私の目の前で繰り広げらる妻と甥の激しい情事、そして私は…

転生編

私の運命

「おぬしは本来であればあと30年は生きる運命じゃった」
「30年、それじゃなぜ」
「ゆめみが孕んだ息子じゃよ」
「ゆめみの息子？」
「そう、その息子はおぬしと違って残虐性をもって生まれてくる。13歳で実の母を犯し、監禁し、父親の正体を白状させ、自分の生い立ちに不満を持った息子は、1000人の女を犯す。やがて世界征服の野望を秘め隣国に亡命、そして最高権力者の娘をタブらかし、自らが最高権力者となり、そして憎き父親のいる日本に核ミサイルを撃ち込み、世界は核戦争となり、破滅する」
「そんな」
「運命は人間がどうあがいても変えられない。だから我々神が時々修正し、滅亡を防いでいる」
「私の息子が…」
「おぬしが死んだことで、ゆめみは悲しみ、流産をするこどで、残虐性を持った息子は生まれなくなるのだ」
「そんな」
「大丈夫じゃ、ゆめみはそのあと幸せになる運命じゃぞ、後に町田憲之なる人物と知り合ってたくさんの子供を産み育てることとなる」
「そうですが、それなら良かった」
「相田敬之、おぬしは罪人として、私が命を奪った。だがあと30年寿命はある。よって転生の道を選ぶか、それとも現在の家族を見守る浮遊霊となるか選ぶことが出来る」
「浮遊霊？」
「家族を見守ることは深い悲しみにある時も何も手を差しのべられなくて、かなり辛いぞ」
「そうですか、転生とは？」
「転生先は30年前の日本だ。今、未熟児として生まれ、命を失おうとしている男児に転生出来るが」
「それでは転生を選びます」
「うむ、わかった」次の瞬間急に辺りが暗くなった…