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次の日、私は何を作ろうかとシェフと相談していた所、お父様達が帰ってきた。
「お父様、お兄様、お帰りなさい!」
久々に皆と一緒だわ。嬉しくてお兄様達に抱きついてしまったわ。
「ソフィアのおかげで一週間以上かかる仕事も四日で終わらせる事ができた」
「私? 何もしていませんわ?」
話も早々に家族みんながサロンに集まりお茶をする事になった。
「ソフィアのおかげで会議も早く終わった。だから明日は休みをもぎ取ってきたんだよ。明日は家族みんなで出かけないか?」
「お父様、本当ですか!? 嬉しいです」
「ソフィアはどこに行きたいの?」
「私、家族みんなでダンジョンへ行くのが夢だったのです!」
「よし!そうと決まったら今すぐ用意しないとな」
「私もキャロもちろん参加だ」
そう言うと、各自ダンジョンへ行く用意をしに部屋へ戻っていく。
あれ? 明日じゃ? と思いつつ、私もサラにお願いしてダンジョンセットを用意してもらい、急いで着替えて玄関ホールへと向かった。
帯剣しているお兄様達はとても凛々しくて格好良い。周りにキラキラオーラを振り撒いているわ。剣も使うのね。
私も前回のダンジョンから剣を練習してきたの。一応。ノア様やルイ様に基礎的な事を森の討伐訓練で教えてもらったわ。無いよりはマシっていう程度だけれど。
「ソフィアも剣を持ってきたのか? 剣はまだ教えていなかったが」
「おじい様、私、前回のダンジョン後から学院で剣を練習し始めました」
「それは楽しみだ」
「さて、出発するぞ」
初めての家族旅行がダンジョンって他の家と少し変わっているけれど、私にとってははじめての事ばかりでとても嬉しい。
ダンジョンに入るとこの人数だと何の問題もなく十階までは難なく進んでしまった。
やはり王宮魔法使いが六人もいれば、ね。
このダンジョンは十階毎に転移装置が付いていて、一度通ると次回からはダンジョン入り口とで行き来できるらしい。
「お兄様達はダンジョンに潜った事はありますの?」
「そりゃ、もちろんさ。昔は実力を付ける為だと父上は二十階からたまに俺達を情け容赦なく捨てられていたんだからな」
情け容赦なく捨てられていた!? フィンお兄様達は何故か遠い目をしているわ。
「なら、私もお兄様達に付いて行けるように頑張らねばなりませんね。おじい様、おばあ様。私、頑張ります」
十八階までは主に私の練習として家族が付き添う形でワイワイと言いながら討伐しながら歩いてきた。
私の魔法も大分使えるようになったかな。
十九階は休憩スペースらしく、敵はいないようだ。だだっ広い所に水飲み場があるだけだった。
「そろそろお昼ご飯にしようか」
お父様が床に何やら術式を描いている。おじい様たちはまだかとお父様をまだかと急かしている。
「お父様、その術式は?」
「あぁ、これか? これは物を取り寄せる為の術式さ。家にこの術式が用意されているんだが、その術式の上にある物をこっちの術式に移動させるんだよ。人も移動は出来るが、魔力消費が大きくなるから余程の事が無い限りは物だけの移動だよ?」
そう言って術式の上に現れたのは敷物とフルーツとサンドイッチや紅茶のセットだった。とてもダンジョンへの冒険に出ている感じはしないかな。
「レオン兄、次の階のボス、誰が倒す? 俺、ソフィアとやりたい」
「テオお兄様、次の階のボスは何ですか?」
「三つ頭のケルベロスっていう犬だよ」
「ケルベロスといえば動くのが早い魔獣ですね。不安ですが、私、頑張ります。動きが早くて再生能力の高い敵に試してみたい魔法があるんです」
「ソフィアの魔法か、楽しみだ。魔法はイメージで随分と変わるからな」
「よし、次の階はソフィアとテオでやってごらん」
ピクニック気分で楽しいわ。ピクニックは小さな頃に一度だけ行った記憶がある。
あの時は幸せで一杯だった。
家族が変わってしまったけれど、こうしてまたピクニックができる幸せが嬉しいし、ずっとこの幸せが続いて欲しい。涙が出そう。
感動して目に涙を浮かべている私を見ていたおばあ様はオロオロしていた。
食事休憩も終わり、二十階に移動すると、フロアの奥に体高三メートルくらいはあるんじゃないかしら。
大きなケルベロスがこちらを警戒しながら立っていた。ケルベロスは唸り声をあげながらこちらに向かってきた。
「ソフィア、行くぞ」
「はい! テオお兄様」
テオお兄様はそう言って剣を取り出し、炎を剣に纏わせて斬り込んでいく。テオお兄様の魔法剣を扱う姿は素敵だ。この姿を見た世の令嬢達が騒ぎそうだなと笑みを溢した。
私も頑張らないとね。
ケルベロスは唸り声を上げて兄に噛みつこうとしている。もう一匹は私に向かって炎弾を吐こうとしているようだ。
急いで大きな氷盾を自分の前に構築する。テオお兄様に噛みつこうとケルベロスの身体が動いた時に炎弾は吐かれた。氷の盾にぶつかり、水蒸気と共に風圧がかかり、私は二、三歩よろけながら後退する。
「ソフィア、大丈夫か?」
「ええ、問題はないです。少し魔法を間違えてしまいました」
これなら同じ炎の盾にして炎弾を吸収するか、風の盾を使い軌道を変えた方が良かったかもしれない。
ここは反省すべき点よね。
「お父様、お兄様、お帰りなさい!」
久々に皆と一緒だわ。嬉しくてお兄様達に抱きついてしまったわ。
「ソフィアのおかげで一週間以上かかる仕事も四日で終わらせる事ができた」
「私? 何もしていませんわ?」
話も早々に家族みんながサロンに集まりお茶をする事になった。
「ソフィアのおかげで会議も早く終わった。だから明日は休みをもぎ取ってきたんだよ。明日は家族みんなで出かけないか?」
「お父様、本当ですか!? 嬉しいです」
「ソフィアはどこに行きたいの?」
「私、家族みんなでダンジョンへ行くのが夢だったのです!」
「よし!そうと決まったら今すぐ用意しないとな」
「私もキャロもちろん参加だ」
そう言うと、各自ダンジョンへ行く用意をしに部屋へ戻っていく。
あれ? 明日じゃ? と思いつつ、私もサラにお願いしてダンジョンセットを用意してもらい、急いで着替えて玄関ホールへと向かった。
帯剣しているお兄様達はとても凛々しくて格好良い。周りにキラキラオーラを振り撒いているわ。剣も使うのね。
私も前回のダンジョンから剣を練習してきたの。一応。ノア様やルイ様に基礎的な事を森の討伐訓練で教えてもらったわ。無いよりはマシっていう程度だけれど。
「ソフィアも剣を持ってきたのか? 剣はまだ教えていなかったが」
「おじい様、私、前回のダンジョン後から学院で剣を練習し始めました」
「それは楽しみだ」
「さて、出発するぞ」
初めての家族旅行がダンジョンって他の家と少し変わっているけれど、私にとってははじめての事ばかりでとても嬉しい。
ダンジョンに入るとこの人数だと何の問題もなく十階までは難なく進んでしまった。
やはり王宮魔法使いが六人もいれば、ね。
このダンジョンは十階毎に転移装置が付いていて、一度通ると次回からはダンジョン入り口とで行き来できるらしい。
「お兄様達はダンジョンに潜った事はありますの?」
「そりゃ、もちろんさ。昔は実力を付ける為だと父上は二十階からたまに俺達を情け容赦なく捨てられていたんだからな」
情け容赦なく捨てられていた!? フィンお兄様達は何故か遠い目をしているわ。
「なら、私もお兄様達に付いて行けるように頑張らねばなりませんね。おじい様、おばあ様。私、頑張ります」
十八階までは主に私の練習として家族が付き添う形でワイワイと言いながら討伐しながら歩いてきた。
私の魔法も大分使えるようになったかな。
十九階は休憩スペースらしく、敵はいないようだ。だだっ広い所に水飲み場があるだけだった。
「そろそろお昼ご飯にしようか」
お父様が床に何やら術式を描いている。おじい様たちはまだかとお父様をまだかと急かしている。
「お父様、その術式は?」
「あぁ、これか? これは物を取り寄せる為の術式さ。家にこの術式が用意されているんだが、その術式の上にある物をこっちの術式に移動させるんだよ。人も移動は出来るが、魔力消費が大きくなるから余程の事が無い限りは物だけの移動だよ?」
そう言って術式の上に現れたのは敷物とフルーツとサンドイッチや紅茶のセットだった。とてもダンジョンへの冒険に出ている感じはしないかな。
「レオン兄、次の階のボス、誰が倒す? 俺、ソフィアとやりたい」
「テオお兄様、次の階のボスは何ですか?」
「三つ頭のケルベロスっていう犬だよ」
「ケルベロスといえば動くのが早い魔獣ですね。不安ですが、私、頑張ります。動きが早くて再生能力の高い敵に試してみたい魔法があるんです」
「ソフィアの魔法か、楽しみだ。魔法はイメージで随分と変わるからな」
「よし、次の階はソフィアとテオでやってごらん」
ピクニック気分で楽しいわ。ピクニックは小さな頃に一度だけ行った記憶がある。
あの時は幸せで一杯だった。
家族が変わってしまったけれど、こうしてまたピクニックができる幸せが嬉しいし、ずっとこの幸せが続いて欲しい。涙が出そう。
感動して目に涙を浮かべている私を見ていたおばあ様はオロオロしていた。
食事休憩も終わり、二十階に移動すると、フロアの奥に体高三メートルくらいはあるんじゃないかしら。
大きなケルベロスがこちらを警戒しながら立っていた。ケルベロスは唸り声をあげながらこちらに向かってきた。
「ソフィア、行くぞ」
「はい! テオお兄様」
テオお兄様はそう言って剣を取り出し、炎を剣に纏わせて斬り込んでいく。テオお兄様の魔法剣を扱う姿は素敵だ。この姿を見た世の令嬢達が騒ぎそうだなと笑みを溢した。
私も頑張らないとね。
ケルベロスは唸り声を上げて兄に噛みつこうとしている。もう一匹は私に向かって炎弾を吐こうとしているようだ。
急いで大きな氷盾を自分の前に構築する。テオお兄様に噛みつこうとケルベロスの身体が動いた時に炎弾は吐かれた。氷の盾にぶつかり、水蒸気と共に風圧がかかり、私は二、三歩よろけながら後退する。
「ソフィア、大丈夫か?」
「ええ、問題はないです。少し魔法を間違えてしまいました」
これなら同じ炎の盾にして炎弾を吸収するか、風の盾を使い軌道を変えた方が良かったかもしれない。
ここは反省すべき点よね。
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