新選組幹部を暗殺しようとしたら絆されちゃった件について

宗谷七瀬

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榊 夜桜の日常(いきなり番外編)

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 『仁義なき、死をも辞さず、主人の障害となる者を排除する』其れが私達の仕事。

 標的に家族がいようと、恋人がいようと、守る者がいようと関係ない。

 標的に正義があろうと、信念があろうと、理があろうと関係ない。

 ただただ主人の命令のままに、感情を殺し冷静に的確に迅速に標的を暗殺する。

 其れが私の、私達の存在意義。

 私達の生きる理由。

 だから、私は標的を殺す。其れが私が存在する理由だから。そうする事で私は生きる権利を貰えるのだから。


ーーーーーーーーーー


京市中某所

 一人の男と女が暗い室内で会話をしていた。

「今回の標的は東 智之だ。京市中とりが屋に泊まっている。いつも通りやれ」
「ご命令のままに」

そう言うと女は忍者の様にその姿を消した。

「相変わらずだな」

後には男の独り言だけが残った。


ーーーーーーーーーー


京市中とりが屋

「ぐわぁ!」
あずま殿!?敵襲!敵襲!!」
「なに!何処だ!?何処にいる!?」

 深夜、一人の男性の悲鳴を皮切りに辺りから怒号が響き渡る。新月の光が災いしてか辺りは灯篭の明かり以外なく、隣の者の顔さえ見えない状態だった。しかし立ち込める血の匂いから東と言われた男が襲われた事は間違いがなくその取り巻き達はいきなりの奇襲に慌てふためいていた。

「灯りを炊け!早くしろ!」
「女将!東殿の手当てを!」
「駄目だ村井、東殿はもう」
「なに!?くそ!」

 宿内を明かりが照らし周囲の状態を確認できるほどになったが時既に遅し。東と言われた男は既に事切れていた。

 敵の姿も既になく跡には東の血と天誅と書かれた紙だけが残されていた。


ーーーーーーーーーー


 暗殺が行われた宿屋のすぐ近くの路地で一人の女性が宿屋を見ていた。

 彼女の名前は榊 夜桜(さかき やざくら)この暗殺をした張本人である。夜桜は宿の声を聞き暗殺が成功したことを確認すると音もなくその場を後にし自らの主人のいる場へと戻った。

「統一郎様。東 智之の件、恙無く完了致しました」
「そうか、御苦労。下がれ」
「は!」

 主人こと進藤 統一郎に今回の件の完了を告げると夜桜は早々に立ち去った。

 これが榊 夜桜の日常。人を殺し主人に報告して終わる。ただそれだけ、そう、其れだけ。


ーーーーーーーーーー


どうも、宗谷七瀬でっす!あ、作者です。
えっと、2話目にして番外編みたいなのが入ってしまいました(^◇^;)
特に1話の話とは関わりはありません!
ただ、夜桜の日常を描いただけです!
そこのところ、どうぞよろしくです!

p.s感想とか頂けると嬉しいでっす!
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