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22 王宮のお茶会
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気が重いままお茶会の日がやってきた。
日中はまだ暖かいとはいえ、王都は寒く、コートを着なければ過ごせないほどの気候になってきている。
そんな中、セレスティナ王女は中庭でお茶会を開くようだ。
今の時期に庭でお茶会を開くのは珍しいが、王女の意向により年頃の令嬢、令息たちが集められていた。
寒い中集められた令嬢と令息たちは言葉数少なく、誰もが視線を落とし雰囲気はあまりよくない。
私も案内された席に着くが、同年代の令嬢たちは座っておらず、向かいにセレスティナ王女の席があった。
親睦を深めるためと称して呼び出されたお茶会だが、明らかに失敗だとわかる。
普通なら侍女長や家族が止めに入ると思うのだが、止められない事情があるのだろう。
暫くするとセレスティナ王女は王宮の魔法使いたちを連れて会場へとやってきた。
王女の警備にはやはりオルガ様もいるようだ。彼と目が合い、一瞬だけ口角が上がるのが見えた。
会場にいた私たちは王女に礼を執る。
「みなさま、楽にして、席について下さい。本日のお茶会にようこそおいで下さいました。少し肌寒いと思いますのでこれより会場を温めさせていただきますね」
セレスティナ王女はそう話し、魔法使いたちに指示をすると魔法使いたちはふわりと結界のような幕を作り、火魔法で会場を温めはじめると、会場は暖かくなった。
わざわざ王家の威光を見せるための演出だろう。
それならサロンで趣向を凝らしたようなものをすればいいと思ったが、口にはしない。
チラリと人々の反応を確認する。
王女に見えないようため息を吐く人。
視線を背ける人。
関心なくお茶を口にする人。
様々な行動をしているけれど、私のテーブルに座っている人たち以外は王女に良いイメージを持っていないのかもしれない。
私も黙ったまま過ごしていると、何を思ったのか、後ろで警備していたオルガ様を呼び、私に見せつけるように王女の横にオルガ様を座らせた。
そして主賓だというのに会話をせずにオルガ様と二人でお茶を飲み始めた。
これには私以外の会場にいた全ての人たちも唖然としている。
私たちは一体何のために呼ばれたのだろう。
きっとみんなそう思っているに違いない。
ただただ呼び出されてお茶を飲んで帰るのね。
親睦を深める場には思えないし。
これが爵位の低い家で行われたなら即座にみんな帰ってしまっているだろう。
退屈だと思いながら過ごしていると、王宮の侍女は手を震わせながらセレスティナ王女にお茶を進める。
「セレスティナ王女様、ジネット・ベルジエ様からのいただきものです」
私はそんなお茶など用意していない。
あからさまに罠だと言いたげなものにうんざりしてしまう。
もう少し頭を使うことはできなかったのかしら。
「セレスティナ王女、お待ちくださいっ。私はそのようなものを用意した覚えはないです!」
そう声を上げ、お茶を取り上げようと動くけれど、一足遅かったようだ。セレスティナ王女はお茶を口にし、苦しみ始めた。
……なんという茶番劇なのかしら。
盛大なため息を吐きそうになる。
オルガ様はすぐに魔法使いの一人を呼んだ。魔法使いは駆けつけ、すぐに解毒魔法を施すと、すぐにセレスティナ王女は目を覚ました。
「オルガ、オルガ!」
セレスティナ王女の目に涙を浮かべオルガ様にしがみつくように抱き着いた。
「セレスティナ王女殿下」
オルガ様はセレスティナ王女に声を掛けた。
「私は狙われたのっ。怖かったっ! 誰か、誰か! ジネット・ベルジエが犯人よ!! 捕まえて!!」
……目的はこれか。
思わず遠い目になってしまった。
こんな茶番劇に巻き込まれ、怒りを通り越して呆れる。
私が居たテーブルの席についていたのは王女の取り巻きだったため、すぐに私を捕えるため手を取ろうとしてきた。
その他のテーブルにいる人たちは冷ややかな視線で見ている。
やはり茶番劇としか見ていないのだろう。
だが、ここで声を上げれば仲間だと思われかねない。黙ってただ見ているだけのようだ。
子息たちは私を捕まえようとしてきた手を伸ばすが、私は扇子で叩き落とし、王女に言葉を掛けた。
中庭の騒動を目にした騎士たちが駆け寄ろうとしてくる。
「セレスティナ王女、なぜ私なのでしょうか? 侍女が私の名前を語っただけでしょう? 証拠は?」
「酷いっ。私の侍女が嘘を吐くとでもいうのですか」
……。
なんと言えばいいのだろう。
ここで言い訳をしても彼女には届かないのだと思う。
「そんなに私がオルガ副官と婚約したことが嫌だったのですね」
私が周囲に聞こえるよう大きな声で言うと、セレスティナ王女は涙を流し始めた。
「オルガっ! 怖い。どうしてっ、どうして私ばかりこんな目に遭うの。私がそんなに憎いの!? オルガと愛し合う私が……」
セレスティナ王女の取り巻きたちが彼女の涙で敵意をむき出しにしてくる。
反応するのも馬鹿らしくなる。
「ジネット・ベルジエ侯爵令嬢、あちらで少し話をお聞きしても?」
しらけている私を余所に騎士団は私を犯人だとして私と侍女を捕まえるようだ。
「セレスティナ王女、次期ベルジエ侯爵である私を陥れるということはどういうことか理解しておられるのでしょう。覚悟をしておいてください」
私の言葉に周囲はどよめいたが、セレスティナ王女はえぐえぐと泣きながらオルガ様にしがみつき私の言葉を聞く気はないみたい。
私はスッと立ち上がり、騎士の後に付いて王宮の中庭を出た。
日中はまだ暖かいとはいえ、王都は寒く、コートを着なければ過ごせないほどの気候になってきている。
そんな中、セレスティナ王女は中庭でお茶会を開くようだ。
今の時期に庭でお茶会を開くのは珍しいが、王女の意向により年頃の令嬢、令息たちが集められていた。
寒い中集められた令嬢と令息たちは言葉数少なく、誰もが視線を落とし雰囲気はあまりよくない。
私も案内された席に着くが、同年代の令嬢たちは座っておらず、向かいにセレスティナ王女の席があった。
親睦を深めるためと称して呼び出されたお茶会だが、明らかに失敗だとわかる。
普通なら侍女長や家族が止めに入ると思うのだが、止められない事情があるのだろう。
暫くするとセレスティナ王女は王宮の魔法使いたちを連れて会場へとやってきた。
王女の警備にはやはりオルガ様もいるようだ。彼と目が合い、一瞬だけ口角が上がるのが見えた。
会場にいた私たちは王女に礼を執る。
「みなさま、楽にして、席について下さい。本日のお茶会にようこそおいで下さいました。少し肌寒いと思いますのでこれより会場を温めさせていただきますね」
セレスティナ王女はそう話し、魔法使いたちに指示をすると魔法使いたちはふわりと結界のような幕を作り、火魔法で会場を温めはじめると、会場は暖かくなった。
わざわざ王家の威光を見せるための演出だろう。
それならサロンで趣向を凝らしたようなものをすればいいと思ったが、口にはしない。
チラリと人々の反応を確認する。
王女に見えないようため息を吐く人。
視線を背ける人。
関心なくお茶を口にする人。
様々な行動をしているけれど、私のテーブルに座っている人たち以外は王女に良いイメージを持っていないのかもしれない。
私も黙ったまま過ごしていると、何を思ったのか、後ろで警備していたオルガ様を呼び、私に見せつけるように王女の横にオルガ様を座らせた。
そして主賓だというのに会話をせずにオルガ様と二人でお茶を飲み始めた。
これには私以外の会場にいた全ての人たちも唖然としている。
私たちは一体何のために呼ばれたのだろう。
きっとみんなそう思っているに違いない。
ただただ呼び出されてお茶を飲んで帰るのね。
親睦を深める場には思えないし。
これが爵位の低い家で行われたなら即座にみんな帰ってしまっているだろう。
退屈だと思いながら過ごしていると、王宮の侍女は手を震わせながらセレスティナ王女にお茶を進める。
「セレスティナ王女様、ジネット・ベルジエ様からのいただきものです」
私はそんなお茶など用意していない。
あからさまに罠だと言いたげなものにうんざりしてしまう。
もう少し頭を使うことはできなかったのかしら。
「セレスティナ王女、お待ちくださいっ。私はそのようなものを用意した覚えはないです!」
そう声を上げ、お茶を取り上げようと動くけれど、一足遅かったようだ。セレスティナ王女はお茶を口にし、苦しみ始めた。
……なんという茶番劇なのかしら。
盛大なため息を吐きそうになる。
オルガ様はすぐに魔法使いの一人を呼んだ。魔法使いは駆けつけ、すぐに解毒魔法を施すと、すぐにセレスティナ王女は目を覚ました。
「オルガ、オルガ!」
セレスティナ王女の目に涙を浮かべオルガ様にしがみつくように抱き着いた。
「セレスティナ王女殿下」
オルガ様はセレスティナ王女に声を掛けた。
「私は狙われたのっ。怖かったっ! 誰か、誰か! ジネット・ベルジエが犯人よ!! 捕まえて!!」
……目的はこれか。
思わず遠い目になってしまった。
こんな茶番劇に巻き込まれ、怒りを通り越して呆れる。
私が居たテーブルの席についていたのは王女の取り巻きだったため、すぐに私を捕えるため手を取ろうとしてきた。
その他のテーブルにいる人たちは冷ややかな視線で見ている。
やはり茶番劇としか見ていないのだろう。
だが、ここで声を上げれば仲間だと思われかねない。黙ってただ見ているだけのようだ。
子息たちは私を捕まえようとしてきた手を伸ばすが、私は扇子で叩き落とし、王女に言葉を掛けた。
中庭の騒動を目にした騎士たちが駆け寄ろうとしてくる。
「セレスティナ王女、なぜ私なのでしょうか? 侍女が私の名前を語っただけでしょう? 証拠は?」
「酷いっ。私の侍女が嘘を吐くとでもいうのですか」
……。
なんと言えばいいのだろう。
ここで言い訳をしても彼女には届かないのだと思う。
「そんなに私がオルガ副官と婚約したことが嫌だったのですね」
私が周囲に聞こえるよう大きな声で言うと、セレスティナ王女は涙を流し始めた。
「オルガっ! 怖い。どうしてっ、どうして私ばかりこんな目に遭うの。私がそんなに憎いの!? オルガと愛し合う私が……」
セレスティナ王女の取り巻きたちが彼女の涙で敵意をむき出しにしてくる。
反応するのも馬鹿らしくなる。
「ジネット・ベルジエ侯爵令嬢、あちらで少し話をお聞きしても?」
しらけている私を余所に騎士団は私を犯人だとして私と侍女を捕まえるようだ。
「セレスティナ王女、次期ベルジエ侯爵である私を陥れるということはどういうことか理解しておられるのでしょう。覚悟をしておいてください」
私の言葉に周囲はどよめいたが、セレスティナ王女はえぐえぐと泣きながらオルガ様にしがみつき私の言葉を聞く気はないみたい。
私はスッと立ち上がり、騎士の後に付いて王宮の中庭を出た。
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