転生悪役召喚士見習いのΩくんと4人の最強の番

寿団子

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三人いっしょ

ロフトにさすがに三人の男が入ると窮屈だが、今はそれが心地いい。
中にロキさんのがゆっくりと入っていき、気持ちいいところに当たる。

ビクッと反応して、中を締め付けるとロキさんが小さく声を出して吐息も混じる。

顔の横にラルフのものが見えて、優しく触れるとラルフも眉を寄せて熱い視線を向ける。
ロキさんのが中で擦られて、俺の口いっぱいにラルフのが入る。

俺も声が出そうになるが、ラルフのを咥えているからくぐもった声しか出ない。

三人の息遣いが重なり合って、ロキさんと繋がった気持ちよさで力が抜けそうになる。
ラルフも気持ちよくしたいから片手で擦って、吸い付いた。

もう片方の手はロキさんに繋がっていて、ギュッと握る。

「はぁっ、マスター…美味しそうに咥えて」

「アルトくん、僕も気持ちよく出来てる?」

「んんんっ!!」

ラルフに頭を撫でられて、ロキさんに奥を激しく突かれて頭が真っ白になる。
身体がぶつかる音とヒートのにおいが充満する。

勢いで噛んでしまいそうになるから、口から離した。
裏筋を舐めて、亀頭に口付けしていたがそれも出来なくなる。

イきそうになり、身体が震えてシーツを握りしめる。

この場にいる全員快楽に抗う事は出来ない。

俺の顔面に熱いものが掛けられて、俺の中がロキさんので満たされていく。
三人で初めてしたけど、上も下も満たされて気持ち良かった。

ロキさんのが抜けても、まだヒートが治らない。
いつもより気持ち良かったからかな、しばらくすれば治るかな。

ボーッと天井を見つめていたら、視界にラルフが映り込んだ。

「今度は俺の番だ」

「えっ、あっ!」

「アイツので妊娠したらどうするんだよ、俺がマスターを満たす」

まだ敏感になっている中にラルフがゆっくりと入ってきた。
すぐに俺の感じる場所を打ち付けてきて、中が痙攣する。

ダメだと言っても全く止める気配がなく、ロキさんの方に視線を向ける。
俺の手を掴んで軽く噛んで、俺の首輪に触れた。

パキッと音が聞こえて、無防備な首にロキさんは噛み付いた。

その瞬間に、何度目かの絶頂を迎えた。

まだまだ長い夜は、始まったばかりだ。

奥を抉られると、頭の中は気持ちいい事しか考えられなくなる。

うわ言のように「もっと、もっと…」と求める事しか出来ない。

それに二人は快楽を与えてくれる、それが俺達の幸せなカタチだ。

「マスター…」

「アルトくん」

「ロキさっ…ラルフ…イっちゃっ…」

三人で手を握り合わせて、俺達はほぼ同時に絶頂した。








ーーー

依頼を受けた草原にやってきた俺達は、地図を頼りにやって来た。

ここでいいんだよな、でも周りを見渡しても魔物らしき影は何処にもない。

綺麗な緑色の草原はまるで冒険の始まりに出て来る場所のようだ。

野生の動物もいて、そこだけ見たら帝国のように平和だ。
まだ来たばかりなのに、ラルフは大きく欠伸をして飽きていた。

なにかヒントはないのかと、ロキさんは依頼の紙と睨めっこをしていた。
スライム一匹もいないけど、本当にここで合っているのか不安になる。

「野生の動物の被害か…じゃあ動物達の近くに居そうだよね」

「動物、牛とか鶏かな」

俺とロキさんは動物の周りを見て、怪しいものがいないか注意した。

反対方向を向いていたラルフは小さな声で「あ…」と呟いた。
俺とロキさんは後ろを振り返ると、今まさに鶏を襲っている全身緑色の魔物を見つけた。

頭は豚で棍棒を振り上げていて、俺達と目が合った。

一歩踏み出すのと同時に魔物も一歩踏み出していた。

俺達に向かってくる事はなく、全速力で逃げていた。
俺達はここに来たばかりなのに、なんでそんな逃げるんだ!?

追いかけても距離が縮まる事はなく、俺の体力が先に切れそうだ。

「チッ、雑魚のくせにちょこまかと……おい根暗!」

「はぁ、はぁ…な、何だよ変態狼」

「今だけはマスターを抱き上げる事を許可する」、

「はぁ?なんでお前の許可がいるん……」

ロキさんはそこまで言って、何を思ったのか俺を抱き上げた。
走っている最中だったから、びっくりして身体を硬直させた。

俺の横をなにかが通り抜けた突風が吹いた。
ロキさんに支えられていなかったら飛ばされていたかもしれないほどに強かった。

その風はラルフで、さっきよりもスピードを上げて一気に魔物と距離を詰めた。

飛び蹴りをして、魔物を吹き飛ばして俺の目をロキさんが覆った。

「アルトくんは見ない方がいいよ」と言われて、なにが起きているのか全く分からない。
ただ、悲鳴のような音が遠くから聞こえて来るが気のせいなのかな。

ただ、ラルフが帰ってきた時にさっきはなかった緑色の液体が付着していた。

いろいろと察して、触れないようにしようと思った。

どうやら魔物が姿を見せなかったのは、ラルフより格下の魔物だったからだ。
魔物同士の力の強さは魔物にしか分からない。

動物は魔物ではないから、ラルフの力を込めた石を置いても反応はない。
魔物避けの石を作り、これで被害は防げるはずだ。

俺の初めての依頼は危険な事もなく終わった。
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