どうやら、機械の人間に転生したようです〜ゆっくりほのぼの……したいなぁ〜

朱雀

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異世界転生と、とある少女

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「ん…ふぅ……ここはどこだ?」

 俺__新床しんしょうたつは、見覚えのない、日の差し込む洞窟で目を覚ました。

「俺は、たしか…。」

 妙に動揺しない自分の心に少し驚きながら、俺はここにいる原因を記憶の中から探ることにする…前にここは俺のよく知る現代とは全く違う場所だと言うことがわかった。

 なぜなら、洞窟の外になんとなく出て空を見上げた時に、それがみえたからだ。それは、翼の生えた獅子。…よく見ると、顔と足が鷲のもののようにも見える。大きさは、空にいる距離を考えて、小さくても三メートル。もっと大きくてもおかしくないくらいの大きさだ。

「…はぁああああああ!?」

 だから、俺がスッと洞窟の奥の方に戻って、叫んでしまったのも仕方のないことだと思う。…これは、もしかして…もなくて、異世界とやらか…?

 どうやら、俺は異世界に来てしまったようだ。

「はぁはぁ…一旦落ち着こう。…あれは、伝説の生物で有名なグリフォンか?…だとすると、ここは異世界で決定だな。じゃあ…ステータス。」

 そして、偉大なこの言葉の効力は…なかった。

 俺の異世界の知識は、中学時代にとある病にかかった友人から借りた小説からのものだ。あの病は…とても大きいものだった…。彼は、今もとても恥ずかしい思いをしている。と、今そんな話はどうでもいいな。…俺、意外と思考が余裕だな。

 そんなことを考えていると、脳内で声が響いた。

〈転生者特典「システムサポート」を起動します。〉
〈自己才能表記システム及びその他のシステムの起動終了。システムの展開時のキーは、「システムボード」です。〉

 …俺、脳内にチップでも埋め込まれたのか?…まぁ、いい。最終手段の外に出ると言う前に、情報が手に入るのなら、わざわざグリフォン(仮)のいるところにいる理由もない。

 と言うか「転生者特典」ってことは、俺は転生したんだな。まぁ、前世も別段未練のあるわけでもないしな。今世を楽しむか。

「システムボード」

 声の通りに言ってみると、目の前に半透明の板が出てきた。そこには、自己才能表記システムの名の通り、俺の才能(?)が書いてあった。

タツ  種族:未定  Lv.1
HP:未定
MP:未定     Skill「迷宮王ロード・オブ・ダンジョンマスター
敏捷:未定      「システムサポート」
攻撃:未定      「ーーー」
防御:未定


「…種族は人じゃないのか?」

〈転生者の種族変更要請を受理。種族ガチャを開始します。…個体名 タツの種族は機人となりました。詳細を表示します。〉

 またもや声が響くと、二つのボードが出てきた。

機人アンドロイド
 機会がベースの魔物で、力の強いものほど人と外見が近くなる。伝説の魔物。「システムチップ」と呼ばれる強化具でスキルの入手やしんたいのうりょくなどのきょうかがかのう。また、個体名タツは、スキル「迷宮王」の干渉で心臓以外は人の体になっている。タツの血液は魔力を一万分の一に凝集したモノで、その血液は周囲の魔素を取り込んで作られる。
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