4 / 30
始まりの出会い
翌朝、眠気の代わりに全身に痛みを感じながら森の中を歩いていた。
缶詰を食べて腹ごしらえは終わったが、食料は残りわずかだ。
早めに食料確保をしないと腹が減ってどうしようもなくなる。
地図を見ながら、現在地を予想して歩き続ける。
どんなに深い森なのか、子供の足だからなかなか進まないのか分からなくなる。
見上げると、野鳥の声が響いて足を早める。
目の前の草が風に揺れていて、嫌な予感で後ろに下がる。
草が風ではない力で大きく揺れていて、なにかが飛び出してきた。
魔物が出たと思い、荷物を振り回して抵抗した。
飛び出して来たのは人間のようで、俺の横を走っていった。
人間だと気付いて、振り回す手を止めて後ろを振り返る。
子供っぽい身長だけど、俺の他に子供がいたのか。
地面の揺れが大きくなり、子供が飛び出してきた方向を見た。
そこにいたのは人間の何倍も大きなゴーレムだった。
「うわぁぁっ!!」
地面に足が引っかかりながら、俺も全速力で走った。
魔物!?魔物だよな、なんでこんなところにあんな大きな魔物がいるんだ!?
俺の護身用は包丁しかない、ゴーレムに刃物が通るとは思えない。
どのくらい走って逃げればいいのか、もしかしてどちらかの体力がなくなるまで?
俺の体力は荷物を持っているから、既に限界が近かった。
足を少しでも緩めれば、すぐに追いついて殺される。
この場を逃げる方法を考えないといけない。
考えながら走っていたら、横から腕を掴まれて思いっきり引っ張られた。
横に身体がズレて、口を塞がれてうつ伏せで覆い被さってきた。
地面が揺れて、心臓の鼓動もだんだん早くなる。
緊張の中、地面の揺れがだんだん小さくなっていく。
そして静寂が訪れて、口を塞いでいた手が離れて重みもなくなった。
俺も起き上がり、後ろを振り返ると子供が立っていた。
金髪の美しい容姿の少年が俺をジッと見つめていた。
「すまなかった、巻き込んで…怪我はないか?」
「大丈夫です、助けてくれたので」
「元は私が連れてきた魔物だ、助けたとは言わない」
少年は申し訳なさそうに深々と頭を下げた。
そこまでじゃないから顔を上げてと言っても上げてくれない。
本当に怪我はないから、そこまで責任を感じなくていいんだ。
どうしようかと悩んでいたら、少年の両手に抱かれている生き物を見つけた。
真っ白な毛並みで耳が大きな野うさぎの足が真っ赤に滲んでいた。
怪我をしているのか、すぐ手当てをしないと森の中で感染症になる危険がある。
布袋を開けて、振り回して逃げたせいでぐちゃぐちゃになった荷物の中から救急セットを取り出した。
箱に入れていたから、中は綺麗でこれなら使える。
「あの、その子…俺に手当てさせてください」
「手当て出来るのか?」
やっと顔を上げてくれて、俺は救急セットを見せた。
少年に抱かれる野うさぎの足を軽く消毒すると、痛かったのか暴れていた。
すぐに背中を少年が撫でると大人しくなった。
凄いな、動物に信頼されてるんだな。
これなら手当てしやすいと、薬草の塗り薬を塗って包帯を巻いた。
痛みが落ち着いたのか、野うさぎは目を閉じていた。
切り株の上に少年が座り、俺は地面に座った。
膝の上で目を閉じて眠る野うさぎが可愛い。
「この子はどうしたんですか?」
「森を歩いていたら倒れている野うさぎがいて、助けようとしたら神殿の前で罠を踏んでゴーレムが襲いかかってきたんだ」
野うさぎを優しく撫でて、小さくため息を吐いた。
なるほど、ゴーレムに追いかけられている理由も分かった。
俺は修行のためにここにいるから、運良く魔物に遭遇しないだけで帰れるわけないか。
いろんな罠がこの森の中に仕掛けられているのかもしれない。
前だけじゃなくて、足元もよく見ておかないとな。
ん?神殿?何処かで見た事があるなと地図を開いた。
持って帰るルビーの印は建物の中にあった。
もしかして、その神殿は俺が探している場所なのかもしれない。
「ところで君は何故ここに?」
「この森の中にあるルビーを探しに来たんです、多分その神殿の中にあるかもしれない」
「ルビー…ルビーの瞳の事か?」
「多分そうかもしれません!」
「……盗人?」
少年の顔が疑いのある顔になり、慌てて否定した。
否定しても、ルビーを探している事実は嘘ではない。
俺自身、盗む気はないが他人から見たらそうなるよな。
もしそうするしかないなら、ずっとここで暮らす覚悟をしよう。
ルビーは諦めて、とりあえず食料になりそうなものがある場所を探さないと。
空を見上げると、まだ明るいから時間はある。
少年はなんで森の中を歩いていたのか分からない。
でも、この森に関しては俺より詳しそうだ。
「ルビーは諦めました、魚が取れる川の場所が知りたいです」
「あっさり諦めるんだな」
「盗人になりたくはないので!」
ルビーが他人のものなら、そんなものいらない。
森の仙人にでもなろうかな、リアーナの事を見守りたかったが仕方ない。
ゲーム通りになるなら、俺が見守らなくても大丈夫だ。
少年は頷いて、野うさぎを抱いて立ち上がった。
俺も荷物を抱えて、少年の後ろを付いて行く。
地図を覚えようと、照らし合わせながら歩いた。
今までは、どんなに歩いていても辿り着く事は出来なかった。
少し歩いただけで、綺麗な水が流れる川が目の前に広がっていた。
「ここなら魚がいる」
「ありがとうございます!」
川に近付いて、覗き込んでみると魚が泳いでいた。
布袋を地面に置いて、魚をジッと見つめて両手を川の中に入れた。
泳ぐように手からつるっと滑り、魚が逃げてしまった。
何度やっても滑ってしまい、全然捕まえられない。
釣竿があれば良かったが、家には釣竿はない。
俺の横に少年が立って、手を川の中に入れると魚を握って川から手を抜いた。
少年の手にはぴちぴちと尾を動かしている魚がいた。
キラキラと目を輝かせて、尊敬の眼差しで見つめる。
野うさぎが後ろから俺達を見守っていて、タイミングを教えてもらう。
1回目は早すぎて、2回目は遅すぎて魚が逃げた。
タイミングを掴むために、少年が後ろに立ち俺の手に手を重ねた。
そして、教えられて3回目少年と共に川の中に手を突っ込んだ。
片手で魚の逃げ道を塞ぎ、もう片方の手で魚を掴んだ。
当然抵抗するために、水飛沫を出しながら暴れる。
「力を緩めるな、そのままの力で引き出せ!」と言われて言われた通りに腕を川から出すと、キラキラと水飛沫が飛んだ。
缶詰を食べて腹ごしらえは終わったが、食料は残りわずかだ。
早めに食料確保をしないと腹が減ってどうしようもなくなる。
地図を見ながら、現在地を予想して歩き続ける。
どんなに深い森なのか、子供の足だからなかなか進まないのか分からなくなる。
見上げると、野鳥の声が響いて足を早める。
目の前の草が風に揺れていて、嫌な予感で後ろに下がる。
草が風ではない力で大きく揺れていて、なにかが飛び出してきた。
魔物が出たと思い、荷物を振り回して抵抗した。
飛び出して来たのは人間のようで、俺の横を走っていった。
人間だと気付いて、振り回す手を止めて後ろを振り返る。
子供っぽい身長だけど、俺の他に子供がいたのか。
地面の揺れが大きくなり、子供が飛び出してきた方向を見た。
そこにいたのは人間の何倍も大きなゴーレムだった。
「うわぁぁっ!!」
地面に足が引っかかりながら、俺も全速力で走った。
魔物!?魔物だよな、なんでこんなところにあんな大きな魔物がいるんだ!?
俺の護身用は包丁しかない、ゴーレムに刃物が通るとは思えない。
どのくらい走って逃げればいいのか、もしかしてどちらかの体力がなくなるまで?
俺の体力は荷物を持っているから、既に限界が近かった。
足を少しでも緩めれば、すぐに追いついて殺される。
この場を逃げる方法を考えないといけない。
考えながら走っていたら、横から腕を掴まれて思いっきり引っ張られた。
横に身体がズレて、口を塞がれてうつ伏せで覆い被さってきた。
地面が揺れて、心臓の鼓動もだんだん早くなる。
緊張の中、地面の揺れがだんだん小さくなっていく。
そして静寂が訪れて、口を塞いでいた手が離れて重みもなくなった。
俺も起き上がり、後ろを振り返ると子供が立っていた。
金髪の美しい容姿の少年が俺をジッと見つめていた。
「すまなかった、巻き込んで…怪我はないか?」
「大丈夫です、助けてくれたので」
「元は私が連れてきた魔物だ、助けたとは言わない」
少年は申し訳なさそうに深々と頭を下げた。
そこまでじゃないから顔を上げてと言っても上げてくれない。
本当に怪我はないから、そこまで責任を感じなくていいんだ。
どうしようかと悩んでいたら、少年の両手に抱かれている生き物を見つけた。
真っ白な毛並みで耳が大きな野うさぎの足が真っ赤に滲んでいた。
怪我をしているのか、すぐ手当てをしないと森の中で感染症になる危険がある。
布袋を開けて、振り回して逃げたせいでぐちゃぐちゃになった荷物の中から救急セットを取り出した。
箱に入れていたから、中は綺麗でこれなら使える。
「あの、その子…俺に手当てさせてください」
「手当て出来るのか?」
やっと顔を上げてくれて、俺は救急セットを見せた。
少年に抱かれる野うさぎの足を軽く消毒すると、痛かったのか暴れていた。
すぐに背中を少年が撫でると大人しくなった。
凄いな、動物に信頼されてるんだな。
これなら手当てしやすいと、薬草の塗り薬を塗って包帯を巻いた。
痛みが落ち着いたのか、野うさぎは目を閉じていた。
切り株の上に少年が座り、俺は地面に座った。
膝の上で目を閉じて眠る野うさぎが可愛い。
「この子はどうしたんですか?」
「森を歩いていたら倒れている野うさぎがいて、助けようとしたら神殿の前で罠を踏んでゴーレムが襲いかかってきたんだ」
野うさぎを優しく撫でて、小さくため息を吐いた。
なるほど、ゴーレムに追いかけられている理由も分かった。
俺は修行のためにここにいるから、運良く魔物に遭遇しないだけで帰れるわけないか。
いろんな罠がこの森の中に仕掛けられているのかもしれない。
前だけじゃなくて、足元もよく見ておかないとな。
ん?神殿?何処かで見た事があるなと地図を開いた。
持って帰るルビーの印は建物の中にあった。
もしかして、その神殿は俺が探している場所なのかもしれない。
「ところで君は何故ここに?」
「この森の中にあるルビーを探しに来たんです、多分その神殿の中にあるかもしれない」
「ルビー…ルビーの瞳の事か?」
「多分そうかもしれません!」
「……盗人?」
少年の顔が疑いのある顔になり、慌てて否定した。
否定しても、ルビーを探している事実は嘘ではない。
俺自身、盗む気はないが他人から見たらそうなるよな。
もしそうするしかないなら、ずっとここで暮らす覚悟をしよう。
ルビーは諦めて、とりあえず食料になりそうなものがある場所を探さないと。
空を見上げると、まだ明るいから時間はある。
少年はなんで森の中を歩いていたのか分からない。
でも、この森に関しては俺より詳しそうだ。
「ルビーは諦めました、魚が取れる川の場所が知りたいです」
「あっさり諦めるんだな」
「盗人になりたくはないので!」
ルビーが他人のものなら、そんなものいらない。
森の仙人にでもなろうかな、リアーナの事を見守りたかったが仕方ない。
ゲーム通りになるなら、俺が見守らなくても大丈夫だ。
少年は頷いて、野うさぎを抱いて立ち上がった。
俺も荷物を抱えて、少年の後ろを付いて行く。
地図を覚えようと、照らし合わせながら歩いた。
今までは、どんなに歩いていても辿り着く事は出来なかった。
少し歩いただけで、綺麗な水が流れる川が目の前に広がっていた。
「ここなら魚がいる」
「ありがとうございます!」
川に近付いて、覗き込んでみると魚が泳いでいた。
布袋を地面に置いて、魚をジッと見つめて両手を川の中に入れた。
泳ぐように手からつるっと滑り、魚が逃げてしまった。
何度やっても滑ってしまい、全然捕まえられない。
釣竿があれば良かったが、家には釣竿はない。
俺の横に少年が立って、手を川の中に入れると魚を握って川から手を抜いた。
少年の手にはぴちぴちと尾を動かしている魚がいた。
キラキラと目を輝かせて、尊敬の眼差しで見つめる。
野うさぎが後ろから俺達を見守っていて、タイミングを教えてもらう。
1回目は早すぎて、2回目は遅すぎて魚が逃げた。
タイミングを掴むために、少年が後ろに立ち俺の手に手を重ねた。
そして、教えられて3回目少年と共に川の中に手を突っ込んだ。
片手で魚の逃げ道を塞ぎ、もう片方の手で魚を掴んだ。
当然抵抗するために、水飛沫を出しながら暴れる。
「力を緩めるな、そのままの力で引き出せ!」と言われて言われた通りに腕を川から出すと、キラキラと水飛沫が飛んだ。
あなたにおすすめの小説
番を拒み続けるΩと、執着を隠しきれないαが同じ学園で再会したら逃げ場がなくなった話 ――優等生αの過保護な束縛は恋か支配か
雪兎
BL
第二性が存在する世界。
Ωであることを隠し、平穏な学園生活を送ろうと決めていた転校生・湊。
しかし入学初日、彼の前に現れたのは――
幼い頃に「番になろう」と言ってきた幼馴染のα・蓮だった。
成績優秀、容姿端麗、生徒から絶大な信頼を集める完璧なα。
だが湊だけが知っている。
彼が異常なほど執着深いことを。
「大丈夫、全部管理してあげる」
「君が困らないようにしてるだけだよ」
座席、時間割、交友関係、体調管理。
いつの間にか整えられていく環境。
逃げ場のない距離。
番を拒みたいΩと、手放す気のないα。
これは保護か、それとも束縛か。
閉じた学園の中で、二人の関係は静かに歪み始める――。
大学一軍イケメンにいちご狩りに誘われた陰キャの俺、なぜかいちごじゃなくて俺が喰われたんだが(?)
子犬一 はぁて
BL
大学一軍イケメン×大学九軍陰キャ
喰われるなんて聞いてないんだが(?)
俺はただ、
いちご狩りに誘われただけだが。
なのに──
誘ってきた大学一軍イケメンの海皇(21)に
なぜか俺が捕まって食われる展開に?
ちょっと待てい。
意味がわからないんだが!
いちご狩りから始まる
ケンカップルいちゃらぶBL
※大人描写のある話はタイトルに『※』あり
その首輪は、弟の牙でしか外せない。
ゆずまめ鯉
BL
養子ゆえに、王位継承権を持たないオメガで長男のレイン(24)は、国家騎士団として秘密裏に働き、ただ義弟たちを守るためだけに生きてきた。
第一継承権を持つアルファで次男のリオール(19)は、そんな兄に「ごく潰し」と陰口を叩く連中を許せなかった。自分を犠牲にしてまで守る価値はないと思っていた。なにかと怪我の多い国家騎士団を辞めさせたかった。
初めて訪れた発情期のとき。約束をすっぽかされたリオールが不審に思い、兄の部屋へ行くと、国家騎士団の同僚──グウェンソード(28)に押し倒されるところを目撃して激高する。
「今すぐ部屋から出ろ!」
独占欲をあらわにしたリオールは、グウェンソードを部屋から追い出し、兄であるレインを欲望のままに抱いた。
翌朝、差し出されたのは特注の首輪──外せるのはリオールのみ。
「俺以外に触らせるな」
そう囁かれたレインは、何年も首輪と弟の執着に縛られ続けてきた。
弟には婚約者がいるのに、こんな関係を続けてもいいのか。
本当にこのままでもいいのか。
ひたすら執着して独占したがる弟と、罪悪感に苛まれる兄。
その首輪は、いつか弟の牙で血に染まるのか──。
どうにかしてレインを落としたいリオールと、弟との関係に悩むレインのオメガバースです。
リオール・グランケット(19)×レイン・グランケット(24)
※この作品は2015年頃に本文を書き、2017年頃にオメガバースに改稿、さらに2026年に手直しした作品になります。読みにくいかもしれません。ご了承ください。
三人称ですが攻めだったり受けだったり視点がよくかわります。攻め視点多めです。
腐男子♥異世界転生
よしの こひな
BL
ある日、腐男子で新卒サラリーマン・伊丹トキヤの自室にトラックが突っ込む。
目覚めたトキヤがそこで目にしたのは、彼が長年追い続けていたBL小説の世界――。しかも、なんとトキヤは彼が最推しするスパダリ攻め『黒の騎士』ことアルチュール・ド・シルエットの文武のライバルであり、恋のライバルでもあるサブキャラの「当て馬」セレスタン・ギレヌ・コルベールに転生してしまっていた。
トキヤは、「すぐそばで推しの2人を愛でられる!」と思っていたのに、次々と原作とは異なる展開が……。 ※なろうさん、Caitaさん、PIXIVさんでも掲載しています。
俺以外美形なバンドメンバー、なぜか全員俺のことが好き
toki
BL
美形揃いのバンドメンバーの中で唯一平凡な主人公・神崎。しかし突然メンバー全員から告白されてしまった!
※美形×平凡、総受けものです。激重美形バンドマン3人に平凡くんが愛されまくるお話。
pixiv/ムーンライトノベルズでも同タイトルで投稿しています。
もしよろしければ感想などいただけましたら大変励みになります✿
感想(匿名)➡ https://odaibako.net/u/toki_doki_
Twitter➡ https://twitter.com/toki_doki109
素敵な表紙お借りしました!
https://www.pixiv.net/artworks/100148872
繋ぎの婚約を契約通り解消しようとしたら、王宮に溺愛軟禁されました
こたま
BL
エレンは子爵家のオメガ令息として産まれた。年上のアルファの王子殿下と年齢が釣り合うオメガ令息が少なく、他国との縁組も纏まらないため家格は低いが繋ぎとして一応婚約をしている。王子のことは兄のように慕っており、初恋の人ではあるけれど、契約終了時期か王子に想い人が現れた時には解消されるものと考えていた。ところが婚約解消時期の直前に王子宮に軟禁された。結婚を承諾するまでここから出さないと王子から溢れるほどの愛を与えられる。ハッピーエンドオメガバースBLです。毎日18時50分公開予定です
【Amazonベストセラー入りしました】僕の処刑はいつですか?欲しがり義弟に王位を追われ身代わりの花嫁になったら溺愛王が待っていました。
美咲アリス
BL
「国王陛下!僕は偽者の花嫁です!どうぞ、どうぞ僕を、処刑してください!!」「とりあえず、落ち着こうか?(笑)」意地悪な義母の策略で義弟の代わりに辺境国へ嫁いだオメガ王子のフウル。正直な性格のせいで嘘をつくことができずに命を捨てる覚悟で夫となる国王に真実を告げる。だが美貌の国王リオ・ナバはなぜかにっこりと微笑んだ。そしてフウルを甘々にもてなしてくれる。「きっとこれは処刑前の罠?」不幸生活が身についたフウルはビクビクしながら城で暮らすが、実は国王にはある考えがあって⋯⋯?(Amazonベストセラー入りしました。1位。1/24,2024)