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【白い部屋2】
しおりを挟むその言葉に一安心した。
そこまで貴重なものだと認識しなくても良いのではないか、と。
それなら、
「じゃあ、お言葉に甘えて、お願いします。」
その言葉に女神様は綺麗な笑顔を作った。綺麗すぎて、直視出来ないレベルです。
「では、要望はありますか?」
「よ、要望?外に出れれば、それで…。」
とりあえず、私はその願いが叶えれば十分だ。
「…分かりました。では、あなたの人生に幸あらんことを。」
ちょっと魔をあけて女神様は私に近づき、頭の上に手を乗っけた。
すると、私の視界は急に真っ暗になっていった。
ー女神sideー
さっき異世界へと送った少女のことを思い出す。
身も心も綺麗な少女。あの子はそんな自分に気づいてるのでしょうか。
あの少女には嘘をついた。
転生なんて"たまに"なんかしない。"滅多に"しない。
だって、あれは1000年に一度程度しか出来ないもの。
しかも、私はここ数千年してないから彼女には多大な力もいっしょにいったかもしれない。
でも、転生後私は何も出来ないからあれくらい与えてもいいでしょう。
それに要望さえ言わないような子だもの。いいわよね、あれくらい。
私が彼女に抱いたのは同情なのかもしれない。だけど、幸せになって欲しかった。
だから、彼女に転生する権利を与えた。彼女の小さな小さな願いのために。
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