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2話「変わった叔父さんと素敵な先生の関係」
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1、
冴は、校庭のスターティングブロックに足をかける。短パンの腰をすっと持ち上げ、腿からふくらはぎにかけて力をみなぎらせる。
桜の花びらが100m先のゴールテープへと飛んでいく。剥き出しの肩から吹き込む、まだ冷たい春の風が、ユニフォームの中で肌を直に撫でる。
胸元のくすぐったさに思わず目を閉じるが、再び前方を見据える。
硬いグラウンドに、スターターの音が高らかに響く。
ゴールラインを駆け抜け、はあはあと荒い息を2、3度ついた冴は、タイムを確認すると渡されたタオルで首筋の汗をぬぐった。
見上げる午後の空は、どこか微笑むようなやわらかい色に澄み渡っている。散る桜がきらきらと瞬いている。
「おねーちゃーん!懇談だよー!」
甲高い声が冴の感傷をぶち壊しにする。弟の陽介である。まだ子供だから声が甲高いのは仕方がないが、これで大声を出されると頭にキンキン響く。
「うるっさいわねえ!そんなに大声出さなくても聞こえるわよ!」
振り向きもせず怒鳴り返すと、今度は、学校ではあまり聞かない軽いノリの声が聞こえる。
「さ~え~!速いや~ん!見直したわ~!」
あれ誰、と、ひそひそ囁く声があちこちに起こる。冴は、耳まで真っ赤にして、ユニフォームの上にチームジャケットを羽織るのも忘れて、二人の声のした方向へ走り出した。
「大きな声出さないでよね、恥ずかしい……」
冴は、廊下の反対側を歩く、陽介と叔父の玲瓏から目をそらす。
「だいたい、何で叔父さんが来るのよ。お父さんかお母さんは?」
「急な営業の仕事で来られないって!僕の懇談も、代わりに出てくれたの!」
陽介が代わりに答えて、さりげなく姉の腰に取り付く。
「甘えないの!」
めっ、と叱ると、玲瓏叔父は軽やかに笑った。縁の細い眼鏡の奥には、往年の美少年(?)のまなざしがある。
「いいじゃない、姉弟なんだし」
「そーそー」
陽介が調子よく相槌を打つ。
「……いい年こいて、ヒマよね……」
ね~、とお互いに歯を見せて笑う二人に、冴は何となくため息をつかないではいられなかった。
2、
「久しぶりやん、みゆきちゃん」
教室の入り口から一歩踏み込むなり、玲瓏は、冴の担任である葉月みゆきを抱きしめる。問答無用で、無防備な背中に冴の足裏が炸裂し、陽介に引き戻される。何事もなかったかのように体を離した氷室に、みゆき先生はにっこり笑った。
「相変わらずね、氷室君」
「なあああああにいいいいいいい!」
冴は1mばかり跳びすさる。
「も~、高校の同級生だったなんて!」
冴は頬を膨らませる。
「何怒ってるん?」
「怒ってない!」
玲瓏と冴のやり取りを聞いて、みゆき先生はくすくす笑っている。
「で、どういう関係?」
「陽介!」
長い髪を揺らしてけたけた笑う陽介に、冴は、やり場のない怒りをますます募らせる。
「先に行きます!」
短パンからすらりと伸びた脚を伸ばして、冴は大股に歩き出す。
冴の真似をしながら、陽介が追いかける。なんともいえず楽しそうである。
小柄でよくしゃべり、よく笑う可愛い陽介は、陸上部女子の人気の的である。冴についていくと、必ず何人かは手を振って呼ぶ。愛想を振り撒く弟を、冴は何度もたしなめては「何で?」の抗議を受ける。
そこへ、ジャージ姿のみゆき先生が、ハンドマイクを手に現れた。
「整列!」の呼びかけに、全員が整列する。ついでに並んでいる陽介に、陸上部の少女たちはくすくす笑う。
何しろ、彼女たちの脚のそばに立つ陽介の背は、ゼッケンを張った胸の辺りまでしかないのである。
週末の競技会について、みゆき先生が説明している間、陽介はきょろきょろしている。もともと関係ない部活なのだから、仕方がないといえば仕方がない。
だが、陽介は別に、退屈していたわけではなかった。
3、
「何か質問は?」
みゆき先生の話がひととおり終わると、はーいと手を挙げた陽介は、冴が突っ込むのに先んじて尋ねた。
「玲瓏叔父さんと、二人きりで何の話?」
ちょっと聞くと何でもないが、「二人で」と「二人きりで」は微妙にニュアンスが違う。
当然、数秒後には「え~!」の声が長く引きずられた。
「なになに、さっきのあの人?」
「ちょっとかっこよかったけど、誰?」
「え~、冴の叔父さん?若~い!」
ひとしきり勝手なことをさえずった少女たちの関心は、最終的には一箇所に集中する。
「みゆき先生とどういう関係?」
「……なんであたしが……」
ぶつくさいいながら、冴は再びスターティングブロックに足をかける。
となりのコースでは、競技用シャツとハーフパンツに着替えたみゆき先生が準備体操をしている。まだ20代半ばにしか見えないしなやかな肢体が、規則正しいリズムを保って前後左右に動く。
クラウチングスタートの体勢を取る彼女。精気をはらんだ背筋……高く上げられた腰……! 女豹を感じる……。
そのとき、「用意」の声がかかった。
「氷室さんが勝ったら教えてあげるわ」
勝負を挑んだ時、みゆき先生はいたずらっぽく笑ったものである。
「冴!がんばれ!」
「ファイト!」
「教えていらんわ~!」
部員の無責任な応援に対する抗議も空しく、冴はスタートラインに着いたのだった。
4、
(できれば、知りたくない……)
そう思った瞬間、スターターが鳴って、冴は出遅れた。
(ま~いいか、これでうやむや……)
だが、そうは問屋が降ろさなかった。コースの外を、疾風が駆け抜ける。水平になびく長い黒髪……?
折からの突風に、桜の花びらは、弄ばれて嵐となる。その中に、冴は萌黄色の単衣をまとった少女の幻を見た。
気が付くと、コース外を陽介が疾走している。既にはるか前方を走っていたみゆき先生との間は、あれよあれよという間に詰まっていく。
数秒後、ゴールに立っていたのは、息ひとつ切らせることもない陽介であった。
「負けたわ」
「認めない!」
ひょいと肩をすくめるみゆき先生に、冴は食ってかかった。
「だって僕も氷室……」
「あんた~は~だ~っとれい!」
冴の一喝に、さしもの陽介も肩をすくめる。
「さて、氷室さんとの関係はね……クラスメイトのエリカちゃんと……」
うんうん、と相槌を打つ陸上部員たちに、冴は怒りの咆哮を浴びせようと、ユニフォームの胸を反らせた。
「葉月先生、葉月先生、至急職員室まで……」
ちい、と陸上部員&陽介は舌打ちし、冴はほっとする。
「じゃあ、今日はお開き! お疲れ~!」
くるりと背を向け、いそいそとジャージの下をはいて、みゆき先生は校舎へと消える。
「ねえ、冴! あとで叔父さんに……」
「さああああああああああ! 撤収ううううううううううう~!」
とっさにハンドマイクを手にとった冴は、キャプテンの権限を全開にして、すべての発言を封じる。体育会では、声の大きさと行動の粗野さが勝負の鍵である。部員たちは、一切を忘れて黙々と作業に取り掛かった。
「エリカ……?」
うっすらと霞がかかったような夕暮れの帰り道、冴と並んで歩く陽介が、何か思い出したようにつぶやいた。
「どうしたの?」
「……何でもない……あ!」
冴の問いに首を振った陽介は、突然、前を歩く男女を指差した。玲瓏叔父とみゆき先生である。冴は猛然たるダッシュで追いすがるや、あたり構わず喚き散らした。
「ちょっと! こんなところ二人で歩かないでよ! 誤解されるじゃない!」
「なら、大声出しないなや」
冴のツッコミを、玲瓏はさらりとかわす。
「オトナの事情だもんね!」
「陽介君?」
みゆき先生は、たしなめるように少年の頭に手を置く。
「あ~、もう、叔父さん、先に帰ってよ!」
「へいへい」
それじゃ、と玲瓏叔父は先へ先へと早足に歩き出し、薄暮の中にぼんやりとした影となって消える。その後ろ姿を懐かしげに見つめるみゆき先生に気がついて、冴は熱くなる胸をぎゅっと押さえた。
背中から、澄んだ声が聞こえてくる。小学生の頃に覚えた「おぼろ月夜」を、陽介が歌っているのだった。
(完)
冴は、校庭のスターティングブロックに足をかける。短パンの腰をすっと持ち上げ、腿からふくらはぎにかけて力をみなぎらせる。
桜の花びらが100m先のゴールテープへと飛んでいく。剥き出しの肩から吹き込む、まだ冷たい春の風が、ユニフォームの中で肌を直に撫でる。
胸元のくすぐったさに思わず目を閉じるが、再び前方を見据える。
硬いグラウンドに、スターターの音が高らかに響く。
ゴールラインを駆け抜け、はあはあと荒い息を2、3度ついた冴は、タイムを確認すると渡されたタオルで首筋の汗をぬぐった。
見上げる午後の空は、どこか微笑むようなやわらかい色に澄み渡っている。散る桜がきらきらと瞬いている。
「おねーちゃーん!懇談だよー!」
甲高い声が冴の感傷をぶち壊しにする。弟の陽介である。まだ子供だから声が甲高いのは仕方がないが、これで大声を出されると頭にキンキン響く。
「うるっさいわねえ!そんなに大声出さなくても聞こえるわよ!」
振り向きもせず怒鳴り返すと、今度は、学校ではあまり聞かない軽いノリの声が聞こえる。
「さ~え~!速いや~ん!見直したわ~!」
あれ誰、と、ひそひそ囁く声があちこちに起こる。冴は、耳まで真っ赤にして、ユニフォームの上にチームジャケットを羽織るのも忘れて、二人の声のした方向へ走り出した。
「大きな声出さないでよね、恥ずかしい……」
冴は、廊下の反対側を歩く、陽介と叔父の玲瓏から目をそらす。
「だいたい、何で叔父さんが来るのよ。お父さんかお母さんは?」
「急な営業の仕事で来られないって!僕の懇談も、代わりに出てくれたの!」
陽介が代わりに答えて、さりげなく姉の腰に取り付く。
「甘えないの!」
めっ、と叱ると、玲瓏叔父は軽やかに笑った。縁の細い眼鏡の奥には、往年の美少年(?)のまなざしがある。
「いいじゃない、姉弟なんだし」
「そーそー」
陽介が調子よく相槌を打つ。
「……いい年こいて、ヒマよね……」
ね~、とお互いに歯を見せて笑う二人に、冴は何となくため息をつかないではいられなかった。
2、
「久しぶりやん、みゆきちゃん」
教室の入り口から一歩踏み込むなり、玲瓏は、冴の担任である葉月みゆきを抱きしめる。問答無用で、無防備な背中に冴の足裏が炸裂し、陽介に引き戻される。何事もなかったかのように体を離した氷室に、みゆき先生はにっこり笑った。
「相変わらずね、氷室君」
「なあああああにいいいいいいい!」
冴は1mばかり跳びすさる。
「も~、高校の同級生だったなんて!」
冴は頬を膨らませる。
「何怒ってるん?」
「怒ってない!」
玲瓏と冴のやり取りを聞いて、みゆき先生はくすくす笑っている。
「で、どういう関係?」
「陽介!」
長い髪を揺らしてけたけた笑う陽介に、冴は、やり場のない怒りをますます募らせる。
「先に行きます!」
短パンからすらりと伸びた脚を伸ばして、冴は大股に歩き出す。
冴の真似をしながら、陽介が追いかける。なんともいえず楽しそうである。
小柄でよくしゃべり、よく笑う可愛い陽介は、陸上部女子の人気の的である。冴についていくと、必ず何人かは手を振って呼ぶ。愛想を振り撒く弟を、冴は何度もたしなめては「何で?」の抗議を受ける。
そこへ、ジャージ姿のみゆき先生が、ハンドマイクを手に現れた。
「整列!」の呼びかけに、全員が整列する。ついでに並んでいる陽介に、陸上部の少女たちはくすくす笑う。
何しろ、彼女たちの脚のそばに立つ陽介の背は、ゼッケンを張った胸の辺りまでしかないのである。
週末の競技会について、みゆき先生が説明している間、陽介はきょろきょろしている。もともと関係ない部活なのだから、仕方がないといえば仕方がない。
だが、陽介は別に、退屈していたわけではなかった。
3、
「何か質問は?」
みゆき先生の話がひととおり終わると、はーいと手を挙げた陽介は、冴が突っ込むのに先んじて尋ねた。
「玲瓏叔父さんと、二人きりで何の話?」
ちょっと聞くと何でもないが、「二人で」と「二人きりで」は微妙にニュアンスが違う。
当然、数秒後には「え~!」の声が長く引きずられた。
「なになに、さっきのあの人?」
「ちょっとかっこよかったけど、誰?」
「え~、冴の叔父さん?若~い!」
ひとしきり勝手なことをさえずった少女たちの関心は、最終的には一箇所に集中する。
「みゆき先生とどういう関係?」
「……なんであたしが……」
ぶつくさいいながら、冴は再びスターティングブロックに足をかける。
となりのコースでは、競技用シャツとハーフパンツに着替えたみゆき先生が準備体操をしている。まだ20代半ばにしか見えないしなやかな肢体が、規則正しいリズムを保って前後左右に動く。
クラウチングスタートの体勢を取る彼女。精気をはらんだ背筋……高く上げられた腰……! 女豹を感じる……。
そのとき、「用意」の声がかかった。
「氷室さんが勝ったら教えてあげるわ」
勝負を挑んだ時、みゆき先生はいたずらっぽく笑ったものである。
「冴!がんばれ!」
「ファイト!」
「教えていらんわ~!」
部員の無責任な応援に対する抗議も空しく、冴はスタートラインに着いたのだった。
4、
(できれば、知りたくない……)
そう思った瞬間、スターターが鳴って、冴は出遅れた。
(ま~いいか、これでうやむや……)
だが、そうは問屋が降ろさなかった。コースの外を、疾風が駆け抜ける。水平になびく長い黒髪……?
折からの突風に、桜の花びらは、弄ばれて嵐となる。その中に、冴は萌黄色の単衣をまとった少女の幻を見た。
気が付くと、コース外を陽介が疾走している。既にはるか前方を走っていたみゆき先生との間は、あれよあれよという間に詰まっていく。
数秒後、ゴールに立っていたのは、息ひとつ切らせることもない陽介であった。
「負けたわ」
「認めない!」
ひょいと肩をすくめるみゆき先生に、冴は食ってかかった。
「だって僕も氷室……」
「あんた~は~だ~っとれい!」
冴の一喝に、さしもの陽介も肩をすくめる。
「さて、氷室さんとの関係はね……クラスメイトのエリカちゃんと……」
うんうん、と相槌を打つ陸上部員たちに、冴は怒りの咆哮を浴びせようと、ユニフォームの胸を反らせた。
「葉月先生、葉月先生、至急職員室まで……」
ちい、と陸上部員&陽介は舌打ちし、冴はほっとする。
「じゃあ、今日はお開き! お疲れ~!」
くるりと背を向け、いそいそとジャージの下をはいて、みゆき先生は校舎へと消える。
「ねえ、冴! あとで叔父さんに……」
「さああああああああああ! 撤収ううううううううううう~!」
とっさにハンドマイクを手にとった冴は、キャプテンの権限を全開にして、すべての発言を封じる。体育会では、声の大きさと行動の粗野さが勝負の鍵である。部員たちは、一切を忘れて黙々と作業に取り掛かった。
「エリカ……?」
うっすらと霞がかかったような夕暮れの帰り道、冴と並んで歩く陽介が、何か思い出したようにつぶやいた。
「どうしたの?」
「……何でもない……あ!」
冴の問いに首を振った陽介は、突然、前を歩く男女を指差した。玲瓏叔父とみゆき先生である。冴は猛然たるダッシュで追いすがるや、あたり構わず喚き散らした。
「ちょっと! こんなところ二人で歩かないでよ! 誤解されるじゃない!」
「なら、大声出しないなや」
冴のツッコミを、玲瓏はさらりとかわす。
「オトナの事情だもんね!」
「陽介君?」
みゆき先生は、たしなめるように少年の頭に手を置く。
「あ~、もう、叔父さん、先に帰ってよ!」
「へいへい」
それじゃ、と玲瓏叔父は先へ先へと早足に歩き出し、薄暮の中にぼんやりとした影となって消える。その後ろ姿を懐かしげに見つめるみゆき先生に気がついて、冴は熱くなる胸をぎゅっと押さえた。
背中から、澄んだ声が聞こえてくる。小学生の頃に覚えた「おぼろ月夜」を、陽介が歌っているのだった。
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