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アインティークの章
第38話 アインティーク
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―― 夕方
「ケイゴ! 見えてきたわよ」
「……ん? おお! あれが『アインティーク』か」
俺は、御者の真後ろで横になり半分寝ていたがテレジアの声で起き上がった。乗り合い馬車の荷台から、進路方向にある『アインティーク』を見ると所々から細い煙が上がっている。
「お客さん方 『アインティーク』到着しました! 着きましたよ!」
俺とテレジアは『トヨスティーク』から出発し、武具都市『アインティーク』に到着した。荷物を持って乗り合い馬車を降り、外門から町を見渡すとあちこちで鉄を叩く音がする。テレジアは、腕を頭の上に伸ばして言う。
「ふう 辛かったわ とりあえず町の中でも見てみない?」
「ああ そうするか なんか… 俺も体が痛いわ」
「荷台なんかで寝ているからよ フフ」
俺とテレジアは町の様子を見る為に一回りすることにした。『トヨスティーク』ほどではないが人も多く活気を感じた。商人や住民より冒険者の数が一際目立つ。武具屋の前を通ると カツン カツン と、いった鉄を鍛える音や店主が店先で通りの冒険者に声をかけている。
「よう 兄さん! バックラーウェポン入荷したよ 見ていきなよ」
「まじか!? 『刃先』は何があるんだ?」
「長剣 短剣 と 錐があるよ」
「錐まであるのか ちょっと見せてくれ」
バックラーウェポンとは『アインティーク』の職人達が最近開発した武具で剣の刃先が、小手盾に取り付け可能になっていて用途に応じて刃先を自由に変えられる名前通りの代物らしい。サブ武具として冒険者の間でちょっとしたブームになっている。
「なるほどな テレジアいいんじゃないか? 防具と武器がセットみたいだぜ」
「交換する刃先も持っていかないとならないし これ以上荷物も増やしたくないわ あたしはパスかな」
「……ふーん」
そんな話をしている俺達に気付いた店主が声をかけてきた。
「……んー 兄さん 冒険者?」
「俺? いや冒険者じゃないよ」
「あ すまんすまん だろうね ぶっ それ何? ぶぶっ」
店主は笑いを堪えて、俺の鉄パイプを指差した。
「ケイゴ ぶぶっ 言ってやりなさいよ 俺の ぶっ 俺の武器って ぶぶっ」
……テレジアまで笑いはじめた。
恥ずかしくなった俺は、その場から立ち去るように歩きはじめた。
「ちょっ ケイゴ 冗談よ ごめんなさい!」
「……うるせえ 俺だって好きでこんなの持ってるんじゃねえよ」
「わかってるって ちょっと意地悪言いたくなっただけなの ごめんってば」
「……」
俺達は明日からのAランク『魔獣』対策に必要な、ロープ等を買い宿を探した。宿はわりと安く見つける事が出来た。荷物を置いて部屋で空のセーブストーンにインストールをして食事にする事にした。入った飯屋は蒸かし芋のセットメニューでイノシシ肉や、卵焼きを出すところだった。
「ねえ これ食べ終わったら外門の外に行ってみない?」
「ああ 行ってみるか」
「明日はBランク『魔獣』の生息地の確認ね あの情報は半年くらい前の情報だからケイゴが聞いた情報が確かなら 生息地が移動してる可能性があるわ」
「確かにそうだな それと Cランク『魔獣』はどんなのいるんだ?」
「この辺のCランク『魔獣』ね? アイアンタートルね 鉄のように硬いのよ」
「魔法は効くのか?」
「ええ 逆に物理攻撃やボムは効きづらいみたい」
俺とテレジアは食事を済ませて外門の外へ出てみた。テレジアは『フラッシュ』を焚き、日が落ちた山道を照らしながら辺りを散策する。すぐ近くには沼地がありカエルの声が鳴り響いていた。
ジャバジャバッ ピチャピチャ
何か沼地から音がする、どうやらこちらへ向かってきたようだ。テレジアが『フラッシュ』で照らすと子供が二人、沼地から上がってきた。子供といっても十五歳くらだろうか、女の子と男の子で袋を持っていた。
「大丈夫? 何してたの?」
テレジアが声をかけると子供は答えた。
「うん 大丈夫 カエルを捕まえていたの」
「カエル? 捕まえてどうするの?」
「え? 食べるんだけど… どうして?」
女の子が、そう答えた。
よく見ると道の反対側に荷台と連結したロバがいた。
「もしかして君達はポーターなの?」
「あっ はい 冒険者の方ですか?」
「ううん まだ登録はしてないけど 危ないわよ? この辺『魔獣』が出るらしいし」
「この辺は出なくなりました 代わりに町の南側の沼地にアイアンタートルは移動したみたいです」
「そうなんだ ありがとう」
「でも タファリはこの先の山に入ると出てきます たまにマジックボアも出るらしいので気をつけて下さい」
「変わってないのね ありがとう! 君達これから何処に行くの?」
「町に戻って 組合の前で寝ます」
「……そっか 気をつけてね」
「はい」
丁寧な言葉遣いをする男の子が、テレジアの問いに受け答えた。テレジアは、その場を離れて町に向かって歩き出した。俺も後をついて行く。
「あの子達はポーターか」
「うん そうみたい お金ないんだわ きっと…」
「そうなのか?」
「そうよ じゃなかったらこんな沼地にカエルなんか捕まえに来ないわ」
「……ふーん」
「店で出されたカエルなら分かるけど 自分で捕まえて食べるんだもん…」
「でも美味いんだろ? カエルは食ったことないけど」
「……それはそうだけど」
「キャア!」
「だっ 誰かいませんか!? マジックボアに人が襲われてます!」
さっきのポーターの声だった、女の子の叫び声と男の子の助けが聞こえた。俺とテレジアは、すぐさま引き返しポーターの居た場所に戻った。
「おい! どうした!?」
「そっ そこにマジックボアが……」
「…だ 誰か助けて…… うっ 動けない…」
ポーターと出会った場所から、少し上がった山道の坂道で一人の男が道に座り込んでいた。その先には十五メートルほど離れた場所から、座ってる男に睨みを効かせてる大きなイノシシがいた。まるで、闘牛のように前足で地面を引っかくような仕草をしていた。
「……ケイゴ それがマジックボアよ 魔法が一切効かないわよ…」
「こいつが……」
「君達はもっと下がっていて! 出来るだけ下に居て!」
「はっ はい!」
ポーターの二人は、ロバを引き山道を下って行った。
「おい! しっかりしろ 今助けてやるからな!」
「はぁ……はぁ… はぁ…… はぁ…」
男は、足を攻撃されたのか動けなくなっていた、すでに意識が朦朧もうろうとしてる。
「とりあえず 俺に引き付ける!」
俺は鉄パイプを右手に持ち、距離を詰める。牛より一回り大きな体……一体、何処が弱点なのか考えた。
(足を狙ってみるか)
俺は、今からAランク『魔獣』マジックボアに戦いを挑む事になった。
「ケイゴ! 見えてきたわよ」
「……ん? おお! あれが『アインティーク』か」
俺は、御者の真後ろで横になり半分寝ていたがテレジアの声で起き上がった。乗り合い馬車の荷台から、進路方向にある『アインティーク』を見ると所々から細い煙が上がっている。
「お客さん方 『アインティーク』到着しました! 着きましたよ!」
俺とテレジアは『トヨスティーク』から出発し、武具都市『アインティーク』に到着した。荷物を持って乗り合い馬車を降り、外門から町を見渡すとあちこちで鉄を叩く音がする。テレジアは、腕を頭の上に伸ばして言う。
「ふう 辛かったわ とりあえず町の中でも見てみない?」
「ああ そうするか なんか… 俺も体が痛いわ」
「荷台なんかで寝ているからよ フフ」
俺とテレジアは町の様子を見る為に一回りすることにした。『トヨスティーク』ほどではないが人も多く活気を感じた。商人や住民より冒険者の数が一際目立つ。武具屋の前を通ると カツン カツン と、いった鉄を鍛える音や店主が店先で通りの冒険者に声をかけている。
「よう 兄さん! バックラーウェポン入荷したよ 見ていきなよ」
「まじか!? 『刃先』は何があるんだ?」
「長剣 短剣 と 錐があるよ」
「錐まであるのか ちょっと見せてくれ」
バックラーウェポンとは『アインティーク』の職人達が最近開発した武具で剣の刃先が、小手盾に取り付け可能になっていて用途に応じて刃先を自由に変えられる名前通りの代物らしい。サブ武具として冒険者の間でちょっとしたブームになっている。
「なるほどな テレジアいいんじゃないか? 防具と武器がセットみたいだぜ」
「交換する刃先も持っていかないとならないし これ以上荷物も増やしたくないわ あたしはパスかな」
「……ふーん」
そんな話をしている俺達に気付いた店主が声をかけてきた。
「……んー 兄さん 冒険者?」
「俺? いや冒険者じゃないよ」
「あ すまんすまん だろうね ぶっ それ何? ぶぶっ」
店主は笑いを堪えて、俺の鉄パイプを指差した。
「ケイゴ ぶぶっ 言ってやりなさいよ 俺の ぶっ 俺の武器って ぶぶっ」
……テレジアまで笑いはじめた。
恥ずかしくなった俺は、その場から立ち去るように歩きはじめた。
「ちょっ ケイゴ 冗談よ ごめんなさい!」
「……うるせえ 俺だって好きでこんなの持ってるんじゃねえよ」
「わかってるって ちょっと意地悪言いたくなっただけなの ごめんってば」
「……」
俺達は明日からのAランク『魔獣』対策に必要な、ロープ等を買い宿を探した。宿はわりと安く見つける事が出来た。荷物を置いて部屋で空のセーブストーンにインストールをして食事にする事にした。入った飯屋は蒸かし芋のセットメニューでイノシシ肉や、卵焼きを出すところだった。
「ねえ これ食べ終わったら外門の外に行ってみない?」
「ああ 行ってみるか」
「明日はBランク『魔獣』の生息地の確認ね あの情報は半年くらい前の情報だからケイゴが聞いた情報が確かなら 生息地が移動してる可能性があるわ」
「確かにそうだな それと Cランク『魔獣』はどんなのいるんだ?」
「この辺のCランク『魔獣』ね? アイアンタートルね 鉄のように硬いのよ」
「魔法は効くのか?」
「ええ 逆に物理攻撃やボムは効きづらいみたい」
俺とテレジアは食事を済ませて外門の外へ出てみた。テレジアは『フラッシュ』を焚き、日が落ちた山道を照らしながら辺りを散策する。すぐ近くには沼地がありカエルの声が鳴り響いていた。
ジャバジャバッ ピチャピチャ
何か沼地から音がする、どうやらこちらへ向かってきたようだ。テレジアが『フラッシュ』で照らすと子供が二人、沼地から上がってきた。子供といっても十五歳くらだろうか、女の子と男の子で袋を持っていた。
「大丈夫? 何してたの?」
テレジアが声をかけると子供は答えた。
「うん 大丈夫 カエルを捕まえていたの」
「カエル? 捕まえてどうするの?」
「え? 食べるんだけど… どうして?」
女の子が、そう答えた。
よく見ると道の反対側に荷台と連結したロバがいた。
「もしかして君達はポーターなの?」
「あっ はい 冒険者の方ですか?」
「ううん まだ登録はしてないけど 危ないわよ? この辺『魔獣』が出るらしいし」
「この辺は出なくなりました 代わりに町の南側の沼地にアイアンタートルは移動したみたいです」
「そうなんだ ありがとう」
「でも タファリはこの先の山に入ると出てきます たまにマジックボアも出るらしいので気をつけて下さい」
「変わってないのね ありがとう! 君達これから何処に行くの?」
「町に戻って 組合の前で寝ます」
「……そっか 気をつけてね」
「はい」
丁寧な言葉遣いをする男の子が、テレジアの問いに受け答えた。テレジアは、その場を離れて町に向かって歩き出した。俺も後をついて行く。
「あの子達はポーターか」
「うん そうみたい お金ないんだわ きっと…」
「そうなのか?」
「そうよ じゃなかったらこんな沼地にカエルなんか捕まえに来ないわ」
「……ふーん」
「店で出されたカエルなら分かるけど 自分で捕まえて食べるんだもん…」
「でも美味いんだろ? カエルは食ったことないけど」
「……それはそうだけど」
「キャア!」
「だっ 誰かいませんか!? マジックボアに人が襲われてます!」
さっきのポーターの声だった、女の子の叫び声と男の子の助けが聞こえた。俺とテレジアは、すぐさま引き返しポーターの居た場所に戻った。
「おい! どうした!?」
「そっ そこにマジックボアが……」
「…だ 誰か助けて…… うっ 動けない…」
ポーターと出会った場所から、少し上がった山道の坂道で一人の男が道に座り込んでいた。その先には十五メートルほど離れた場所から、座ってる男に睨みを効かせてる大きなイノシシがいた。まるで、闘牛のように前足で地面を引っかくような仕草をしていた。
「……ケイゴ それがマジックボアよ 魔法が一切効かないわよ…」
「こいつが……」
「君達はもっと下がっていて! 出来るだけ下に居て!」
「はっ はい!」
ポーターの二人は、ロバを引き山道を下って行った。
「おい! しっかりしろ 今助けてやるからな!」
「はぁ……はぁ… はぁ…… はぁ…」
男は、足を攻撃されたのか動けなくなっていた、すでに意識が朦朧もうろうとしてる。
「とりあえず 俺に引き付ける!」
俺は鉄パイプを右手に持ち、距離を詰める。牛より一回り大きな体……一体、何処が弱点なのか考えた。
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俺は、今からAランク『魔獣』マジックボアに戦いを挑む事になった。
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