兄ちゃん達に言うたら俺怒られた。お前が逃げて○○ちゃんはいい思いするんか!って。そう言われて俺も気が付いた。だから、これからは冷やかされても気にしない。○○と付き合えるなら俺はそれでいい。」
高校生のお兄さん①
「○○ちゃんはどうしたい?」
私
「そりゃ、本当は別れたくないです。先輩のこと大好きだし」
高校生のお兄さん①
「ほら、○○ちゃんはこう言ってくれてるんだから、男のお前がちゃんと守ってやらんでどうする!」
先輩
「うん、、、。○○?もう一回俺と付き合ってください。」
私
「もう一度だけ信じてみる。でも同じ想いをまたしたらその時は本当にもう別れるから。、、、またよろしくお願いします。」
高校生のお兄さん②
「○○ちゃんいきなり呼んで悪かった。でもまた、元に戻ってよかった!笑笑 またなんかあったらいつでも言っておいで。こいつの愚痴でもなんでも聞くからな!笑笑」
私
「いえいえ、私も横着な態度とってすいませんでした。ありがとうございます!」
最初は、何をされるか怖かった。
でも、高校生のお兄さん2人は私達のためにしてくれたことだった。
お互いに初めての交際、周りからの冷やかしに耐えれなかった。
徐々に話すことも減っていき自然消滅だった。
全く話さなくなってからしばらくして、
夕食を食べ、食堂から女子部屋に戻ろうとしていたときだった。
廊下に、好きだった先輩とその先輩と仲が良かった高校生のお兄さんと3人で座り込んでいた。
高校生のお兄さんは、いわゆるヤンキーで、ボクシングをしているちょっと見た目は恐い人達だった。
目を合わせないように部屋に戻ろうとしていたら突然、
先輩
「○○!!!」
私は振り向かず通りすぎようとした。
高校生のお兄さん①
「おーい!○○ちゃん無視はやめよーや?笑笑」
高校生のお兄さん②
「そうそう!こっち来てちょっと話そうや!笑笑」
そう言って私の腕をつかんで自分達が座ってるところに
私を座らせた。
私
「何ですか?話すことなんか無いです。」
高校生のお兄さん①
「ほら、お前から話をしないと意味ないぞ!」
先輩
「なんか俺ら自然消滅になったって思われとるんやないかなって思って」
私
「そうじゃないんですか?あからさまに避けてるの分かるし、わざと他の子と仲良さそうにして帰ってるの見たら普通そう思いますよね。」
高校生のお兄さん②
「まぁまぁ○○ちゃん落ち着こうや。こいつの気持ちも考えてやって」
私
「なにを考えたらいいんですか?冷やかされるのが嫌ならもうこのまま別れたらいいんじゃないですか?」
高校生のお兄さん①
「こいつ本当に○○ちゃんのこと好きなんよ。」
私
「私だって本当に好きですよ。でも、付き合ってこんなに辛い思いするなら別れた方がいい、、、」
先輩
「○○辛い思いさせてごめん。でも、俺別れたくない」
私
「でも、冷やかされて嫌なんでしょ?」
先輩
「確かにイヤやった。でも、それで、○○と距離出来て普通に話せんくなったほうが俺はイヤやったから」
私
「だからこうやってお兄さん達の力を借りて今こうなったってこと?」
先輩
「うん。お兄ちゃん達に言うたら俺怒られた。お前が逃げて○○ちゃんはいい思いするんか!って。そう言われて俺も気が付いた。だから、これからは冷やかされても気にしない。○○と付き合えるなら俺はそれでいい。」
高校生のお兄さん①
「○○ちゃんはどうしたい?」
私
「そりゃ、本当は別れたくないです。先輩のこと大好きだし」
高校生のお兄さん①
「ほら、○○ちゃんはこう言ってくれてるんだから、男のお前がちゃんと守ってやらんでどうする!」
先輩
「うん、、、。○○?もう一回俺と付き合ってください。」
私
「もう一度だけ信じてみる。でも同じ想いをまたしたらその時は本当にもう別れるから。、、、またよろしくお願いします。」
高校生のお兄さん②
「○○ちゃんいきなり呼んで悪かった。でもまた、元に戻ってよかった!笑笑 またなんかあったらいつでも言っておいで。こいつの愚痴でもなんでも聞くからな!笑笑」
私
「いえいえ、私も横着な態度とってすいませんでした。ありがとうございます!」
最初は、何をされるか怖かった。
でも、高校生のお兄さん2人は私達のためにしてくれたことだった。
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