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貸し出し

さまよう欲望

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たけるにも電話をしたが電源を切っていた。私はかつての自宅に向かった。

かつての自宅はもぬけの殻だった。妻の寝室を覗くと微かに妻の香りが残っているだけだった。

私はあてもなく街をさまよった。そして、電話をかけた
「あら、ノンちゃん、久しぶり」裕子の元気な声が聞こえた
「そろそろ電話来るんじゃないかと思ってた」
「会えないかな」
「今から、いいよ、わたしも会いたいし」
「嬉しいよ」
「「ふふ、可愛い、いつもの場所で30分後に」
「ありがとう」
「何かあったのね、大丈夫、いっぱい可愛がってあげるわ」
「そんなとこ」
「その先は会ったときにね」
電話が切れた。私は以前から2人の待ち合わせに使っていた駐車場に向かった。15分で駐車場に着き目を閉じた。元妻の画像が浮かんで来た。見知らぬ男の前で元妻は全裸で、首輪をされ、両脚を大きく開き、中心の花弁に指が挿入され、膣内をかき回している。早紀は美しく、艶っぽい表情で目を潤ませていっる…

隣のスペースに車が停まり、やがて裕子が姿を見せた。だがそのすぐ後ろに、助手席から降りて来た人影が続いた
「ノンちゃん、久しぶり」
「お久しぶりです」裕子の後ろから姿を現したのは、篠田みちるだった。
「久しぶり、その節はどうも」
「ふふ、動揺してるわね、わかりやすくて可愛い」裕子は笑顔で後部座席に乗り込んみ、みちるに助手席に乗るよう促した。
「失礼します」軽く頭を下げてみちるが乗り込んで来た。
「どこへ行こうか」私は後方を振り返った。
「いつものスイートココアで」裕子はいつものラブホの名前を口にした。
「わぁー楽しみ~」
「でも、いいの」私は半信半疑で車をスタートさせた
「大丈夫、それにたくさん可愛がってあげるって言ったでしょ」
「そうですよ、わたしリベンジさせてもらいます。ノンさんの身体いっぱい舐めさせてもらいますよ、あの時、わたしがしてもらったように」みちるの明るさに助けられていた。車はすぐに連棟タイプのラブホの1階駐車場に着き、私は車を降りてガレージのシャッターを下ろした。
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