転生悪役召喚士見習いのΩくんと4人の最強の番

寿団子

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召喚士の一日の終わり

耳元で聞こえるラルフの声は、余裕そうだったのに唸り声を上げていた。

繋がったまま降ろされて、床に寝かされた。
背面でやっていたからやっとラルフの顔が見えた。

余裕のない理性が失われてつつある瞳で俺を見つめていた。

思いっきり打ちつけられて、奥の奥にぶつかる。
その衝撃でイってしまい、苦しくて気持ちいい感覚のまま全身を擦られてラルフにしがみつく事しか出来なくなった。

俺のがラルフの腹筋で擦れて、イくのが止まらなくなる。

もう無理って思ってラルフの背中を軽く叩いても、腰を打ち付ける速度は変わらなかった。

「あっ、ら、ラル…ダメだって…また、いっ…イッッ!!!」

「はぁ、はぁ…マスターッ」

ラルフを中が締め付けて、余計に煽るカタチになり弱いところを突かれて身体が痙攣する。
もう無理、もう出ないと訴えてもラルフは俺の弱いところを責め続けた。

腹の奥に熱いものを感じて、ラルフもイったんだと安堵した。
ヒートを俺が出したとはいえ、ラルフの前では俺が抱き潰されると怖かった。

今度はちゃんと抑制剤の場所を覚えておこうと心に誓った。

ラルフの腕を掴むが、何故かラルフは俺から抜こうとしなかった。
首を傾げて、ラルフの方を向くと息が荒くなっていた。

俺の血の気はだんだん引いていくのが分かった。

「マスター、もっとしたい…」

「えっ、いや…もう終わったんじゃ」

「マスターは一回で足りると思ってんのか?」

「えっ…ぁ、あっ!」

「マスターも、またヒートになっても俺が満足させてやるからな」

満足って、ラルフの話じゃないのかと言いたいが俺の口は喘ぎ声しか出せなくなった。

ロキさんが起きて、ラルフを引き剥がしてくれるまで俺はイかされ続けた。









ーーー

ロキさんが買い物に行くから、俺は手伝いで同行した。

抑制剤が何処を探してもない事に不思議に思い、ラルフを問い詰めた。
俺に嘘を付けないラルフは自分が持っている事を白状した。

罰としてラルフには留守番をお願いしている。

騒いで心苦しかったけど、躾も必要だとロキさんに言われた。
一日中留守番をお願いするわけじゃないし、食事も用意しているから大丈夫だ。

「特級ランクの魔物って、あんなに発情狼になるんだっけ」

「…ラルフは異例なんですか?」

「マスターに忠誠を誓ってもあんなに…番だからかな?」

いろんな事を知っているロキさんでもラルフの事は理解不能らしい。
散々されていたから腰を気遣われて、ロキさんの魔法の治療で大丈夫だと袋を抱えた。

食材と珍しい素材を買いにいろんな店を見回った。

野菜、肉、調味料とそれぞれ違う店にありテーマパークのようで楽しかった。
特に素材を売っているよろず屋は店内が薄暗くて、売っているものも剥製や薬漬けのもの、鼻が折れ曲がりそうなほどの激臭のものまで揃っていた。

ロキさんは注文していたものを受け取りに来ただけで、小さな箱を手にして店を出た。
常連の様子だし、俺も御用達になるのかな。

あの小さな箱になにがあるのか、好奇心はあった。

「ロキさん、その箱ってなんなんですか?」

「え?気になる?」

「はい!」

ロキさんの仕事で使うものなのは分かっているが、なにが入っているんだろう。
少し考えてから「アルトくんが怖がるからやめとくね」と言っていた。
俺が怖いと思う中身っていったいなんなんだろう。

余計に気になるが、知らない方がいいのかもと思う事にした。

帰り道を歩いていたら、ロキさんが思い出したかのように声を上げた。

「アルトくん、抑制剤飲んでないよ」と言われて俺も思い出した。
ラルフとしてすっかり抑制剤を飲むのを忘れていた。

俺の特異体質はヒートが治っても来るから油断ならない。
抑制剤を飲んだ方が飲まないより安心出来る。

落ち着ける場所に行こうとなり、街外れの路地裏に向かった。

人通りがなくて寂れていたが、綺麗な場所だ。
建物に寄りかかり、ロキさんと強く手を握る。

「んっ、はぁ…んんっ」

「大丈夫、ちゃんと息を吸って…ゆっくり…そう…」

唇が重なり、舌が押し込まれて錠剤を流し込む。
ちゅっ、と音を立てて唇が離れていく。

抑制剤を飲むだけなのにヒートを誘発してしまいそうだ。

ラルフから返してもらった抑制剤が入った箱をポケットに押し込む。
ギュッと抱きしめられて「大丈夫?落ち着いた?」と耳元で囁いてきて、頷いた。

気持ちは落ち着いた、落ち着いたけど…

ロキさんは「帰ろっか」て笑って歩き出した。

優しいよな、俺の体調を気遣って何も言わない。
触れるのもキスだけだ、それ以上はしばらくしていない。
ズボン越しから興奮しているのは分かるが、本人は気にしていない様子だった。

番ってそういうものなのか分からない。

興奮は放っておいているのに、一目は気にして人から見えない道を選んで歩いていた。
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